まず始めにアフィリエイト協会の理事の挨拶がありました。退屈な時間ですが、これがないとカンファレンスの出だしが間の抜けたモノとなってしまうのでやむを得ません。
今回で開催は8回目、第1回は参加者も数十名で、そのころと比べると参加者が200名を遙かに超え300名前後と多くなり、一大イベントとなりましたので、感無量といった様子でした。
数年前のアフィリエイトバブルのことが参加者が一番多かった話が出て、今年から来年にかけてがアフィリエイトが大きく変わる変動期に当たっているのではないかということでした。
日本アフィリエイト協会は、有志のアフィリエイター数年前に立ち上げたそうです。
3年前からNPO法人化されました。
今、アフィリエイト業界は激変期に入っています、。それを考えるきっかけとなるイベントとなればと思っていますが、カンファレンスは一方通行となりがちなので、懇親会で参加者の皆様が本音が交わせるのではないか、期待しています、という挨拶がありました。
今回のスポンサーの紹介があり、23社の社名が紹介されました。
当日のカンファレンスは3部構成でした。タイムテーブルが紹介されたあと、第一部が始まりました。
当日のカンファレンスの模様をわたしの主観と経験を交えて、備忘録としてここに記録します。
アフィリエイト・カンファレンスで得られたこと
渡辺さんの略歴にふれると検索業界は今年で12年目の方です。
以外に思いましたが、ご本人によると、アフィリエイターを対象としたSEO対策の講演は2回目だそうです。一回目は2005年度だったそうです。
アフィリエイトとSEOの組み合わせでの話す機会があまりないので、事前にいろいろと考えてきたそうです。渡辺さんほどの方がいろいろと考えられたということが、聞いていてとても興味深かったです。
日本のアフィリエイターの現状
話は現在のアフィリエイトのアフィリエイター側の問題から入りました
現在、アフィリエイターにとって便利なツールができていて、その紹介がありました。
しかし、これらはあまりうまくいかないツールとなっているそうです。わたし自身、ネット系のシステムエンジニアでこうしたツールの存在は知っていますが興味がないので実際に使ったことはありませんし、名称も知りません。ただ、どのようなシステムで動いているツールかは想像がつきますし、その気になればそうしたツールを作ることも簡単にできると思います。
渡辺さんが実際のアフィリエイターに話を聞くと、良いか悪いかがわかっていないでツールを使っていることがわかったそうです。
アフィリエイターのSEOのレベル
今日、参加された方に海外のSEO対策の知識を直接得ているか問いかけると驚くほど挙手が少なかったです。わたしは英語は読めませんので原文では読んでいませんが、翻訳文は見つけられる範囲ではすべて読んでいますから、海外のSEO対策の知識はそれなりにあると思っています。
海外のSEO対策業界を読んでいる方はとても少ない、アメリカは体系的に書かれています。情報を発信する側のブログや書籍のライターはSEO関係者だけでなく検索エンジンの開発者も含まれています。
これは海外の情報を得ている方にとっては常識なのですが、それすら知られていないというのが日本の現状でしょう。
日本の情報を発信する側のブログや書籍のライターは小手先のテクニックを書いています。全体像を語ってくれる人はほとんどいません。ブログを書いている方や専門家でも検索エンジンの開発側から書いているライターはいないのが現状です。
