うろぐ

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AMNのブログパーツカンファレンスに参加してきました。これまでブロガーミーティングには参加してきたのですが、これほど大規模なAMN主催の集いは初参加となります。カンファレンスのパネラーも話を聞く価値のある内容を持った方ばかりでしたので、出席した甲斐がありました。
パネラーは鈴木啓央さん(面白法人カヤック)、グリムス運営チームさん(グリムス)、上野さん(マイネット・ジャパン)の三名を中心に行われました。当日の話をわたしなりの解釈をくわえて書き留めておきます。
 

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まずは受付のお手伝いからです。
わたしもAMNのメーリングリストのメンバーですので、いつもお世話になりっぱなしでは申し訳ないので出来ることがあればお手伝いします。
当日は4名で受付をしましたが、人の波が押し寄せる時には4人でも手一杯でした。自分が役立っている実感が味わえて嬉しかったです。ただ場所を事前に取っておかなかったので、柱の陰の余りよく無い席しか空いていなかったのが残念でした。パネラーの顔が最後まで見られませんでした。これはわたしの落ち度なので、次回からは席を確保した上でお手伝いに入ります。
 

面白法人カヤック

概要と組織としてのおもしろさ

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ブログパーツだけを製作している会社では無いのですが、この日は会社の概要のみを述べただけで、話の内容はブログパーツに終始してくれました。

会社として面白いと思ったのは、旅する支社を設けて、例えば海外のリゾート地に社員数名を派遣してリフレッシュをかねて、違った視線と思考方法からアイデアを生み出したり、新しい仕事の方法を考え出したりしていることです。
 

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これはわたしが年に数回、長い時では1ヶ月ほど旅に費やしていることと似ています。わたしは国内専門ですが、最北端の宗谷岬から日本を見下ろしてみたり、南端の沖縄本島喜屋武岬から見上げてみたりすると、あっと本人も驚く発想が生まれることがあります。北海道一周をしている時は、緊急の仕事をネットカフェでこなしながら旅をしたことがあります。カヤックと違って本店が旅しているわけですね(笑)。
カヤックが法人でこうした取り組みをされていることが、ユニークです。
 

ちなみにキーワード「面白 会社」でgoogle yahooともに1位だそうです。このあたりを自慢するところも子供っぽくて面白いですね。
 

カヤックのブログパーツに対する姿勢

カヤックが作るブログパーツは法人からの請負がほとんどですので、ビジネスです。1点1ヶ月前後を費やすそうです。
カヤックはブログパーツに対して3つの始点からアプローチをしています。

  1. インパクトがあり盛り上がる
    新製品の発売や新サービスの発表など一時出来に盛り上げれば佳とするブログパーツです。数日から持っても数ヶ月が限度です。これは巨費を投じられる企業のみが依頼できる仕事でしょう。
  2. すり込み型でブランドを浸透させる
    例えば凝ったデザインの時計型のブログパーツを作り、ブロガーが自分のブログをカスタマイズする時に思わず貼りたくさせます。毎日ブロガー自身やネットサーファーが見るので、自然に記憶に刷り込まれてブランドが浸透するというものです。色やデザインなどをユーザーが自分のブログに合わせられるようにします。
  3. ブロガーの意見を吸い上げる
    ブロガーが紹介しやすい、初めてブログパーツを貼り付ける時に抵抗が少ないというものです。一つの商品をキーワードとして、その商品を自動で集めてきて、ブログパーツにその記事へのリンクが貼られるという機能を持たせたものもあります。

量が質を生む

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下手な鉄砲、数打ちゃ当たる」ということわざがあります。
カヤックでは量が質を生むというスタンスで、ブログパーツを量産しています。その代わり、開発に要する日数を短縮するように務めています。以外に開発に手間取り、良い製品、サービスが時期遅れとなることがありますので、これは見習いたいところです。
 

面白法人カヤックのURL:http://www.kayac.com/

グリムス

グリムスのメンバーは会社員の5名

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グリムスは非営利のブログパーツを運営する組織です。
当初は2名で始めたサービスですが、現在は5名に増えています。
目的は環境問題、エコロジーを社会的に認知して貰うことです。ブログパーツの利用者の80%が女性だそうです。
収支はサーバ費用などの実費はまかなえるそうですが、人件費は手弁当です。ブログパーツが請け負い以外ビジネスとなりにくい実例といえるでしょう。
 

