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DELLがInspiron Mini12を新発売するにあたって、コンシューマ向けのブロガーミーティングを開催しました。(10/30 2008)この日はMySQLコンファレンスがあったので、日時が丁度合致していたの早くから参加申し込みをしていました。(代理店:AMN)
Inspiron Mini12は既に店頭発売されている製品ですので、手に取った方も多いと思いますが、DELLの主力の直販サイトではまだ発売されていませんが、なぜかといった裏話まで当日は聞くことが出ました。
 

DELLの担当者の説明

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最初に司会の徳力さんからこの週の月曜日に発売されたばかりのInspiron Mini12が中心に話が進むと最初にアナウンスがありました。
次いで徳力さんから参加者に対して、質問が発せられました。「常時PCを持ち歩いている人」と「これまでにDELLを使った人」に挙手を求めました。
常時PCを持ち歩いている人は参加者の約1/2、DELLを使った経験のある人は参加者の1/3でした。
DELLのスピーカーの佐々木さんに、今日の参加者の色合いを質問をすることによって知らせる趣向です。

わたしが以外に思ったのは、常時PCを持ち歩いている人の割合でした。それほど日常的にPCは持ち歩くものではないと思ったのですが、今回のブロガーミーティングのテーマが「DELLが考えるモバイルPC」でしたので、モバイルノートを使用しているか関心のあるユーザーが必然的に多く参加したのだと思います。
 

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スピーカーの佐々木さんから最初にDELLの会社についての紹介がありました。
DELLの歴史、販売地域、販売台数、従業員数など、一通りの内容です。この辺はDELLに関心のある方ならDELLのwebsiteで調べれば分かることなので、もうすこしつっこんだ話をして欲しいと思うところです。

ここで「日本の役割について」の質問がありましたが、アジア地域の拠点は、工場は中国、ヘッドクオーターはシンガポールということで、日本には重要な拠点はなく単なる市場でしか無いようです。

この点、日本の大和市で開発されているThinkPadとは大きく違うところで、ThinkPadファンやVaioファン、Let’sNOTEファンが多いことに比べると、DELLファンという話しをあまり聞かない理由なのではないかと思いました。自分の国を単なる市場としてしか見ていない製品は、やはり愛着が湧きにくいものです。
 

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次いで、現在販売されている商品のラインナップの簡単な紹介がありました。
DELLのラインナップは大きく分けると3つあり、ハイエンド、ミドル、一般ユースとなっているそうです。一般ユースという言い方をしていますが、入門機種といっても良いのだろうと思います。

DELLの製品はもともとディスクトップが主力で、世界全体がノートブックに需要が移行していく中でDELLが取り残されているという話を以前に聞いたことがありますが、やはり今でもディスクトップに力を注いでいるようです。説明も最初にディスクトップの代表的な3機種の説明から入りました。

次いでノートブックも代表的な3機種を取り上げて簡単な説明をしました。
ここで、司会の徳力さんから「品番の数字はモニターのサイズを表すのですか?」という質問が入りました。この点はlenovoと同じで、13と入っていれば13インチ液晶モニターを搭載したノートブックだそうです。
 

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ここからDELLの長所と短所の説明が入りました。長所を言いたがるメーカーは多いですが、「短所を言うメーカーも珍しいですね」と司会の徳力さんから合いの手が入りました。確かに短所を列挙するメーカーは珍しいかもしれません。

以前に同じAMNで開催したブロガーミーティングで田中貴金属が「お客様からお預かりしている金(きん)は田中貴金属が倒産しても差し押さえられることはありません」と良いところだけと言いながら、田中貴金属に預けた現金は田中貴金属が倒産した場合には金融機関などに差し押さえられてしまいまずお客の手元に帰ってこないことは自分の口からは言いませんでした。わたしが質問をしてやっと答えたくらいです。そのくらい、自分の組織の短所を公にすると言うことは組織の人間としてやりにくいことなのだろうと思います。
 

強み
1.お客様のニーズにあった製品を届ける。
幅広い製品ラインナップから選択可能。
オーダー時に自分の好みのスペックやカラーに構成してオーダー出来る。

2.低価格の実現、及びその維持のための活動。
グローバル展開による仕入れコストの削減。
細部に至る運営コストの削減。
ブロガーミーティングの会場を自社の会場として、経費を削除に努めている。

