うろぐ

インターネットサービス&デジタル家電&デジタルカメラ&パソコンのレビュー

Img_4633
ソニーが新発売したミニノートのVAIO Type Pのブロガー向けの新製品発表会がありましたので、参加しました。(開催:みんぽすみんぽす

会場は銀座のソニービルディング。
ビルにはVAIO Type Pの大きな看板が掲げられていました。ソニーのVAIO Type Pに掛ける意気込みを感じると共に、今日のイベントへの期待も高まります。
会場はソニービルディングの8F、OPUSで行われました。
 

Img_4664
イベントの内容は「ここまで公開するのか!」と言うほど密度の濃い内容でした。
まさに「開発秘話」、約4時間が短く感じられました。

以下、当日の模様をわたしの主観を交えて、備忘録として書き留めておきます。
 

VAIO Type P 体験イベントレビュー

初めの挨拶

Img_4648最初にソニーのマーケティング担当者の遠藤さんからの話がありました。
 

この日は午前中と午後とにイベントを分けて開催したのですが、分けた理由はユーザーが体験出来るType Pの実機が15台しか用意できなかったためだそうです。午前中はアジャイルメディア・ネットワーク開催のブロガーミーティング(以下AMN)でした。わたしは何も知らずに会場に入ったので、懇意にしているAMNの方が多数いたのでちょっと驚きました。
 

以下、遠藤さんからの説明です
  • ソニービルは全館禁煙でした。近年、建物そのものが禁煙というビルが増えてきました。幸いわたしは禁煙をしましたので気になりませんが、喫煙者にはつらい時代です。
  • 飲食はOPUS内でのみ可でした。ミネラルウォーターが各自に用意されていましたが、それもOPUS内でしか飲めないと言うことでした。
  • セミナーではありません。カタログに掲載されていないことを話しますとのこと。
  • 何を書いても自由、何も書かなくても自由。これはすごい自信の表れだと感じました。

みんぽす恒例の本日の自己紹介
ブログ名、ハンドル名もしくは本名、本日のお題目「今年、絶対これをやりたい宣言」
自己紹介を聞いていると、出席者はThinkPadファンやAppleファンなど、アウェイの分野の方が多いようでした。
わたしの今年やりたいことは、「1ヶ月を越える旅行です。連続で30日以上が無理ならば、2週間の旅行を2回、出かけたいと思っています。」旅先までは言いませんでしたが、予定としては春に沖縄か四国から九州にかけての旅、夏に日本アルプス登山に行ければと思っています。

VAIO Type Pの開発秘話

Img_4661 話は鈴木さん、社内に鈴木さんが多いので愛称は「すずいち」さん。
 

Img_4663ご本人曰く「すずきさん」と呼ばれてもぴんとこないそうです。そういえば前回のVAIO Type Tの時の開発担当者も姓は鈴木さん(愛称は「すずまさ」さん)でした。
 

鈴木さんの主な経歴
1998年 VAIO F 電気PL
2000年 VAIO GR 機種PL
2002年 VAIO GRX 機種PL
2004年 VAIO type A 機種PL兼PM
2006年 VAIO type U(UX) 機種PL兼PM
2009年 VAIO type P 機種PL兼PM
などを歴任。

電気PL(プロダクトリーダー)の略。機種PM(プロダクトマネージャー)の略。

Img_46661998年、VAIO F(初代)電気PLを担当、この機種がトラウマとなったそうです。営業の方からこの製品は売れないと言われたのだが爆発的に売れたので、営業の言葉が信じられなくなったからだそうです。

2006年に大きい機種を作るのが飽きたので、VAIO U(UX)を開発しました(機種PL 兼PM)。

2年ほど出向の予定が11ヶ月で戻り、こんどはVAIO Type Pの開発に入りました(機種PL兼PM)。そのため、2006年から2009年と少し間があいたそうです。

そして2009年にVAIO Type Pの発売となりました。
 

VAIO Type P 企画構想

Img_4669
これまでソニーは、小さなもので革命を起こしてきました。
トランジスタラジオが一番有名です。その後もウォークマン、ハンディカム、コンパクトディスク、HDハンディーカム(TG1)などです。
 