グリムスのブログパーツ三カ条

  1. 継続性
    ユーザーが一度貼っただけで終わりにさせない。
    変化を付けて、ユーザーを飽きさせない。
    継続してサービスを提供できる。
  2. モチベーションUP
    パソコンの電源を入れてブログにアクセスするのが楽しくなる。
    ブログに書きたくなる。
    デコ魂に火を付ける。
    ユーザーに楽しんでもらえる。
    ユーザーが自分のブログを自分風に飾りたくなるようにしむけ、他社とのデザインや機能での差別化を計らせようと言うことです。ごく当たり前の事なのですが、サービスを提供する側が継続してこれを実践するとなると実に大変です。
  3. 気づきを与えられる
    装飾やゲームとしてのブログパーツではなく、ユーザー自身が成長できる。
    相互的なコミュニケーションが図れる。
    サービスに付加価値が生まれる。

グリムスとは何??

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そもそもグリムスというブログパーツは何なのでしょう?
わたしも知りませんでした。
グリムスのサービスは、ブログを更新するとブログパーツのグリムスの木が成長してゆき、最後には本当にNGO法人の手を経て植樹されるというものです。最後の実際に植樹される、と言うのがエコロジーをユーザーに実感させる決め手でしょう。

個々人は微力ですが、多数が同じ意見を持ち声に出せば、国や大企業も無視できなくなります。そうした動きをグリムスは環境問題という側面からアプローチしています。個々人がブロガーに当たるわけです。
 

育成ゲームの手法

Imgp2726ユーザーに飽きられないために、育成ゲームの手法を取り入れています。
 

  1. 成長パターンは3000通り以上
  2. レアアバターの存在
  3. エントリー不足となると樹が弱る
  4. エントリーの内容によって成長のスピードが変化する。これはエコロジーを記事で取り上げると成長が早くなるなどの仕掛けがあるようです。各ブログで「エコ」が取り上げられることで、web上でエコへの注目度を高めたい、それを促すという目的から取り入れられたようです。

環境問題をみんなで考え共有するのが目的

グリムスが実際に植樹をする事でエコが完結するわけではありません。
グリムスを体験することで、ブロガーが環境問題を意識し考えるきっかけとなって欲しいのです。

グリムスが急成長した訳

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グリムスがあるファンサイトで取り上げられて以来、急成長をしました。
グリムスを利用するファンブロガーはアクティブなため情報の伝搬力が高いので、エントリーが急激に増えます。ファンがグリムスに共感をしてグリムスを育てたと言えるでしょう。更に言えばグリムスが目指す方向が一般の人の共感を得られるものであるという証明にもなったと思います。
 

グリムスのURLhttp://www.gremz.com/

ブログチャート

ブログチャートの生い立ち

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ブログやサイトはアクセス解析をすることで、ページビューやユニークユーザー数、被リンク数などが分かります。しかし、ブログはRSSリーダーで手利き購読をしてくれているユーザーもいるなど、今までにないブログの価値・指数を作り出せないかと言うことで、AMNの徳力さんの発案で企画が始まりました。
 

ブログのページビューは上下しますが、一度マックスを記録してしまうと、その数値が目標となってしまいます。ところがブログはコンテンツと言うよりはページ単位でページビューを稼ぎやすい構造なので、旬の話題がたまたまページビューを集めていたり、影響力のあるブロガーが取り上げてくれたりしただけの一過性のマックスページビューの場合が多々あります。それを目標とすると、どうしても無理となり、モチベーションも維持しにくいでしょう。
ブログは内容によって、読者層が違うので、読み方も違ってきます。例えばネットの技術を扱うブログであれば「はてなブックマーク」の登録数が多くなりやすいです。ファンブログならページビューが多くなりやすいです。RSSリーダーで購読するユーザーが多いブログもあります。こうしたもろもろの数値を指数化しようと言うのがブログチャートの始まりでした。

ドラクエ的な発想

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わたしは残念ながらドラクエというのがなんなのか知らないのですが、上野さんと徳力さんに言わせると、ブログチャートはドラクエ的な側面があるそうです。
ドラクエが腕力を高めて戦士を目指したり、頭脳を高めて魔術師になったりするようなものを取り入れているそうです。
ブログが全てページビューなどを目指すのではなく、それぞれの得意分野の指数を目標として定めて、その目標を達成するようにブログのエントリーを書いたり、ブログパーツを貼ったりすれば良いのだろうと思います。
 

この話はわたしでも分かりました。わたしはブログはこのうろぐがまだ半年もたたない初心者ですが、サイトの運営は10年以上行っています。主要なサイトだけでも7つありますが、それぞれアクセスする方の個性がアクセス解析からでも分かります。ページビューは多いがユニークユーザーがページビューと同数のサイトもあれば、ページビュー多いのにユニークユーザーが極端に少ないサイトもあります。例えば5万pv/1ヶ月のサイトでも、一方のユニークユーザー数は2万で、一方のユニークユーザー数は8千という具合です。
 

