うろぐ

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経済産業省が「 「平成19年度我が国のIT利活用に関する調査研究」(電子商取引に関する市場調査)の結果公表について」を発表しました。役所らしく難しいタイトルですが、このうろぐで取り上げる話題は、インターネット上で個人が商品を買うことについてだけです。
個人がネット上でどのくらいの買物をしているのか、その内のアフィリエイトを経由しての金額は幾らくらいなのかが分かれば、おおよそのアフィリエイターがてにできる収入も予想できます。

数字を最初に述べると個人を対象としたネットの市場規模は1兆9,720億円です。この中でアフィリエイトとドロップシッピング(以下アフィリエイト)は前者が5,510億円、後者が20億円となり、合計で5,530億円となります。

経済産業省の平成19年度我が国のIT利活用に関する調査のURLはこちらです。
http://www.meti.go.jp/press/20080818002/20080818002.html
http://www.meti.go.jp/press/20080818002/20080818002-1.pdf

日本のBtoC(企業対個人の商取引)の市場規模は5兆3,440億円です(2007、前年比21.7%増)。アフィリエイト経由での購入金額が5,530億円ですから、1割以上の商品がアフィリエイトを経由して購入されていることになります。

この数字を大きいと見るか少ないと見るかは個人差があると思います。
小売業で販売価格の主導権をメーカーから奪い取れるボーダーラインが市場規模の10%以上を抑えることと言われていることを考えると、アフィリエイトは企業からみて決して無視の出来ない存在となっていることは確かです。

アフィリエイトは大規模な企業が行っている場合もあれば、個人がブログなどでこつこつと記事を書いている場合もあり、ひとくくりにすることは出来ません。
しかし、5,530億円の数パーセントがアフィリエイターにコミッションとして支払われていることは、事実です。単純に売上金額の1%をコミッションとしてみても55億円がアフィリエイターに支払われたことになります。

しかし、実際にはコミッションを10%以上にしている商品もありますので、もうすこし金額は大きくなるのではないかと思います。しかし、本来、アフィリエイターに支払われるべき金額が支払われていない現状を考えると、ならして1%と捉える方がより現実的な金額かもしれません。
この55億円を誰が収益とするか、アフィリエイターの実力次第でしょう。

アフィリエイトには問題もあります。

複数のショップを横断して消費者が商品を購入した場合
例えば楽天アフィリエイトは、最初に商品を購入したショップでの金額はコミッションとしてアフィリエイターに支払われますが、その後も消費者が別のショップで購入を続けた場合には、アフィリエイターにはコミッションは支払われません。最初にショップで1万円のハードディスクを購入した後で、次のショップで20万円のノートパソコンを購入しても1万円の1%の100円しかコミッションがアフィリエイターに支払われないことになります。これはYahooショッピングなども一緒です。

つまり、実際にはアフィリエイトを経由して消費者を誘導して購入に結びつけていても、アフィリエイターには支払われない売り上げが多額に上ると予想されます。

アフィリエイトが有効となるcookieの期間も問題があります。
ナチュラムでのcookieの有効期間は2日間です。ネットで購入をするユーザーのほとんどは複数のサイトを比較して購入を決めるのが現実ですから、最初の訪問から2日以内で購入するというケースは希ではないでしょうか?短すぎる期間は企業優位のために問題です。

消費者を販売サイトに誘導していながら、再訪期間の2日を過ぎて3日目に購入をすると、本来アフィリエイターに支払われるべきコミッションを販売者側は支払わずに済むことになります。

経済産業省の報告書の盲点
上記のような理由から、実際にアフィリエイトを経由して商品の購入に結びついている金額はもっと大きな金額になっているはずです。この点が経済産業省の報告書では捉え切れていません。

関連サイト
アフィリエイト経由の流通総額は年間5510億円?経産省調査

8月 21st, 2008

Posted In: アフィリエイトの実践

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