これはわたしも困っています。職種の関係からよくSEOの相談を受けるのですが。質問は100%、今日作ったサイトが翌日には上位に表示される小手先のSEO対策の方法を聞いてきます。
わたしは「そうした魔術的な方法はなくはないが、検索エンジンのアルゴリズムが変更になると順位が大きく下がることがあるリスクを抱えるのでやめた方がよい。地道にこつこつと良質はコンテンツ作ることが最良のSEO対策です。」と答えていますが、こうした答えでは誰も満足してくれません。
そこでやむを得ず、小手先におぼれない、後々までSEOとして役に立つコンテンツ作りの方法も併せて教えています。
SEOを検索エンジンの立場から見る
渡辺さんのもとによく寄せられる質問の中に、「google Analitycs」に登録すると検索エンジンの表示順位に変化があるのか? というのがあるそうです。
これは検索エンジンの開発者側の視点から見ると、Google Analyticsなどは、検索エンジンや検索エンジン利用者に利益を与えるか与えないかで判断できます。つまり、Google Analyticsを検索エンジンの表示順位に影響を与えるべきか与えないべきかを開発者としてプラスマイナスを考えた場合、プラス面が少ないとわかります。だから影響はないと判断できます。
こうした事を自分で判断できる様になってほしい、検索エンジンによいサイトをつれるようになってほしいということです。
最近のyahooの検索アルゴリズムの変更は頻繁に行われています。そのためyahoooで突然順位が下がってパニックになったWebsiteの運営者が多くいたそうです。表示順位の変動が激変したとみんなで騒いでいます。これは検索エンジンの側に立ったWebsite作りをしていないためにパニックに陥るのです。コンテンツを検索エンジンの側に立って作っていれば、アルゴリズムが変更となっても大きく検索結果の表示順位が変わることはありません。
わたしの例ですが、1日のページビューが1000を越えるサイト7つ全てで、Yahooの検索アルゴリズムが変更されても、1日当たりのページビューに変化は見られません。しっかりとしたコンテンツを持ったサイトはアルゴリズムの影響をほとんど受けないと言う事です。
自然検索によるリーチ率(本の例)
キーワードの数は500、オンライン書籍のタイトルのgoogle検索の結果を調査。
調査結果ではamazonがほとんどの項目で、調査開始以来ほとんどの期間で最上位を維持しています。
他の書店は1/2以下というデータが示されました。
※:写真をクリックすると拡大します。
2002年からデータをとっているが、amazonとの差は埋まらないそうです。
写真の一番上の紫色の線がAmazonです。黄色緯線が中間(1/2)のラインで、他のサイトはラインの上へ出ることが出来ないでいることが分かります。
わたしが人と話をして気がついたのですが、USA AmazonはGoogleに負けないほどの技術力を持った数少ない企業と言うことが、日本では以外に知られていないと言うことです。その技術力の差が歴然と現れている一例でしょう。(Japan Amazonの技術力はショボイです)
Amazonのアソシエイトリンクは個人がクリックして訪問した場合とgoogleなどのクローラーが巡回してきた場合では返すURLを意識的に変えることで、アソシエイトリンクが増えれば、googleなどが重要視する被リンク数が増えるシステムを開発して採用しています。最近ではこの手法は常識となりつつありますが、最初に導入したAmazonのアドバンテージが未だに生きていると言うことでしょう。
SEOのなぜ?
