うろぐ

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6月中旬に開催されたGoogle Analyticsセミナーが好評だったので、月末(2008/6/30)に再度開催されました。前回は申し込みに間に合わず参加できなかったので、今回は開催決定のニュースを聞き込んだ直後に申し込みをしました。主催はキーワードハンターで著名なアユダンテです。出版社のインプレスが共催者となっていました。
参加費用2000円はともかく、わたしの半日を費やす価値があるのかが、一番の不安でしたが、セミナーに参加してみて2000円プラス午後一杯の時間を費やした価値以上の情報を得ることが出来ました。
セミナーは三部構成となっています。
以下、わたしの実際のサイト運営の経験と実績をふまえて、レポートを書きました。
 

第一部 Googleの小杉氏の講演

Google Analyticsの新機能の紹介

コードの変更

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直近で利用できるようになったGoogle Analyticsの「新機能の紹介」の紹介から入りました。
googleはAnalyticsに限らず常に進化を続ける組織なので、利用する側もそれについていかなければなりません。新機能を他社よりも早く使いこなせることが、直接のアドバンテージとなるからです。

今回の新機能は、わたしも愛読していたインプレスの「できる100ワザGoogle Analytics
」が出版された直後に追加されたものでした。読みやすい同書が出版と同時に時代遅れの産物になりかねないほどgoogleの進化は激しいのです。

一番の変化は、トラッキングコードがurchin.sからga.jsに変わったことです。現時点ではどちらも全く同じ機能を有していますが、今後のサポートはga.jsのみになる予定ですので、新規に作成するサイトやページはもちろん、サイトのリニューアルをする際にもga.jsに忘れずに変更しておくことが必要です。会場の参加者の1/3だけが変更されたことを知っていました。セミナーに参加するほど積極的な方たちの間でもトラッキングコードが変更になったことは知られていないのです。一般の利用者での認知度は更に低いでしょう。

新しいコードの最大の特徴はhttphttps区別しなくて済むことです。google側で自動で識別してくれるようになりました。セキュアなサイトを運営している方にとってはこれは朗報でしょう。

サイト内に新旧のコードが入り交じっていても不具合が発生することはありません。ですから、作業のついでに適時新しいga.jsに変えて行けば大丈夫です。あわてる必要は全くありません。

取得できるデータの進化

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取得できるデータが日別週別月別で出来るようになりました。
最大25ヶ月データをgoogleのサーバ上に保存しておけるので、2年+1月のデータを解析したり、比較することが出来ます。また、データはエキスポート出来るので、25ヶ月以前のデータも手元に保管しておくことが出来ます。

サイトの平均値と各コンテンツやページ単位のトラフィックを比較できるようになりました。
この機能のおかげで、サイトの平均値を大きく下回っているコンテンツは何か問題を抱えていることが分かる様になります。

googleのサイト内検索のデータの取得が出来るようになりました。
googleのサイト内検索を利用するユーザーが何を求めて探しているのかが分かります。ユーザーが探していると言うことは、ユーザーが必要としている情報でありながら分かりにくいリンクの張り方をされていると言うことです。
多く探されているコンテンツへのリンクをトップページに持ってきたり、ヘッダーやフッターなど分かりやすい箇所に貼る対策が容易に打てるようになりました。

ベンチマーク機能の積極的な利用

ベンチマーク機能の利用の始め方

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ンチマーク機能はgoogleの規約に同意して利用できる機能です。自サイトのデータがgoogleで利用されるので、セキュアなサイトを運営されている方には向かないかもしれません。

Google Analyticsを利用しているユーザーの平均値(規約に同意したユーザーのデータのみです、匿名性は確保されます)と、自サイトの値を比較できる様になりました。これによって、第三者と自分を比較することが出来ます。自サイトが劣っているのか、優れているのかが客観的に分かるようになりました。比較できるデータはセッション、直帰率などお馴染みのものですから、ベンチマークを利用し始めれば即役に立つでしょう。
 

ベンチマークの概要

ユニークなのはカテゴリ別の比較が出来ることです。物販サイトと情報発信サイトを比較してもあまり意味はありませんが、ベンチマークでは多数のカテゴリが用意されていて、カテゴリ別に自サイトと比較することが出来ます。カテゴリは該当するサイトが100を越えると新設される基準が設けられているので、順次増加していきます。このため、より精度も向上することが期待できます。
なお、カテゴリの分類ですが、これはクローラーが巡回して自動的に区分けするそうです。サイト内のワードなどを元にアルゴリズムで処理するものと思います。

さらに、サイトの規模に応じて、大、中、小規模のサイトの平均値と自動的に比較をしてくれます。1日数百pvのサイトが1日数万pvのサイトと比較されるという、無意味なことがこれで防がれます。

第二部 アユダンテの大内氏の講演

Google Analyticsの導入と初期設定 

何事も最初が肝心

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Google Analyticsを自サイトに導入する時には、初期設定が肝心です。一例を挙げれば、Google Analyticsはデフォルトのページとしてhttp://exampl.com/とhttp://exampl.com/index.htmlを区別します。一度、データとして保存されればあとからの修正は利きません。最初に、http://exampl.com/とhttp://exampl.com/index.htmlは同じですよと、Google Analyticsに設定をしてあげないといけません。こうした細かな注意点が導入時の初期設定に幾つかあります。重要なサイトであればあるほど、データに誤差や間違いが生じてはなりません。何事も初期設定が肝心です。
 

