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ノートンのブロガーミーティングも今回で4回を数えます。毎回、趣向を凝らしてブロガーを飽きさせない、好奇心を満足させてくれる内容のイベントを提供してくれています。

今回は赤坂にあるラボの見学ツアーです。
赤坂のラボを一口で言えば、ノートンが、ハードウエアーやソフトウエアーが正常に作動するか、検証する施設です。日本国内には赤坂以外にも渋谷など数カ所あるそうですが、規模が一番大きいのが赤坂のラボだそうです。
 

当日はこのラボの部屋へ入り、説明を受けながら見学をしました。

シマンテックのジャパン・エンジニアリング・センター(JEC)の紹介

藤田幸雄さんのラボについての話し

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当日のブロガーミーティングはシマンテック社の会議室で行われました。
 

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この方が藤田さんです。
 

クライアントは富士通、NECなどです。ハードウエアーの検証だけでなく、ソフトウエアーの検証も行っています。

シマンテックはノートンなどセキュリティ製品の企業としては認知度は高いが、企業向け(エンラープライズ製品)のサービスを提供していることはあまり知られていません。わたしもこの日、初めてこうしたサービスを提供していることを知りました。

JECのお客は製品のクオリティを求めています。
JECには、仕様の拡張の要望、シマンテックという会社の製品の戦略、どのような方向に向かうのかのロードマップに関する問い合わせが多いそうです。
個人ユーザー(コンシューマ)とは全く違った世界を感じます。コンシューマはシマンテック社の企業戦略やロードマップなどは好奇心で興味を持っても、実生活には全く縁がありません。知っても役に立たないのですが、企業ユーザーはシマンテック社の企業戦略やロードマップが直接、自社のサービスなどに影響を受けるのでしょう。そのため、こうした問い合わせが多いのだろうと思います。

JECは米国本社の直下に置かれているそうです。日本法人の下に置かれていないのは、それだけ重要度が高いからでしょう。

JECの業務はとても高度なため、アメリカと日本とでは「距離の問題、時差の問題、文化が違う」ので、2005年に作られたそうです。それまでは日本のクライアントもアメリカで対応をしていたそうです。

JECの業務は、サポートライブラリ製品とシマンテック製品の認証試験があります。
日本特有の業務としては、米国で開発した製品を、日本でもう一度試験することが上げられます。日本の顧客は厳しいためだそうです。

日本で行うことのメリットですが、ソースコートの修正の速度のアップ。海を渡る(アメリカへ渡すという意味)よりも日本で行った方が早いことが上げられます。

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サーバの台数は130台。
ストレージは100TB。
これらのハードウエアーを使ってスケーラビリティテスト、期待した速度が出るのかテストをしています。
他に仮想化の検証などを行っています。
写真はラボの図面です。
 

JECの建物の規模からみると、ストレージ(データをため込むところ、ハードディスク)が100TB(テラバイト、1GBの1000倍)しかないのが以外でした。最近はハードディスクが安くなってきたので、個人でも1TB単位でハードディスクを増設する時代になっているからです。わたしも、自分の所有しているパソコンやNAS、外付けハードディスクの容量を合計すると1TBをわずかに越えます。今回計算をして初めて知りました。
このことからもJECがデータを保管する場所ではなく、検証するための場所であることがわかります。

メインラボの270平米の面積に130台のサーバが置かれています。
ネットワークは3つの階層に分かれています。

  1. 一般の社員が使うネットワーク
  2. 開発の社員が使うネットワーク
  3. レベル3、ソフトが使えないネットワーク ウイルスなどのテスト用のネットワークなので外部のネットワークと遮断しています。

ラボの部屋と置かれている機器の特徴

  1. 1平米あたり1トンまで荷重に耐えられる構造になっています。
  2. 電源やネットワークの配線はすべて床下に納められています。
  3. 空調も床の方から行っていて、誇りが舞い上がらないようになっている。
  4. サーバは正面から空気を取り込んで後ろに排気して冷却をしているので、サーバどうしが正面同士、背面同士に向かいあっていて、お互いの冷却効果を損なわないように配慮されておかれています。
  5. ラックには様々なハードメーカーの製品が並んでいます。これは通常の使われ方では複数のハードメーカーの製品が混じり合って使われているので、メーカーの相性などを再現するためです。ラックに並んでいるハードメーカーはヒューレットパッカードや富士通など一般になじみのあるパソコンも製造、販売しているメーカーもあれば、SUN microsystemsの様に一般の個人にはなじみに薄いメーカーの製品も並んでいます。
  6. ラックのサーバを見て不思議に思っていたのが、同じメーカーのサーバでもハードディスクの形式や容量が違っていたことです。後になって想像しましたが、各メーカーが取り扱っている製品を検証するためではないかと思います。同じメーカーでも製品によって差異はありますし、製造年によっても違いがあるでしょう。できるだけ多数の製品通しを組み合わせられるようにするためだと思います。

ラボの見学

ラボってなに?