3.サービスの強化。
保守など、有料サービスをお客が選択をする事が出来る。

弱み
1.デザイン訴求力
スペックと価格を重視してきたため、デザインからのアプローチの経験が少ない。
2002年から2003年、2004年のノートブックのデザインの変遷。
2004年にようやく見られるデザインとなった。

2.革新性のある製品開発
独自性のある製品を開発できない。
NECのネットワークを前提としたルイという商品などがない。

3.地域ニーズにマッチした製品の展開
モニター一体式のPCが日本市場で売れていると言い続けて3?4年かかって製品化できるほど、動きが鈍い。

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こうした弱みを強化する動きが社内にあるそうです。
1.デザインの訴求の強化
Studio Hybrit:ノートPCの内部をミニPCとしてお洒落な筐体に入れたもの。竹製の筐体のデザインは約1万円高いにもかかわらず売れているそうです。

デザイナー:ニューヨーク在住のデザイナーのマイクミンに天板のデザインを依頼するなど、デザイナーとのコラボレーションを図るようになりました。デザイナーがデザインをしたスタジオが1台ありましたが、デザインはわたしが見た限りでは今ひとつです。

特に天板の真ん中に大きく「DELL」のロゴが入ってしまっているので、全体のデザインとの調和が図られていないように感じました。デザインに対しての感性が、DELLの社風として鈍いのだろうと想像できます。
 

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2.エンターテイメント
現時点ではアメリカだけで行われているサービスですが、音楽や映画をプレインストールして販売するサービスを、最近始めました。
知り合いにノートブックをプレゼントする時など、相手の好みに合わせたデザインの筐体だけでなく、中に大好きなアーチストの楽曲や映画がインストールされていれば喜ばれるでしょう。
 

今日の主題のミニノートの話しに入りました。
いま、ミニノートが雑誌やPC情報系のサイト上をにぎわしています。わたしはキーボードが小さすぎるなどの理由からあまり興味がありませんので、それほど盛り上がっているとは知りませんでした。
そういえば、CEANET Japanで東芝のミニノートの前に行列が出来ていたのを覚えています。大手メーカーが初めて出すミニノートとして注目されていたのでしょう。
 

DELLからみると現在のミニノートは幾つかの欠点を持っています。その欠点を補った製品が今回新たに発売されたMini12になるはずです。
現在のミニノートの欠点は「画面が小さくて見にくい(年齢と共に視力が衰えてくることも考えなくてはいけない)、キーが小さくて打ちにくい。」などです。

Mini12のDELLが強調した長所です。
フルPC感覚で利用できるのが最大の強み。
キーボードもHDDもフルPCと同等。
メールやネットに使用するだけなら十分なスペック。
基本的に家の中で使われることを想定している。

スペック
CPUファンがないので静か。図書館などで利用しやすい。
1280*800光沢液晶ディスプレイ
CPUとHDDは2種類から選べる。
色が2色から選べる。
バッテリー駆動時間は3時間半ほど。

DELLはなぜ、今回のMini12を量販店販売での先行発売させるというかという質問がでました。本来ならDELLは直販の企業なので、先行発売させるなら直販が先なのではないかという疑問も入っています。これまでのDELLとは違った販売戦略があるのではないかという疑問です。
答えは、「数が大量に確保できないので、量販店では販売できる数を確保できるが、オンライン販売の分は確保できなかったので、量販店販売を先行させた」というものです。Mini12は日本が世界に先駆けて先行発売されるDELLでは初めての機種になります。DELLが初めて日本市場を重要視したと言うことになるでしょう。そのため、量販店で実機をユーザーに見て触って貰いたいという販売戦略が有るのだろうと思います。日本のユーザーは通販で買うにしても、実機を見ないと買わないユーザーが多いです。

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直販サイトならではのラインナップがあります。キーボードはオンライン販売では日本語キーボードと英文字キーボードの2種類のキーボードを選択できるということです。たぶんJIS配列のキーボードとASCII配列のキーボードを選べると言うことなのだろうと思いますが、わたしを含め誰も興味を示さなかったようで、この点ではつっこんだ質問は出ませんでした。