ブログチャートのURLhttp://blogchart.jp/

質疑応答

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制作環境

最初に質問をすると言うのは以外に度胸というか慣れが必要です。質疑応答の時間になって誰も手を挙げないのでわたしが口火を切らせて頂きました。わたしとしてはもっとつっこんだ質問をしたかったのですが、最初の質問と言うことで当たり障りのない質問をしたつもりでしたが、会場ではマニアックな質問がいきなり出てきたと受けてしまいました。

ブログパーツは3者ともJavaScritとPHPとフラッシュで制作、動作させています。
カヤックの制作期間は約1ヶ月。
クロスブラウザの問題はIEとFirefoxのみを検証するだけだそうです。クライアントにもこの点は念を押しているみたいです。
 

ユーザーの傾向とサーバー

  1. カヤック
    ユーザーは以外に女性、主婦層が多いそうです。アンケートやキャンペーンで不定期に調査をしているようでした。
    サーバーは自社サーバーと他社サーバーを使い分けているそうです。
  2. グリムス
    女性が80%。
    サーバーは最初はさくらの500円サーバーで始めたのですが1月でパンク、そのため上のクラスに移転したもののこれもすぐにパンク、現在はもうすこし性能の良いさくらのサーバーを借りているそうです。
  3. ブログチャート
    ユーザー層は未把握。
    サーバーは数千万のアクセスでも対応できるが、処理の壁がある。

海外への飛躍

  1. カヤック
    サービスを開始する時には必ず英語版を作成しています。
    中国人向けのブログパーツもあります。
    アジアではかなり受け入れられています。
  2. グリムス
    日本国内向けのサービスですが、立ち上がりでは30%が台湾からのアクセスでした。現在でも5%は台湾からのアクセスです。
  3. ブログチャート
    海外展開は全く考えていないとのことです。

意識しているブログサービス

  1. カヤック
    ライブドアとMTはほぼOK。
    gooやアメーバは連絡を取ってOKを貰うようにしている。
  2. グリムス
    gooとアメーバは未対応。
  3. 意識しているサービスとしてメロメロをあげていました。
  4. ブログチャート
    goo以外の全てに対応。

これほどブログが社会的に認知されているにもかかわらず、gooやアメーバの様に閉鎖的なブログサービスがあることに改めて驚かされました。利用者は今は意識していないのか気づかないのかでしょうが、閉鎖的なブログはいずれはユーザーに見放されると思います。

カヤックのアプローチの仕方

アイデアではなく技術からアプローチをしています。Ajaxが登場したときにはこれをどの様なサービスなら生かせるか、そうした発想をするそうです。

追記

夜の東京を激走

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恒例の懇親会のあと、二次会にわたしを含めて3名で行きました。わたしは浅草に宿を取ってあったのですが、うかつにも終電を乗り過ごしてしまい、自転車で渋谷から浅草まで走ることになりました。驚いたのはお巡りさんが沢山立っていたことです。歩道の上に立っているか歩いている人の半分以上がお巡りさんでした。

ホテルに着いたのは午前2時50分、午前0時にチェックインすると伝えてあったので、ひょっとすると受付が閉まっていやしないかと心配していましたが、嫌みを一言言われただけで泊めてくれました。

荒川サイクリング

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翌朝、午前7時起床、自転車にまたがり上野駅へ。生まれて初めて京葉線に乗り、葛西臨海公園へと向かいます。
この日に荒川サイクリングロードを走ろうと、前日、重い折りたたみ自転車を持ってきたのです。実際、ブログパーツカンファレンスが主目的かこの日の荒川サイクリングが主目的かはわたしにも分かりません。とりあえず、4月下旬以降、1日の休みもなかったので、2ヶ月以上の本当に久しぶりの休日です。
 

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天気予報では雨だったはずが、晴れてくれたが炎天下、何キロ走ったかは分かりませんが、荒川河口の葛西臨海公園の入口から大宮のさいたま新都心まで走りました。走行時間は8時から14時まででした。当日はこんな姿で走っていました。

さすがのわたしも、前日寝ていないからか、炎天下からか、それもと小さなタイヤで漕ぐのに疲れたのか、駅に着いた時には体力を使い果たしていました。
自宅についたのが午後4時。午後7時までぐったりと横になっていました。
 

7月 6th, 2008

Posted In: 参加レポート・ブログ・ブロガーミーティング

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