  1. 検証をするところ、外部のネットワークとは遮断されています。
  2. 各ベンダー(メーカーなど)が機器を持ち込むこともあるそうです。
  3. SUN、NEC、HPなど各社のサーバが置かれています。
  4. ソフトやハードが正常に動作するか検証をする場所です。
  5. メーカーが新しいハードウェアを開発したら、正常に動作するか検証をする場所です。

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写真の大きなボディーはテープでデータを保存しています。CPUを内蔵したサーバではありません。外観から何に使用する機器なのか想像がつかなかったので質問をしたところ、データの保管場所だとわかりました。
 

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ラボに入る前にみんなで説明を受けています。
 

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ラボの中のサーバのラックです。
色が違うのは、サーバの製造メーカーが違うためです。紫色がSUNです、手前が富士通。同じメーカーでも何種類ものサーバがラックに収められています。
 

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サーバは熱対策から、正面同士、背面同士を向き合っています。
写真はサーバの背面が面している通路です。
 

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サーバの後から放熱しています。
手をかざして熱を感じてみました。熱処理が高度なのか、サーバの性能の比べるとあまり熱くはありませんでした。市販されているノートブックの方が遥かに熱くなります。
 

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本当に色々なサーバが置かれています。
これなどは自宅にあるミニタワーのパソコンと外観上はほとんど変わりがありません。
 

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SUN microsystemsのサーバ。
 

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配線は全て床の中を通しています。とてもすっきりとしていて、わたしのオフィスとは違っていてうらやましいです。
 

モニタの赤い点はなに?

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ラボの中に大きな液晶ディスプレイが置かれていました。これはアタックを受けると赤い点を表示するものです。
 

  1. 囮を置き、そこに攻撃を仕掛けてきたパソコンを表示しています。
  2. IPアドレスなどから位置を判断するので、誤差がでるそうです。
  3. 見ているとカナダ北部の北極海に浮かぶバフィン島に赤い点が3つあるのが目にとまりました。どのくらいの人口の島なのかわかりませんが、大人数が住んでいるとは思えません。右隣に浮かぶグリーンランドに赤い点が灯らないか目をこらしていたのですが、さすがにありませんでした。
  4. 赤い点は北米エリアしかみられませんでしたが、この赤い点は人口密度が高く、なおかつインターネットが普及しているエリアを表しているものともいえます。情報後進国といわれる国が多い大陸や地域を見てみたら興味深いのではと思いました。たとえば、この赤い点の地図と人口密度の地図を重ね合わせると、全く違った世界地図ができあがるかもしれません。

懇親会

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軽食が用意されていました。
軽食を食べながら、シマンテックの社員の方に参加者が疑問点を聞いています。
個人的なパソコンのトラブルの解決方法を聞いている方もいれば、シマンテック社の企業戦略などスケールの大きな話を聞いている方もいました。
 

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わたしはシマンテック社の方とも話をしましたし、他の参加者の方とも話をしていました。こうしたイベントではできるだけ多くの新しい人と話をするように心がけています。
 

感想

疑問がありました。
今回のブロガーミーティングは企業向けの検証のラボを、個人であるブロガーに公開すると言うことで、シマンテック社には直接的な利益をもたらさない内容という点です。社員の方にお伺いすると、シマンテック社という企業がノートンのようなコンシューマ向けの製品のみを取り扱っているのではなく、企業向けのサービスも提供している会社だと言うことを広く知ってもらいたいという意味があるそうです。

単なる製品の宣伝だけを行う企業もあれば、製品の宣伝ではなく企業イメージの向上に広告宣伝費を費やす企業も増えています。
今回のブロガーミーティングもそうした企業イメージの向上、あるいは認知度を上げる効果を期待したものだと納得が行きました。

ラボの見学の時の説明で、最後まで分からなかったのが、「検証」という言葉の意味でした。
最後に懇親会でシマンテック社の社員の方にお伺いをしてやっと分かりました。この言葉の意味が分からないと、この日のブロガーミーティングそのものが理解出来ないキーワードとなっていました。
「検証」は外部のネットワークとは接続はしていません。ラボの中だけで完結しているネットワークです。外部ネットワークと接続をしていないからこそ、様々な検証が行えるのです。
「検証」はソフトとハードを組み合わせて、クライアントの環境を再現して行われます。そのため、多種類のサーバが置かれているのですが、ハードで問題がなくてもソフトとハードを組み合わせると問題が起きる場合もあります。そうした問題点の洗い出しをここで行っているのです。
ソフトとハードはノートンのソフトを使っている場合もあれば、全くノートンの製品とは関係のないソフト同士の検証を行うこともあります。

「検証」を行う人も、ノートンの人だけではなく、社外の人、富士通やNECなどの方も行うそうです。

最後に、シマンテック社様とAMN様に感謝したいと思います。

1/13 2009 TREviewへのリンクを追加しました。

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by TREview

12月 20th, 2008

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