VAIO Tyep Pはそうした製品の延長線上にあるパーソナルコンピューターです。ソニーがウルトラモバイルPC(UMPC)のうちのミニノートと呼ばれるカテゴリーの製品を造るとこうなる、という製品でしょう。

Type P 製品発表会でImg_4675

ボス曰く、「過去にもType Uの様な小型製品が存在したがそれほど普及はしなかった。それはキーボードが使いにくかったからだ!」

この言葉は、基本に再度立ち戻ってPCの使い勝手の要である「タイプのしやすさ」「情報表示能力の高さ」に着目したということです。

わたし自身、ミニノート HP 2133を購入して使っていますが、購入する目安はキー入力のしやすさと液晶画面(正確にはディスプレイの解像度)でした。この点、ソニーのType Pと割り符を合わせたようにピタリとしています。
 

Img_4680
“ポケットスタイルPC”Type Pをどこで使ってもらいたいとソニーは考えているかというと...
「モバイルで使ってもらいたいと考えています」
そこで、モバイルに必要な機能を取捨しました。
 

  • 外出先でのネットサーフィン
  • 旅先でのガイドブックとしての代わり
  • ワンセグでのスポーツ中継の観戦
  • レストランやカフェなど周辺スポット情報探し
  • Youtubeなどのネットの動画を外出先で見る
  • ブログやWebSiteの更新
  • Webサーバへアクセスをして日常業務をこなす
  • etc...

必要な機能と不要な機能を取捨する事はエプソンのNa01 miniと発想が同じです。ただ目標がエプソンが「ビジネスユーザーが満足出来る」取捨なのに対して、ソニーは「ホビーユーザーが満足出来る」取捨という違いがあります。いずれにせよ、無駄な機能を盛り込まれるよりも思い切って省いてもらった方がユーザーとしてはありがたいです。

Tyep P 設計構想

設計の大目標は...
  • 世間の話題をかっさらい、VAIOに注目を集めること!
  • スペック度外視で、見た瞬間に、欲しくて溜まらないオーラを放つ!!

“ポケットスタイルPC”には何が必要かを考えると、モバイル性能をとことん追求する事が必要との結論に達しました。

モバイル性能とは?
薄さ、軽さ、スタミナ、堅牢性。言い換えると携帯性、大きさや重さ、バッテリーの駆動時間と言うことになります。
自慢できるスタイリシュなデザイン。
持ち出し易いカタチ。

これらを言い換えると
「薄さ、軽さ、スタミナ、堅牢性」は技術点
「自慢できるスタイリシュなデザイン」は芸術展

つまり技術性と芸術性の総合点、フィギュアスケートの様なものです。どちらかが単独では評価されません。

モバイル性能に関わる数字
薄さ
約19.8mm(19.84mmが設計のねらい値)20mm未満を目指しました。
奥行き
約120mm(持ち出しやすいサイズ)モックアップを作って持ちやすいサイズ、握りやすいサイズを割り出しました。
軽さ
588gと708g、この重さはサイズを達成すればかってに達成されると思われたので、重さは気にしなかったそうです。これまでのVAIOノートで重さを気にしなかった機種はType Pが初めてでした。逆に言うと、大きさを達成することがいかに困難な目標だったかがわかります。
245mm、5mm前後の余裕を持って設計をしたそうです。
スタミナ
バッテリーの駆動時間は4.5hと9.0hは幅120mmを決めた時点でわかっていたそうです。5hと10hとすればインパクトがあるのは分かっていましたが、サイズを優先したそうです。ここでもサイズへのこだわりがよく分かります。
堅牢性
薄型のデザインを維持しつつ必要な堅牢性を持たせたそうです。ただ一番耐久性のあるType Gを上回れなかったので非公開とせざるを得なかったそうです。大きさからいえばかなりがんばっていると自負されていました。


デザイン「形状:潔く美しく」

Img_4710
本体の美しさを活かし、シンプルなラインで構成された、無駄なく美しいフォルム。
 

Img_5141
トップとボトムはフラットな形状。
使わない時にはぴったりと閉じる。

手が触れた時に自然とやわらかくなじむように、鞄の中で他のものを傷つけることのないように、角には丸みをつけている。
 

しかし、全体が曲線で覆われたデザインなので、ハードディスクや基盤などの配置に制約がありました。かなり苦労された様です。デザインに妥協をせずに必要な機能を盛り込んでしまうところがソニーのソニーらしさのゆえんでしょう。