SEOが継続して効果が有るのは広告ではないからです。広告は契約をした一定の期間で表示されるものですから、契約を終えると表示されなくなります。
SEOは同じサイト運営なら1年よりも5年と長い方が評価される傾向にあります。
また、質のよいサイトやページは被リンクも獲得しやすくなり、当然ですが上位に表示されやすくなります。
アフィリエイトとして継続して稼いでゆくとすると、2、3年と継続してゆく事が重要となってきます。目先の利益にとらわれないでほしい。SEOは一歩間違えるとスパムとなる可能性を秘めていることを認識してほしい。アフィリエイター、検索エンジンがお互いに利益になる関係を築いてゆければよいです。検索エンジンの利益とは良質な検索結果を表示することです。
SEOの企業とアフィリエイトの違い
アフィリエイトが行うSEOと企業が行うSEOは違います。エンタープライズSEO(企業、組織)という言葉も近年、使われ出し始めました。
アフィリエイトはSEOが比較としてしやすいです。
一例を挙げると、アフィリエイトではありませんが、iPhonを発売することによってソフトバンクが、検索エンジンの検索結果から見れば検索順位が上がりました。
iPhonという日本中が注目している製品をソフトバンクが持つことで、ソフトバンクに対する注目が高くなった結果、ソフトバンクのWebsite全体の価値が上がったということでしょう。
現状のアフィリエイター
googleやyahooの新しいサービス
Yahooに地図サービスが加わった場合の例、「SEO視点 << 「yahooの地図サービス」 >> 検索会社の視点」。
yahooで検索をすると、スポンサーのリンクの他にも、yahooの新しいサービスのリンクが表示されます。例えばyahoo地図の情報や、yahooショッピングへのリンクなどです。これらをアフィリエイターが自分のサイトへのトラフィックをじゃまするモノと考えるか、yahooの新しいサービスと共存するサイトを構築するかは、個々の判断によります。yahooが導入しているのはyahooユーザーにとってそれが有益だとyahooが判断しているためですから、うまく共存できる道を選ぶべきでしょう。
ブログやクチコミサイトが増えたことで、個別のページにコメントがつけられる機能を実装してたサイトが増えてきています。
それに対応して、検索エンジン側でも、コメントを実装していないか多少重要視し始めています。
クチコミサイトやレビューサイトなどでは、レビュー記事の書き込みの量の多いページを評価するシステムを導入するのではと考えられています。個人の場合はブログなどのコメントがこれに該当するでしょう。
検索エンジンが重要視しようとしていると聞いた時のサイト運営者の反応は?
運営者はコメントが重要視されると聞くと、すぐにコメント欄をつけようと考えます。しかし、待ってください。ここで検索エンジンからの視点を考えてみてください。
なぜ、検索エンジンはコメントが多いページを重要視しようとしているのでしょうか?。それはブログを例にたとえると、常にコメントがついているブログは活性化している、活性化しているブログは有益と考えられると検索エンジンは考えるからです。
しかし、現時点では実装されていないようです。
ブログやオープンソースなどのフリーウェアーによるサイトの構築が容易となり、そうしたオープンソースに対応したカスタマーズ機能が発達したので、このようなアルゴリズムが必要となってきたと考えられます。
コメント欄をつけてもつけなくても実はあまり変わりはありません。
アナリティックスやyahooブックマークなど検索エンジン側が提供するサービスが、検索エンジンの表示順位の結果に反映するかどうか、検索エンジンを開発している側の立場に立ってアフィリエイターが判断できるようになりましょう。
検索エンジンとサイト運営者の関係
検索エンジンは、検索エンジンの利用者に最適な検索結果を返すために、巨額の資金を開発しています。
アフィリエイターは、本来は検索利用者を見ていればよいのですが、検索利用者が検索エンジンを経由してサイトを訪れるので、検索エンジンに好かれる配慮が必要となってきます。
「検索利用者 ?? 検索エンジン ?? サイト」となります。
検索エンジンに好かれる一例を挙げると、フラッシュやJavaScriptをテキストに置き換えるなどがあります。なぜならフラッシュやJavaScriptを検索エンジンは読み込むことができないからです。