DELLはディスクトップのイメージがあることを積極的に認めています。
日本の市場からの要望はこれまで無視され続けていたそうですが、最近になってようやく日本の需要のフィードバックが生かされるようになったそうです。
知っている人がいて、「アメリカ製のノートブックは大きくて車での移動が前提に思える。日本の電車での移動に対応していない。」という話でした。わたしはハリウッドの映画に出てくるノートブックしか知らないので、実機を見たことがないので何とも言えません。メグ・ライアンやミッシェル・ファイファーなどの女優がノートブックを使っているシーンを見た限りでは、そんなに大きな代物にも見えません。

デザインが重要視される日本でデザインで見劣りするDELLがシェアを一定パーセント取れているのはなぜかという質問が出ました。Acerなどは世界規模では上位の販売台数を誇りますが、日本国内ではミニノートが普及する過程で初めて耳にした方が多いと思いますが、そうしたメーカーと比較してDELLが健闘している理由は何かという質問です。
答えは「BTOなどカスタマイズ出来ることと低価格なこと。リアルサイト(実店舗)その場で、見て貰ってからオンラインで購入して貰える様な工夫をしていること。」が上げられました。日本のユーザーは見て手にとってからでないと購入する傾向が強いので、リアルサイトを試みたということです。

質疑応答の時間

Img_0868お待ちかねの質疑応答の時間です。軽食を食べながら時間を過ごしました。
DELLファンは居るのか?
    聞いたことがほとんど無い。
MiniシリーズはVista専用なのだがXP対応機種を販売する予定はあるのか?
    XPは今後、対応して行く予定。
SSDを積極的に採用することはあるのか?
    SSDは大容量が価格的に厳しい。製造メーカーが限られているので生産者が価格の決定権を持っているとわたしは聞いたことがあります。このためHDDの様に大量に購入すれば価格を下げる交渉ができるという訳にはいかないのでしょう。
Mini9とMini12の位置づけをDELLはどう考えて居るのか?
    Mini9はサブのノートブックという位置づけ、Mini12はメインのパソコンとしても使うことを想定。
コンシューマーが注文を出すと、一定数の在庫は日本にあり、その在庫から出荷するのか。それとも全て生産国の中国から注文後に輸送されてくるのか?
    中国からの輸送は航空便よりも船便。全ての注文は、注文後に中国から船便で送られて来てから、ユーザーに納品される。
低コストの実現のためになにをしているのか?
    部品は積極的に共有化を図っている。バッテリー:Mini9とMini12は同じものを使用している。
ACアダプターが小さいのはなぜか?
    消費電源が少ないので小さくできた、PCの消費電力がすくないので熱も持ちにくい。
他社と比べて最大の特徴は何か?
    CPUファンが無いこと。(他社製品を見て比べている)
Mini12が日本が世界に先駆けて発売されたと言うことは、日本市場からのフィードバックが影響しているのか?
    Mini12は日本のフィードバックが一番生かされている製品。
PCのデザインが売り上げの決め手となっているのではないか?
    日本だけでなく、世界的にそういう潮流になっていると認識している。
DELLの開発や製造の拠点の所在地は?
    PCの開発の主力はアメリカ。中国と台湾に一部がある。日本にはない。

AMNならではのディスカッションの時間です。

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テーマは「2010年にDELLで製品化して欲しいモバイルノートPC」。最初に写真の様な用紙に自分の考えやイメージを書きます。これを元に参加者全員で意見を述べ合います。人が意見を述べるとひたすら反発して自分の意見を述べる参加者もいれば、まったく沈黙してメモをとり続けている参加者も居ます。この辺の多様性もブロガーミーティングのおもしろさでしょう。
 