デザインの制約で言うと、もう一点、液晶ディスプレイを8インチ台をキープするジャッジがありました。大きさの制約ですから、かなり厳しい条件だったと思います。
 

モックアップ

Img_4719
みんぽすとソニーのイベントでは恒例となりつつあるモックアップの公開です。

驚くほどの数がテーブルに置かれていました。鈴木さんもソニーの製品でもこれほどの数のモックアップを作ることはこれまでなかったと言っていました。

VAIO Type Pのデザイン、形状にいかにソニーがこだわって設計をしたかがこれでも分かります。
 

Img_4739
ちなみにモックアップは3Dから起こして樹脂で制作するので、制作にかかる時間と予算は驚くほどではないそうです。

例外はこの写真のモックアップで、外観上は製品とほとんど同じです。このモックアップになると100万円を超えるそうです。
 

Img_4749
いくつものモックアップが並んでいますが、見ているだけではその微妙な差が分かりませんので、重ねてみました。こうした自由な扱いをさせてくれるのもみんぽすとソニーのイベントの良いところです。

重ねてみると、微妙な幅や厚みの違いや角の形状の違いが分かり興味深いです。
 

Img_4742
モックアップは蓋を開けることも出来ます。特殊な作り方をしているので、一元制作で蓋が開けられるモックアップが作れるそうです。

VAIO Type Pだけでなくモックアップの制作にも興味を持ってしまいました。ぜひ、モックアップ制作現場見学ツアーをやってもらいたいです。
 

Img_4727
底面にバッテリーの出っ張りがあるモックアップです。LenovoのIdeaPadヒューレットパッカードのHP 2133など一部の機種で底面にバッテリーの出っ張りがありますが実際に使ってみると以外に邪魔なものです。

VAIO Type Pもモックアップを作ってみて底面の出っ張りが邪魔なことを確認したのだろうと思います。
 

Img_4765
100万円のモックアップは見たところVAIOの文字が液晶ディスプレイの様に描かれているので本物と見間違うほどです。

通常のモックアップと合わせて撮影をしてみました。
 

可変トルクヒンジ

Img_4778
可変トルクヒンジとは、ディスプレイが軽い力ですっと開き、持ち運び時にはぴったりと閉じる構造です。
 

Img_4937
ヒンジの強さと液晶のたわみ具合、液晶全体がたわんでからヒンジが動き出すのがこれまでのミニノートでした。
VAIO Type Pの可変トルクヒンジだとそれがなくなりました。
 

この可変トルクヒンジはカタログに掲載されている事柄なのですが、鈴木さんが特に個人的に気に入っているのであえて話したかったそうです。
開発者というのはこうしたこだわりの一点だけは話したくて仕方がないものなのです、わたしもシステムの開発をしているので心中うなずいていました。 

VAIO Type Pはわたしも何度も開閉して試してみましたが、驚くほどスムーズに開閉します。これまでレビューしてきたミニノートのヒンジはやや堅く、不自然な開閉感がありましたが、VAIO Type Pにはそれがありませんでした。液晶ディスプレイがたわむ感覚もありません。この開閉感はわたしもとても気に入りました。 

なぜOSがWindows XPじゃないの?

動画の再生機能がVistaでないと動作しないからだそうです。

小さな画面に大きな解像度の液晶ディスプレイを採用しているので、解像度が細かくなってしまいます。Vistaなら解像度が上がるので、採用をしたそうです。

Vistaは動作が重くあまり評判がよくありませんが、このような利点があるとは知りませんでした。わたしのHP 2133もWindows Vistaが搭載されていましたが解像度がほかのミニノートに比べて1280pxと大きいのもVistaを採用した理由の一つかもしれません。

話の中で、Windows XPの導入について検討をしているといっていました。Windows Vistaではどうしても重いという評価がユーザーから下されれば、Windows XPを搭載したVAIO Type Pが発売されるかもしれません。

