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12/3 2008に開催されたLenovo IdeaPad S10e(アイデアパッド)のブロガーミーティングに参加しました。

当日は実機がブロガーの前に配置されていて、自由に使う機会が得られました。約1時間半、LenovoのウルトラモバイルPC?UMPC(以下ミニノート)を使った感想をまとめてみました。
 

IdeaPad S10eレビュー

キーボード

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キーボードはフルサイズに近いサイズです。キーの角に角度が着けられているので、ブラインドタイプをしても全く違和感がありません。

わたしはこれまでほぼ全てのメーカーのミニノートに触れてきましたが、今までで触れた時に迷わずにブラインドタイプが打てたのはヒューレットパッカードのHP 2133だけでした。ここで新たにIdeaPadが加わりました。

それ以外の機種は、目でキーを確認しながらでないと、短い文章でも打てないキーボードを採用しています。
 

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キーのストロークの深さはノートブックとしては標準的ですが、タイプ感がかなり堅めで、打ちにくいです。慣れの問題もあると思いますが、最初は違和感を覚える方が多いでしょう。
 

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キーの大きさにメリハリが付けられています。多用する文字などのキーは大きく、使用頻度の低いキーは小さく作られています。

BackSpaceキーやDeleteキー、Enterキーはごく当たり前の場所に、ごく当たり前に配置されています。

これまで市販されてきたミニノートのキーボードはこのごく当たり前の配置がボディーの大きさから出来ない機種がほとんどでしたが、IdeaPadでは見事に実現されています。
 

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当然ですが、ファンクションキーもついています。
 

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使ってみて気になる点がありました。HomeキーEndキーはFnキーと組み合わせてタイプをしますが、その配置が通常のノートブックでは矢印キーと組み合わされているのが、PageUpキーやPageDownキー、InsキーやDelキーと組み合わされていることです。

ヘビーユーザーほど多用するキーなので、このキー配列に慣れることを覚悟で購入するか、諦めるか、思案のしどころとなると思います。

わたしはこのキー配列にはなじめないので、これだけで購入を断念すると思います。
 

トラックパッドとクリックボタン

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トラックパッドの感度はミニノートとしては標準的です。時々ポインターが思うとおりに動かなくなる時があります。クリックボタンはやや堅めに感じましたが、許容範囲です。
 

ユニークなのがトラックパッドに様々な機能を持たせている点です。

マルチタッチ ピンチ・イン/ピンチ・アウト。二本の指先を閉じたり開いたりすることが出来ます。わたしも試してみましたが操作にはそうとうの慣れが必要と思います。しかし、慣れれば使い勝手の良い面白い機能だと思います。

操作をLenovoの社員の方にして頂いた様子を動画で撮影しましたので、実際にどの様に動くかをご覧ください。

逆に使いづらく感じたのがカイラルモーションの機能です。トラックパッドの上で指先で渦を巻くことでブラウザをスクロールする機能ですが、普通のノートブックのトラックパッドでは右端を指でなぞれば上下にスクロールをするので、改まって指先で渦を巻く機能には慣れが必要と思います。わざわざ他機種と違ったスクロール方法を選んだ理由は不明です。

ディスプレイ

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液晶画面は10.1インチワイドととても広いです。解像度は1024×576ワイド、表面は光沢有りです。

さすがに10.1インチのワイド液晶画面は見やすいですが、高さが576しか無いので、ブラウザで実際のWebsiteを見てみると、ヘッダーの広告と見出しだけが表示されて間の抜けた表示となりました。これはIdeaPadの画面が高さが無いことにも寄りますが、ヘッダーに無用の広告を載せたがるWebsiteの側にも問題が有りそうです。
 

これだけ高さが低いと、例えばGmailでは気になりませんがHotmailだとヘッダーに広告が入るので、ログイン後すぐに下にスクロールをしないとメールの見出しが全く見えないことが予想されます。出先でのメールの閲覧がミニノートに求められている重要な機能ですから、これはPCメーカー、Website運営者の双方に厳しいと思います。これからのWebsiteの運営には、ヘッダーはすっきりとさせることが求められることになると思います。

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光沢有りの液晶ディスプレイ
を採用しています。これは見た目には綺麗に写るのですが、液晶の表面が背景を反射をしてしまい、長時間見ているととても目が疲労してきます。
 

わたしも通常使用しているノートブックは光沢有りですが、デュアルディスプレイとして使っている19インチ液晶ディスプレイは疲れないために光沢無しを選んでいます。

バッテリーの駆動時間が5.3時間と長いので、長時間テキストをタイプしたりする事も多いと思いますが、その際には光沢液晶ディスプレイが目の疲労を引き起こすかもしれません。
これは好みの問題でもありますので、一概に善し悪しは言えない点です。わたしは実際に使った体験から光沢液晶は好みません。
 

側面のソケット類

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向かって左の側面です。
D-Sub端子、カードリーダー、USBソケットが並んでいます。
 

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Express card 34(カバーで覆われています)、ヘッドホン(緑)、マイクロフォン(赤)、USBソケット、有線LANが並んでいます。
USBソケットが2つしかないのはつらいかもしれません。
 

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Express card 34ソケットです。
 

スイッチとLED関係

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電源スイッチがキーボードの上についています。使いやすい配置です。
 