アメリカではこの様なカンファレンスが開催される場合、googleやyahooの担当者が話すことが多くあります。理由は簡単で、サイト運営者にスパムはやめてほしいと伝える事、検索エンジンが重要度を判断できるような話をする事です。
「サイト運営者が検索エンジンに配慮をするサイトを作る ?? 検索エンジン ?? 検索利用者」という事を検索エンジン側はサイト運営者に期待をしているのです。
googleとyahooの検索結果の重要度の違いが現れます。
なぜ違うのというと、アルゴリズムが違うからです。アフィリエイターはこうした検索エンジンごとの違いをよく理解した上で、サイトを構築したりページを作成するべきでしょう。
googleの検索結果の一例
ハロウィンをキーワードとして検索をします。
検索した日時で結果が違うことに気づかれるはずです。
この違いは、検索する日時によって、検索エンジンの利用者が探している検索結果が違うことをアルゴリズムに盛り込んでいるからです。
時には検索結果の上位にgoogle mapsやニュースが表示されこともあります。これは検索エンジンの利用者がニュースやgoogle mapsというサービスを知らない方がいる、知らせてあげようという配慮です。
地名や住所で検索をするとgoogle mapsが最上位に表示されるのはこのためです。
リンクを買うという行為をgoogleとyahooは排除しています。ただし、現時点では即効性があることも事実です。このため未だにお金を払ってリンクを買っているサイトが多くあります。
わたしの例でいいますと、しっかりとしたコンテンツを持ったサイトを多数運営していますから、毎年数件、有料でリンクを貼ってほしいという依頼がきますがすべて断っています。金額は月数万円から半年契約で数十万円まで様々です。
※:写真をクリックすると拡大します。
お金を払ってリンクを買うのでしたら、もっと自然にリンクが増える方法が幾らでもあります。ただし即効性はありません。毎月20万円払ってリンクを買うなら、その費用をもっと別なことに投資しましょう。
順位の変動幅について
自然リンクが多いサイトは比較的少ないです。なぜかといいますと、いろいろなサイトからリンクを貼られているので、アルゴリズムが変化しても変動しにくいからです。逆にリンクを買うとその時点での検索エンジンのアルゴリズムに特化したリンクなので、アルゴリズムが変化すると変動幅も大きくなります。その結果、変動幅が大きくなります。
実際にそうしたSEOを施したサイトは、アルゴリズムが変動すると検索結果の圏外(500位より下位)にとばされたり、最悪の場合はインデクサーから削除されたりしてしまいます。わたしは職業柄、そうしたサイトを数多く見てきました。
わたしがわたしのクライアントに行っている言葉はただ一つ、良質のコンテンツ、ページを地道に多数作ってください、それが唯一、究極のSEO対策ということです。それが出来て初めて、小手先のSEOも導入しましょうとなります。母体が貧弱では恒久的に検索エンジンの利用者を呼び込み続けられないからです。
yahoo検索アルゴリズム
日本語の検索アルゴリズムに力を入れています。
キーワード、コンテンツ解析
リンクのスコアリング
リンクのコンテクスト
などです。
この部分はわたしの話となります。
世界の検索市場ではgoogleが圧倒的なシェアを占めていますが、それは欧米に限られています。アジアのgoogleの検索エンジンのシェアは過半数を超えてはいません。
なぜでしょうか?
わたしがは最近に知った事は、そのことを知っている方が意外に少ないということです。
アジアは欧米の言語と違い2バイト文字だからです。1バイトの言語とは根本的に文字の構造が違っています。また文法も言語特有ですので、文章を解析するアルゴリズムも特有にならざるを得ません。googleが過半数を抑えられない理由の一端がここにあります。日本ではyahooが、中国では百度が一位の座を保っています。
ただし、日本のyahooのシェアは下がり続けていて、googleのシェアは上がり続けています。いずれgoogleがシェアの過半数を握るのは確実です。いつ握るか時間だけが問題といえるでしょう。
同じリンク施策を行っても効果は異なります。このことを理解していないクライアントが多いそうです。
例えば同じサイト構築ツールを使いサイトを運営していながら、SEOの効果が違うのか?なぜ?という質問が多いそうです。
yahooの話。
この違いは昔からちゃんとサイトを運営した方がサイト構築ツールに乗り換えてサイトの運営を続けている場合と、最近に、サイト構築ツールを使ってサイトを立ち上げた場合に発生します。