目標を設定しよう

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物販や資料請求のサイトなら目標の設定は簡単ですが、商品やサービスの紹介を目的としたサイトや、あるいは個人の趣味のサイトやブログなどは目標を定めにくいものです。

しかし、何事も目標値があった方が仕事ははかどりますし、何より分かりやすいです。紹介を目的としたサイトや個人のブログであれば、サイトの全体を示すサイトマップをユーザーが訪れたことを目標値と設定するという発想があります。サイトマップを見るほどのユーザーなら、自サイトに興味を持ってくれたと言うことです。

目標値はサイトマップに限らず、自分なりに工夫をして設けると面白いと思います。
 

新しいユーザーを獲得する

ユーザーを捉える

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サイトへのトラフィックを解析すると、ユーザーを呼び込むキーワードが分かります。そのキーワードで呼び込まれたユーザーがサイト内でこちらが期待した動きをしてくれているのか、違うのかを見極めることが重要です。

例えば、数万のユーザーを毎日呼び込んでくれるキーワードがあったとしても、直帰率が90%では意味がありません。むしろサーバに負担をかけるので悪影響が心配です。そうした直帰率の高いキーワードは、何故ユーザーが帰ってしまうのかを分析しなければなりません。

  1. コンテンツがキーワードとミスマッチの場合があります。ユーザーが期待している情報とは全く違っているキーワードでたまたま検索サイトで上位に表示されてしまっている場合などがこれに当てはまります。
  2. コンテンツが貧弱な場合があります。情報を求めに来たユーザが1ページしかコンテンツがなければ立ち去ってしまうでしょう。この場合はコンテンツに厚みを持たせれば有益なユーザーを獲得することが出来ます。

どこからユーザーが訪れているか、参照元も重要です。
検索エンジンは無視できませんが、SEO対策は万能ではありません。検索エンジンからのトラフィックが多く沢山のユーザーを呼び込んでくれていても、実際の購買や資料請求、会員登録など期待した動作をしてくれるユーザーは検索エンジン経由ではなく、個人のブログからのリンクなどからが多い場合があります。
こうした場合、より積極的にユーザーを呼び込んでもらえるように、個人のブログにリンクを貼ってもらえるようにアフィリエイトを導入するなどのアプローチを取ると効果が上がります。

データに表れないキーワードを自サイトに取り入れることも必要となってきます。
自サイトを必要としている人が、自サイトを知っているとは限りません。キーワードで検索をしていても、ヒットしないキーワードで検索をされていたら、自サイトはその人に存在していることが伝わりません。アクセス解析と共に、自サイトで取りこぼしているキーワードを探すことも必要です。ただし、googleでは見えないキーワードを探すことは出来ませんので、キーワードハンターの出番となります。

ユーザーの目線に立つ

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ユーザーの期待を裏切っているコンテンツがないか、検証します。
例えば、購入をする時に、商品の選択から、住所や名前の入力、代金支払い方法の選択、購入の確定という流れの中で、ユーザーが離れてしまうページがあるはずです。
何故なのか?!
ユーザビリティが不味いのか、入力欄が分かりにくいのか、デザインが悪いのか、アクセス解析でユーザが離れたページが把握できるので、常に検証をしなければなりません。

ユーザーが最初に訪れる窓口に当たるページの中で、直帰率の高いページを検証します。
何故か?!
ミスマッチなのか、コンテンツが足りないのか。原因を想定し対策を施します。コンテンツが不足していれば厚みを持たせます。1ページだったものを10ページにするだけで劇的に効果が得られます。

ボトルネックを解消する

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SEO対策、アフィリエイトなどを使って折角、誘導してきたユーザーが買わない、資料請求をしない、入会をしないことが多々あります。どこかにボトルネックが存在するからです。

何故なのかのヒントがFAQ(良くある質問)のキーワード検索の結果にあります。
ユーザーがわからにことがある時には、FAQを見ます。しかしすぐに疑問点を解消してくれるページを見つけられるとは限りません。その際に、ユーザーはFAQ内でキーワード検索をします。そのときに用いられているキーワードがユーザーのボトルネックのヒントです。

物販サイトなら送料がわかりにくいところに掲載されている場合、購入費にいくら送料を足せばすむのかが不安となり、購入を止めてしまうでしょう。これは送料をトップページの目立つ位置にリンクを貼るほか、全てのページのヘッダーなどにリンクを貼ることで解消できます。
キーワード検索の結果に「送料」とあれば、上記を疑う。
その繰り返しでボトルネックを解消して行きます。

入会なら、有料なのか無料なのかが分かりにくいのかもしれません。一般会員は無料、プレミアム会員は有料という場合に、プレミアム会員の募集を焦るあまり有料のプレミアム会員獲得のバナーや紹介が目立ちすぎていて、無料で利用できるはずの一般会員の見込み客を逃しているのです。
キーワード検索の結果に「会費」とあれば、上記を疑う。
その繰り返しでボトルネックを解消して行きます。

結び
以上、簡単ですがわたしなりに当日得られた成果をまとめてみました。
実際には書き足りません
この記事に興味を持たれたから、ぜひ、次回に開催される(?かもしれない)セミナーに参加してください。

7月 4th, 2008

Posted In: アクセス解析

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