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LEDは青色を採用しています。見やすい位置に着いています。青いLEDの光は目にしみるので、光に過敏な人にはつらいかもしれません。
 

ボディー・筐体

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天板の隅を持って開けようとしました。天板が斜めにゆがんでいます。ヒンジが堅いので、開けられませんでした。

この様な開け方は必ずされるのですが、どの程度の強度を持たせているかの説明は有りませんでした。

ThinkPadのブロガーミーティングではこの天板のゆがみの試験のビデオを流すなど強度を強調していましたが、この日のブロガーミーティングでは全く触れられていませんでしたので、ThinkPadほどの強度は持っていないともいます。
 

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液晶ディスプレイの曲がる角度。

180度まで曲がる機種もありますが、電車などで膝の上でタイプをする分には、この程度まで曲がってくれれば十分と思います。
 

Img_2713ヒンジ。
とても堅く、片手では開けられません。
 

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開ける時には必ず、一方の手を天板であけて、もう一方の手でボディを押さえていなければなりません。そうしないと写真のようになります。
 

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持ち重り。
1.38kgは意外なほど重く感じました。日常的に持ち歩く方には、100gでも軽い方が良いので、この重さは以外にこたえるかもしれません。
 

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液晶ディスプレイを開いた状態で持つと、ずっしりと重さが腕に伝わってきます。
 

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厚み。
表面積に比べると驚くほど厚みがあります。といっても元々が小型のボディーなので、高の知れた厚みですが...。

下にある赤いPCはソニーのVAIO type Tです。2つのPCを片手で持っています。
 

Img_2715_2 バッテリーの出っ張り。
ボディーからはみ出したバッテリーです。テーブルの上に置いた時にはキーボードに適度な角度を着けてくれる役割も果たしてくれます。

下に斜めに出っ張っているので、バッグなどに収納する時には邪魔になるかもしれません。
 

カラー

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ホワイト
 

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ピンク
 

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ブルー
 

lenovoクイックスタート

ミニノートに限らず、パソコン全体に言えるのが起動の所要時間の問題です。

インストールするアプリケーションが増えれば増えるほど、起動時間が長くなりますが、lenovoクイックスタートはOSの起動の前に立ち上がるので、起動時間を気にせずに済みます。

動画でlenovoクイックスタートの起動と、Windows XPの起動を撮影しましたのでご覧ください。

Lenovo IdeaPad S10eの所感

これまで国内で販売されているほぼ全てのミニノートを見てきましたが、最後発の製品だけに非常に完成度が高いです。54800円の価格が実売でどの様になるかは不明ですが、54800円と考えたとしても、最もお買い得の製品の一つではないかと思います。

わたしが長所と感じたところ
  1. タイプしやすいキーボード。キーの大きさにメリハリを付けているのでブラインドタイプがしやすいです。配列も標準的な配列で、キーを覚え直したり改めて慣れたりする必要はありません。購入したその場からブラインドタッチで打てます。
  2. 5.3時間と長い駆動時間。標準バッテリーでこれだけ持てば価格から考えれば十分と思います。
  3. 10.1インチと大きな液晶ディスプレイ。11インチモニターと比べても遜色のない大きさに感じました。
  4. lenovoクイックスタートを代表とするユニークなソフト的な機能。慣れればとても使いやすいと思います。
  5. 万一の故障などトラブルの時の対応、メーカーとしての信頼感が有ります。

わたしが短所と感じたところ
  1. 不自然なHomeキーとEndキーの配置。わたしにとってはこの配列が違うと言うことは、購入を断念するほど多用するキーです。
  2. バッテリーの出っ張り。弁当箱のような形ではバッテリーが収まらない形状となっています。不自然さは否めません。
  3. カーライルモーションでスクロールをさせる機能。ディファクトスタンダードがトラックパッドの右脇でスクロールをさせることなので、違和感を覚えるでしょう。
  4. USBソケットが2つしか無いこと。ただし大容量のハードディスクを内蔵しているので外付けハードディスクを使う可能性は低いので、USBソケット2つを自由に使えます。

他社と特に長所短所が比較出来ない点
  1. 1024×576ドットの解像度は他社製品と代わり映えがしません。1280、19インチのディスプレイに使い慣れた人には1024ドットの解像度はとても違和感が有ります。
  2. 光沢有りの液晶ディスプレイ。見た目の綺麗さを取るか、長時間のタイプでも疲れない光沢無しのディスプレイを取るかは好みの問題だと思います。
  3. Express card 34の採用。USBソケット1つの代わりにExpress cardが採用されたのだと考えればメリットとなります。しかしPCMCIAカードを使っていた方は、その資産が継承出来なくなり、新たに買い直さなければなりません。将来性はExpress cardですが、現時点ではPCMCIAカードも無視出来ません。使用するユーザーによってこれは分かれる点です。

一長一短はありますが、ミニノートの購入を検討しているので有れば、ぜひ実機を手にとって比べてください。IdeaPad S10eを比較の対象にせずにミニノートを購入するのは、勿体ない話です。

1/13 2009 TREviewへのリンクを追加しました。

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1/16 2009 追加
わたしのミニノートレビュー記事

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12月 5th, 2008

Posted In: ノートブック, ミニノート(ネットブック)

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