2008/7/31にインターネットで付箋が利用できるサービス、lino(リノ)のnatsu(夏)バージョンのブロガーミーティングに参加しました。ネットで付箋が利用できることが何の役に立つのか、ビジネスモデルとして制作会社はどう捉えているのか、がわたしの興味でした。
※注:カメラはキャノン40Dを使用しています。
linoの制作はインフォテリア・オンライン株式会社が行っています。当日のブロガーミーティングの主催も同社でした。
当日はlinoの技術的な解説から始まりましたが、話すスピードが速すぎる上に、こちらがlinoを理解できないでいる内にどんどん先に話が進んでしまったので、結局何を伝えたかったのか、残念ながら十分に聞き取ることが出来ませんでした。
以下、わたしが聞き取れた内容です。
技術的な内容
linoの特徴
以下は、当日の内容をわたしなりの解釈を加えて箇条書きしてみました。
貼る機能
整理する機能
見る機能
みんなで使う機能
ユーザビリティ(使い勝手)
当日、ダッシュボードの画面を使った解説が中心だったのですが、このダッシュボードへの入り方が分かりませんでした。ようやく分かったのはブロガーミーティングの後半、もう終わりに近くなってからでした。質問をしたくてもスタッフが少ない上に、誰がスタッフなのかが分からないので、質問も出来ませんでした。
自分で、linoの画面を一つずつクリックをして、ようやく「ダッシュボード」たどり着きました。
正直に言って、ユーザビリティは悪いです。
直感的なインターフェイスでないため、リンクの名前をみて、このリンクがどの様な機能を果たすかをユーザーが考えなければなりませんが、それが意味不明に近い名称なので、使い方が分からないといった方が正解です。
こうした新しいサービスには必須のFAQも有るのか無いのかすら分かりません。
話の中で、「分からなければこのFAQをクリックしてください」という話は無かったように思います。
ビジネスプラン
ミーティングの中盤で社長さんが出てきて、わたしの知りたかった疑問に答えてくれました。
linoはビジネスとしては考えていないので、現時点では会社の宣伝とユーザーへの無償のサービスの提供が目的だと言うことです。
最近は営業を目的とした仕事の他に、この様な否採算性の業務を手がける企業が増えてきていますが、良いことだと思います。会社が営利を追求する法人である以上、赤字では困りますが、経営に余裕のある会社は、こうした取り組みに積極的になって貰いたいものです。
豪華な軽食
当日は軽食とは言え、豪華な食事が用意されていました。
一番手前にチョコレートとケーキが用意されていますが、最後の残りの10数個を全て食べてしまったのはわたしです(笑)。
linoってなんなの?何の役に立つの?
最初からわたしが疑問に思いつつブロガーミーティングに参加して、最後まで聞いていて結局この疑問は解けませんでした。開発者の方も目的を持って開発をしたのではなさそうです。
技術的に凄いこととは同じエンジニアのわたしには分かります。linoと全く同じシステムを開発してくれと言われれば、わたしは「無理です」と答えざるを得ません。
ただし、linoと同じ機能を持ったシステムを、設計から自由に作ってくれと依頼されれば作れます。わたしが疑問なのは、なぜlinoの様なシステムを開発したかと言うことです。実用性が薄く、しかもユーザービリティに劣るので、使うユーザーもさほど多いとは思えません。また、現状のバージョンでは劇的にユーザー数が増えると言うこともあり得ないと思います。
linoは技術的に凄いサービスです。ただし、制作者も実際に使っているユーザーも使い方を模索している状態です。何かが1つ欠けているのだろうと思います。その何かが加わった時、linoはブレイクするでしょう。しかし見つからなかった場合、いつの間にか消えてしまっているかもしれません。
mizunuma 8月 4th, 2008
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