新しくサイトを立ち上げると、被リンクを多数貼られるとスパムと判断される傾向にあります。検索エンジンはそれぞれのサイトのバックリンク(昔からのリンク)の履歴から、スパムリンクと健全なリンクを判断して区別しています。どんなによいサイトでもスパムリンクは貼られてしまいますが、スパムリンクを貼られても順位に変動はありません。検索エンジンの開発者の立場に立つとこのことがよくわかります。
よいサイトなら、たくさんの被リンクを貼られています。多少のスパムリンクは嫌がらせなどの故意も含めて貼られることを考慮して、そうしたスパムリンクを排除して、良質なリンクだけを有効なリンクとしてカウントします。スパムかそうでないかを判断できないと、検索結果に良質なサイトが表示されなくなり、検索エンジンとしての精度に疑問が持たれ、利用者に利用されなくなってしまうからです。
ところで、最近立ち上げたサイトは、バックリンクの履歴がありません。このため、リンクはすべてスパムと認識されてしまいます。一定の期間、運営の実績があって初めてバックリンクの履歴ができあがりますのでそれまでは順位が下位になってしまうのです。
このことを理解していないと、サイトを立ち上げたのに検索結果の上位に表示されないと騒いでしまうことになります。
google ユニバーサル検索
テキストのコンテンツだけでなく動画などの検索結果が割合を増やしています。
テキスト、動画、写真など全部をひっくるめて、そのときにもっとも関連性の高いものが上位に表示されるようなアルゴリズムを採用しています。
動画で見られるコンテンツがマッチすると、上位に表示される傾向にあります。
アフィリエイターは、明らかに動画で示してあげた方が親切だというのであれば、動画のコンテンツを用意するように対応します。
今注目しているのはgoogleプロダクトサーチがいつ出てくるか?です。
蛇足
商品リンクのSEO 2、3年前にはやったこと。今でもできるそうです。わたしは全く興味はありませんが...。
簡単な自己紹介から始まりました。
河野さんの著書「そんなんじゃクチコミしないよ。」があるそうです。
アフィリエイトの発展にはASP、EC、アフィリエイターの三者の協力が不可欠と考えています。
ちょっとしたこねたとして「僕のブログを読んだ人は?」という質問が発せられ読んでいる人はおおよそ「1/4」ほどでした。この方はアルファブロガーでもあるのだとこのとき知りました。
マンガ専門のWikipediaを昔に立ち上げたことがあるそうです。今は廃止してしまっているそうです。
みんなで情報を共有。当時で9千人くらいの作家のデータが入っていた。どこで買えばでamazonアソシエイトを利用していた。100万pvとなっても1万円しかしか収入がなかった。などなど、ちょっとおもしろい話を聞かせてくれました。
わたしの持論の「アクセスアップ=収入」ではないことを実証してくれました。
他に運営しているサイトとして「ブログで話題の商品を紹介しているサイト」の紹介がありました。
これは現在も稼働中だそうです。
クロスレビューという視点のサイトを運営しているそうです。
ファミコン通信を参考にしたようです。
ある商品、あるゲームを10点満点で評価。いろんな人が登録できるサービスです。
ここまでは別に珍しくありません。わたしもバイクインプレッションというサービスを5年ほど前に立ち上げています。
ユニークなのは「投稿者がレビューを書くき、別の方がそのレビュー記事を読んでamazonで本を買うと、レビュー記事を書いた投稿者にアフィリエイトの収入が入る」点です。
ビジネスモデルとして成り立つのかと疑問に思ったら、河野さんからサービスを提供しているわたしにはほとんど収入はありませんという話がでました。
ココまでが前座の話でした。
マトリックス
上のラインは愛情の位置づけ
左ラインは金儲けの位置づけ
日本のアフィリエイトの黎明期の時期の話
左上には専門的なサイトDELLの紹介など(愛情と金儲け)
右上には無料のブログやホームページなど
スパムサイト(金儲け)
現日本のアフィリエイトの現状
左上には企業のサイトがASIを利用して参入してきました。
右上には個人のブログが入ってきています。お金儲けには執着していない人がほとんどです。
左下にはスパム。すごい勢いで増えています。
右上を草食系アフィリエイター
左下を肉食系アフィリエイター
左下の部分が非常にやばい人たちといえます。この人たちをこのまま放っておくと、アフィリエイターとしてもネット業界としてもアフィリエイト業界としても健全な発展はあり得ないと考えています。
肉食アフィリエイターをほおっておいてよいのでしょうか?