インスタントモードとWindows Vistaの違い
インスタントモードの位置づけは?
電源オフからすぐに起動、サクサク操作
使用頻度の高い機能に限定(AVプレーヤー+ネットワーク)
ユーザーインターフェースにはクロスメディアバー(XMB)を採用してWindows CEを採用している機器と同じ様な操作性を持っています。

Img_4786
インスタントモードで出来ること。
ネットワークの設定、画像や動画の閲覧、SDHCカードやメモリースティックからのデータの読み込み、ミュージック、ビデオ、Webブラウザ、Skypeなど。
 

OSはLinuxの上で動いていので、動作が速いです。
その代わり、テキストはVista上で作動させるのでインスタントモードでは入力ができません。
動画の再生などに利用方法が限定されています。
この点はソニーの方でも認識はしていました。テキストそのものはメモリーやCPUはさほど喰いませんので、何とか動作させる工夫を模索しているそうです。

Windows Vistaの位置づけは?
休止状態から起動にかかる時間が1分以上かかります。わたしの実測では2分以上かかりましたが、使用したVAIO Type Pが製品版ではないので若干の違いは有ると思います。
MS Officeなど幅広いアプリケーションが使用出来ます。ただし、どれも動作はストレスを感じるほど遅くなることは、わたしのHP 2133の体験から間違いはないと思います。
ユーザーインターフェースはGUIです。当たり前ですがWindows Vistaそのものです。

VAIO Type P 持ち出すためのソリューション

ハイブリットな位置情報の取得と利用方法

Img_4793
VAIO Location Search [VIATA用]の採用でGPSおよびPlaceEngineからハイブリットに現在地情報を取得出来ます。

具体的には屋外ならGPSで位置情報を取得、GPSの電波が届かない屋内ではPlaceEngineから位置情報を取得します。
 

位置情報の取得、GPSとPalaceEngineの使い分け
BT-GPSで経度緯度情報を取得。GPSはアンテナも含めて完全な内蔵型だそうです。
PalaceEngineから位置情報を取得することもできます。屋外はGPS、屋内はPEという使い分けで現在位置を把握します。
オンラインならPetaMap、オフラインならあらかじめインストールされているプロアトラスで地図情報を表示します。 

Img_5049
欠点としてはPlaceEngineの精度が悪いので、屋外で現在位置の把握には不向きなことが上げられます。あくまでもGPSの電波が届かない屋内向けの機能と割り切りが必要です。

写真はわたしが実際にオフライン、GPS無しの状態でPlaeceEngineだけで歩いた位置情報を記録したものです。ほとんど道上に歩いた軌跡が描かれていません。
 

位置情報とは経度緯度を指します。つまり、自分がいま何処にいるかをVAIO Type Pが把握してくれます。この位置情報を元に、オンラインであればPetaMapと連携をして周辺のスポット情報を表示してくれます。いま自分のいる位置の周囲に何があるのかをPetaMapが教えてくれる機能があらかじめ内蔵されています。

ポケットスタイルPCとは

Img_4800
バンドルソフトもモバイルを前提にしたものだけをインストールしていること。

「これはいい」ではなく「これがいい」とコンシューマに思われたい製品。
 

ポケットスタイルPCとは...本当に外で使えるPCであること。

  • 自慢できるデザイン
  • 気楽に持ち運べる形状
  • 外でも十分に使える実力

分解されたVAIO Type Pの解説

Img_4815
とことん分解されたVAIO Type Pの各パーツがテーブルの上に並んでいました。これ以上は分解出来ないと言うところまで、ばらしてあります。
 

Img_4825
わたしは機械類を分解するのが大好きです。最初に購入したパソコンのMacintosh Classic IIは専用工具も購入して分解して遊んだことがあります。これまで10台以上のPCを購入してきましたが、ボディーを開けなかった機種は一台もありません。全てボディーは開けて中を見ています。
 

Img_4809
これが筐体です。驚くほど軽く、驚くほど強度があります。手で軽くねじってもねじれないほどでした。
 

Img_4867
キーボード。ねじると大きくたわみますが、筐体に取り付けることでがっしりとしたタイプ感が生まれます。もちろんねじれません。ただ、少し強くタイプをするとたわむのが気になりました。たわむといっても東芝のdynabookほどひどくはなく、許容の範囲です。
 