最初にでた意見が堅牢性のあるミニノート。
lenovoのThinkPadのCMで水中でThinkPadを使っているシーンがあり海上自衛隊からの問い合わせも会ったくらいにインパクトがあったそうですが、そうした堅牢で使う場所を選ばないミニノートが製品化できないかという要望です。防水、振動、落下などあらゆる面で頑丈であれば、軍事用だけではなく外で使用する山の中のダム工事のような建設現場や、登山でもカヤックでもサイクリングの様な趣味の用途でも使えるので、十分な需要が有ると思います。これに対して反対の考えが表明されました。ミニノートに限らずパソコンは消耗品の商品なのだから、より廉価で使い捨て感覚のPCも良いのではないか。廉価なPCなら数ヶ月で壊れてももあきらめがつく、1ヶ月あたり1万円程度で使用できるなら十分だという意見も出されました。この意見の金銭感覚はわたしには理解できないので、わたしには論評する事は出来ません。

液晶モニターがついていないノートブックもあって良いのではないか。キーボードもモニターもHDDもいらない、情報はネット上にある、ネットカフェみたいに、場所さえあれば使えるミニノートが製品化出来ないかという意見が出されましたが、発想が飛躍しすぎてわたしにはイメージが掴めませんでした。
司会の徳力さんも未来的すぎると考えたのでしょうか、2010年に実現が可能なミニノートの話を戻しました。つまり「モバイルPCとはモニターがあり、キーボードがあり持ち運ぶもの」としました。
ただこの要望を聞いて、ノートブックの液晶モニターは個人の好みがあるので、モニターレスのキーボードと本体だけというミニノートがあっても良いと思いました。わたし自身、プログラムのスクリプトをタイプする時はノートブックの液晶モニターは光沢モニターなので反射して見づらいので、光沢無しのサブモニターを使用しています。さらに、液晶モニターと本体だけのミニノートもあっては良いのではないかと考えました。というのも、わたしがミニノートに興味を示さない最大の理由はキーボードが小さすぎてわたしの手ではタイプできないからです。キーボードも持ち運びできながらフルサイズのものが販売されていますので、キーボードをユーザーが選べるミニノートの需要もあるのではないかと思いました。実際に、わたしはノートブックを使用する際、姿勢が悪くなることに気がついたので、今では出先以外、つまりオフィスではノートブックのキーボードは使用していません。ノートブックを台の上に置き、別途に購入をしたキーボードでタイプしています。おかげで肩こりや首筋の筋肉の凝りが無くなったように感じます。な

ここで司会の徳力さんから参加者に質問がありました。
「モバイルPCの使い方を挙手で確認」回答は1/3が常時持ち運び、仕事で持ち運びは1/2ほどでした。
「モバイルPCの使うシーン」回答は電車の中や、空いている時間があれば5分でも10分でも『座って』いつでも何処でも使う。などでした。

再び要望の話が、参加者から出ました。
色を多様化して欲しいという要望も出されました。天板は既にデザイナーとコラボレーションをするなどの動きがありますが、この要望では天板だけではなくキーボード回りなど内側も色にこだわって欲しいというものでした。天板のデザインは凝っていても天板を開けるとどれもこれも全てのノートブックが黒なので味気ないのでどうにかして欲しいという要望です。赤いHPのPCが売れている他社の実績もあるという意見も出され、DELLは直販メインなので色の多様化に対応しやすいはずだという意見も出されました。わたしは色にこだわりは無く、オフィスで使用している機材も黒もあれば白もあり、シルバーもあるといった具合です。この点は頭で理解は出来るのですが、それほど色にこだわるユーザーが居るとは思いませんでした。
バッテリーの長時間化に特化したPCは需要がありそうという意見が出されました。長時間駆動するモバイルノートはPanasonicのLet’s位なので、十分に対抗できるはずだという意見も出されました。一方で、長時間駆動とするとバッテリーが重くなるので、持ち運びに不便となりと使えないという意見も出されました。

この様な有意義な時間と場を設けてくださったDELL様とAMN様に感謝したいと思います。

1/13 2009にTREviewへのリンクを追加しました。

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DELL リンクシェアの記事は当日中にを書き終えました。その後、翌日にこのブロガーミーティングが開催されましたので、開催された当日に記事を書きました。
アフィリエイトセミナーとブロガーミーティングはメーカーが同じDELLで担当者の話す内容は全く同じですが、受け取る側は全く違って受け止めます。その違いをブログの記事の上で伝われば良いと思い、あえて重複する内容を含んで掲載しました。

11月 4th, 2008

Posted In: ノートブック, 参加レポート・ブログ・ブロガーミーティング

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