なぜ増えるのでしょうか?
一つはあおっているメディアが多いからです。雑誌、書籍が多く出回っています。手軽に稼げるように書かれています。
情報商材もたくさん出回っています。
自動化されたツールが流通しています。
売る人がいて買う人がいます。需給があるということです。
「アフィリエイトを行うことで収益を上げられるのか??」ということを理解しないでアフィリエイトに入ってくる人が増加しています。アフィリエイトをすれば必ず儲かる、あるいは儲かる方法がどこかにある、そういう誤解が一般にあるようにわたしは感じます。
企業側にも実はリスクがあります。
今の消費者は以前の様に企業の悪いイメージに寛容ではなくなってきているということでしょう。
被害を受けるのは「ECサイト=企業」であることを自覚することが必要です。
アフィリエイターやEC、ASPにできることは何でしょうか?
ASP側で出来ること
EC側ができること。
いまブログのホワイトリストを作成しています。
ブラックリストを作ると、数がものすごい勢いで増えてしまい収集がつかなくなります。それに対してホワイトリストの数の増加は緩やかなので、ホワイトリストを作っりました。
お金儲けだけのサイトを作るのはやめましょう。
他のインターネットユーザーの迷惑になるようなことはしないことにしましょう。
河野武さんのブログ
http://smashmedia.jp/blog/
2004年以降の話し
申請されるサイトのURLがブログとなってきたそうです。
この辺から肉食系が増えてきました。
登録新清をするサイト・ブログの数が飛躍的に増えてきているので、ザル化してしまっています。最小として3割、グレーゾーンまでを含めると5割を占めると考えられるそうです。
昨年の調査結果は日経新聞でも取り上げられたほどインパクトがあったそうです。
イヤーオブザASPは今年が初めての試みです。
ASPの評価に対してフォーカスしました。
アフィリエイトの経験年数
赤枠の3年以上が半数を占める。
1/3が月5万円以上、昨年は41%いたのでやや落ちている傾向が見られました。
1/3以上が携帯サイトを利用しています。5万円以上のアフィリエイターの半分が利用しています。
コンテンツマッチ広告は67%、5万円以上は80%以上でした。
リスティング広告の利用
全体は20%
上級者は39%
ASPの認知率
楽天アフィリエイトが100%
バリューコマース
amazon
A8
リンクシェア
あたりが90%以上でした。
満足度
リンクシェア
a8
バリューコマース
の順でした。
成果の上がっているASP
a8とリンクシェアが拮抗している。
提携したいマーチャントが多い
リンクシェア
バリューコマース
A8
の順でした。
広告の種類が多いASP
バリューコマース
A8
の順でした。
売り上げ工場支援に積極的
リンクシェアが圧倒的でした。
a8
VC
だいぶ差がついていますがこの順でした。
新サービスに提供に積極的
リンクシェアが圧倒的でした。
ASPごとのレーダーチャート
六つの軸で表しています。
青線が全体の利用者のチャート、赤線がアフィリエイト収入5万円以上の上級者のチャートです。
※:写真をクリックすると拡大します。
2008年の意見は厳しい意見が多くありました。
混乱など、イメージアップなど、勝負などがワードとしてあります。昨年よりは前向きのワードが多くなりました。
イヤーオブザASP
2週間で1298件。アンケートの被験者はアフィリエイト協会の会員など。
「質問内容はどのASPが一番自分にとって収益をもたらしてくれるか?」というシンプルなモノ。
受賞:A8.net(エーハチネット) 株式会社ファンコミュニケーション
以上、簡単ですが当日の模様を備忘録としてまとめました。
mizunuma 12月 8th, 2008
Posted In: SEO対策, アフィリエイトセミナー参加レポート