わたしが最近、自分のドメインを全て移転しようとしているVALUE-DOMAINで、格安で大容量のサーバのサービスを提供していることを知りました。サービスの名称は「CORESERVER.JP(コアサーバー)」です。このサーバーの登録方法と設定方法を、初心者の方でも記事を見ながら出来るように解説します。
料金のプランを見て我が目を疑いましたが
プラン | CORE-A | ||
初期費用 | 1,000円 | ||
月額 | 500円 | ||
年額 | 5,000円 | ||
お試し期間 | 15日 | ||
容量・転送量 | |||
ディスク容量 | 15GB | ||
転送量目安(月)※1 | 150GB |
という料金でした。
最初見たときは、月額5000円と勘違いしたくらいに、割安な料金です。
※:画像をクリックすると拡大します。
TypePadとの比較
このうろぐを運用しているTypePadのビジネスプランは年額2万円です。ディスク容量が20G、ドメイン数とブログの制作数が無制限と言うことで格安と思ったのですが、安さの上にはさらに安いサービスがあるものです。
ユーザー登録
まずVALUE-DOMAINのユーザーである必要があります。わたしは既にユーザー登録をすませています。まだの方はVALUE-DOMAINからユーザー登録をしてください。ユーザー登録には費用は掛かりません。
CORESERVER.JP(コアサーバー)の位置づけ
CORESERVER.JP(コアサーバー)はもともとVALUE-DOMAINが無料で提供しているXREA (エクスリア)というレンタルサーバの上位・有料のサービスという位置づけです。無料サーバでは広告が入るほか様々な制約がありますが、有料版では広告の表示はなくなり制約も緩やかになります。
わたしにとっては年額5000円のサーバならただ同然の料金なので、早速試してみることにしました。
CORESERVER.JP(コアサーバー)の申し込み
VALUE-DOMAINにログインしたらCORESERVER.JP(コアサーバー)に移動して、「こちらからご登録頂けます」をクリックします。
「プラン:CORE-Aへのお試し登録はこちらです」をクリックします。
「CORESERVERアカウントを取得・作成」ページへと移動します。
「CORESERVERアカウントを取得・作成」に移動すると「希望ユーザー名(3-10文字)の入力とサーバー選択」>「サーバ仕様」と書かれたリンクがあります。
まず希望ユーザー名を入力しましょう。
わたしは好奇心でどのようなサーバか興味があるので「サーバ仕様」クリックをしてみました。CORESERVERのサーバの一覧表が出てきます。一覧表にあるサーバをs1.coreserver.jpからs74.coreserver.jpまで見ましたが、全て同じ仕様でした。(2008/6/19時点)
好きなサーバを選んでかまいません。好みで選びましょう。
一覧表を見て気づいたのですが、サーバのバランスが欠いています。
Apacheは1.3.37とやや古く(現行は2.2.9が最新バージョン)、Perl は5.8.8と現行のバージョン、PHPは癖のあると評判の最新の5.2.5です。データベースはMySQLが5.1.22とこれも最新のバージョンがインストールされています。
わたしは、Apacheは1.3.x系か2.0.x系、Perlは5.6.x系、PHPは4.3.x系、MySQLは3.23.x系か4.0.x系か5.0.x系が好みなので、若干の不安があります。
PHPはともかくMySQLのバージョンがわたしの作成したCGIとMySQLを組み合わせたシステムと相性が合うかが問題です。これは使ってみなければ分かりません。
そのために15日間のお試し期間が設けられています。
※:お試し期間中はサーバ側の不具合によるエラーは出ていません。
好みのサーバの前にアカウントを入力して「15日間のお試し登録」ボタンをクリックします。規約に合意したかを訊ねる確認画面がでるので「OK」をクリックします。
CORESERVER.JP(コアサーバー)の設定
初心者には難しい
CORESERVER.JP(コアサーバー)にドメインを設定してサーバとして立ち上げるのは以外に面倒でした。CORESERVER.JPで用意されている説明書きがとても分かりづらいので、作業そのものはさほど難しくはないのですが、設定画面が何処のあるのか、設定画面をどの様に書けばよいのかが殆ど分からないので、手探りで少しずつ試しながら、間違えれば元に戻しながらの作業となりました。
サーバの設定に慣れているわたしでもドメインの設定とMySQLサーバの設定に3時間以上費やしたので、初心者の方は手を出さない方が賢明でしょう。敷居は決して低くはありません。数社のサーバで色々なコントロールパネルから設定を経験した方でないとお手上げとなると思います。
ただし、この記事を参考にすれば、初心者は時間がかかるかもしれませんが設定は可能です。
ログイン
CORESERVER.JP(コアサーバー)にログインします。
ログイン情報はCORESERVER.JP(コアサーバー)からメールで送られてきます。
FTP情報、IDやパスワードも記載されているので、紛失しないようにしてください。
ログインするURLはメールに記載されている「管理画面(パスワード・各種情報変更)」の上の行の「coreserver.jp
コントロールパネル
管理メニューのページです。
このページから管理に必要な画面へのリンクが全て貼られています。簡単な解説もリンクの横に書いてあるので、重宝します。
左のメニューからコントロールパネルへ移動するには「項目の説明・仕様」をクリックしてください。コントロールパネルとかかれたリンクはないので迷いやすいです。
混乱しないように、コントロールパネルの上から順に設定を説明して行きます。
FTP設定
ファイルのアップロードなどを行うFTP接続の設定を行います。
メインのFTP情報はあらかじめ入力されています。
独自ドメインを使用してFTPでファイルをアップロードするには、「サブFTPアカウントの追加・編集」から行います。
以上で入力は終了です。
「保存」ボタンをクリックしてください。
データベースの設定
これで入力は終了です。
「作成」ボタンをクリックしてください。
phpMyAdminのインストール
データベースの設定の下にphpMyAdminの「インストール」ボタンがあります。MySQLの管理には必要となりますので、インストールしてください。インストールには数分から数時間かかることもあります。ログインできないときには時間をおきましょう。わたしの場合は2時間かかりました。
「ログイン」か「自動」をクリックするとphpMyAdminの画面に移動します。phpMyAdminにログインするIDとパスワードはデータベースで設定したものと同じですが、管理画面(インストールボタンがある画面)から「ログイン」をクリックすると「認証」がかかっていて、別のIDとパスワードが必要となります。このIDとパスワードは画面のボタンの下に表示されているので、それを入力してください。
※:わたしの場合は「自動」ではサーバ側の設定不良でログインできませんでした。ここのphpMyAdminのインストールはかなり癖があるので、インストールしてもログインできない可能性があります。
独自ドメインの設定
独自ドメインを使ってブログやサイトを公開する設定を行います。
これで入力は終了です。
「保存」ボタンをクリックしてください。
以上で独自ドメインでブログやサイトを公開するサーバー側の設定は完了しました。
独自ドメインをサーバーに合わせて設定をする
VALUE-DOMAINで登録してある独自ドメインを、いま設定をしたCORESERVER.JP(コアサーバ)に合わせて設定をします。
ドメインを表示させる
VALUE-DOMAINにログインしたら、ヘッダー(上)のメニューをクリックして「メニュー」をポップアップウィンドウで表示させます。
「取得済みドメイン一覧」をクリックします。
VALUE-DOMAINに登録してあるドメインが一覧で表示される画面に移動します。
ドメインのネームサーバーの設定
サーバーに設定をするドメインを選びます。
「NS」と黄緑色い文字で書かれている部分をクリックします。
ここでは「hokkaido-canoe.com」を選択しました。
と入力してください。
入力を終えたら「保存する」ボタンをクリックしてください。
ドメインのDNSの設定
サーバーに設定をするドメインを選びます。
「DNS」と黄色い文字で書かれている部分をクリックします。
ここでは「hokkaido-canoe.com」を選択しました。
「DNS設定」画面に移動します。
テキストエリアの下にある「自動設定」の下のプルダウンから自分が契約をしたサーバーを選択します。
選択をすると、「設定フィールド」のテキストエリアに設定項目が自動で入力されます。
ここでは「coreserver.jp」を選択します。100項目以上がありますが、最初の方は無料のxrea.comになります。coreserver.jpはかなり下の方にあるので、プルダウンも時間がかかります。
入力を終えたら「保存」ボタンをクリックします。
設定の終了と動作の確認
FTPソフトでアクセスして、ファイルをアップロードしてください。
その上で、設定した独自ドメインにアクセスをして、サイトやブログが表示されるかを確認してください。表示されれば設定は成功です。
お疲れさまでした。
※注:ドメインとサーバーの設定が浸透するには数分で住む場合もあれば、時には48時間かかる場合もあります。FTPソフトでアクセスできないときは、まだ浸透していないことが考えられるので、時間を置いて再度アクセスしてください。
mizunuma 6月 29th, 2008
Posted In: サーバーの設定とトラブルの回避方法