Img_4823
マザーボード。手の平に乗るサイズです。2GBのメモリーがオンボードで載っているのが見えます。
 

Img_4816
CUPは中央の大きな四角形ではなく、右側の四角形です。驚くほどちいさいです。
 

Img_4813
最小最軽量と言われたVAIO UXのマザーボード(上)と大きさの比較。VAIO Type Pはこれほど小さくなりました。
 

Img_4870
マザーボードにサブ基盤を取り付けて、携帯電話とミントの箱と大きさ厚みを比べてみました。
 

Img_4835
右インターフェイス基盤。基盤からフィラメントが直接出ています。

普通はソケットで繋ぐのですが直接基盤からフィラメントを出せるようになったことが小型化に大きく貢献したそうです。もう一方にソケットが付いているのは、着脱しなければならないからです。
 

Img_4830
サブ基盤。
 

Img_4844
サブ基盤とマザーボードを繋ぎます。

なぜ、サブ基盤とマザーボードを別々の基盤としてあるかというと、細かな部品は微妙にサイズが違っていて、高さが高い部品もあります。そうした部品を1つの基盤に載せてしまうと、全体的な高さが高くなってしまいます。

分割してあれば、一方の基盤にだけ高い部品を載せて高さを吸収することが出来ます。

素人考えでは一体式の方がコンパクトになると思いますが、開発現場ではこの様な細かな配慮が必要です。
 

Img_4863_2
左インターフェイス基盤

3つの基盤
がフィラメントで接続されています。
中央の小さな基盤は設計の途中で必要に迫られて追加した基盤だそうです。

あとから追加された基盤はとても小さいので開発者達に「オヤジの書斎」と呼ばれているそうです。
 

Img_4864オヤジの書斎」基盤を追加したおかげで、3つの基盤が折りたためてコンパクトにボディーの中に収納出来るようになりました。
 

Img_4841
ハードディスクドライブ。
四角の角に緩衝材が取り付けられています。落下などの衝撃や、満員電車で押されてPCがゆがんだ時のねじれも吸収してくれそうです。
 

VAIO Type P+PetaMap+x-Raderを試す「地図から知図へ」

Img_4885
話はソニーマーケティング株式会社の佐藤さん。PetaMapの運営はソニーマーケティングが行っています。
 

Img_4884
ハードでは対応できない部分をソフトがカバーする、その一つがPetaMapです。このイベントでは参加者が実際に銀座の街へ出て、PetaMapを試す時間が用意されていました。そのため、PetaMap(あるいはプロアトラス)とVAIO Type Pの連携の具体的な使い方の説明がありました。
 

ユーザーはオンラインで使うとは限らない、オフラインでも使う場合があります。オフラインでも位置情報を把握できるようにハードとソフトが対応しています。プロアトラスがインストールされていることなどのことです。
 

VAIO Type Pの特徴の一つはオフラインでもそばに何があるか検索出来ることにあります。例えばオフラインの状態で公共無線LANの位置をVAIO Type Pなら検索してオンラインにする事が簡単に出来てしまいます。だた、この機能は東京など大都市圏に限るのではとわたしは思います。
 

Img_4905
インストールされている「x-Rader」で無線LAN、カフェ、ラーメンなどをあたかもレーダースコープの様に点で表示する機能があります。写真はx-Raderでカフェを表示させたところです。
 

Img_4898x-Raderはクリックをすると拡大して見やすくなります。レーダーの表示範囲も「徒歩」「自転車」「車」の3つに合わせて変わります。写真は無線LANを大きく表示させたところです。
 

Img_4907_2
キーワード検索で「パスタ」などを入力すると、そのキーワードに該当するポイントがレーダー上に表示されます。
 

Img_4908
表示されたマーカーをクリックするとポップアップウインドウが立ち上がります。
 

Img_4910
ポップアップウインドウをクリックするとオンラインならPetaMapが立ち上がります。
 

Img_4913
オフラインならプロアトラスが立ち上がります。地図上で確認が出来るようになるわけです。
 

Img_4911
地図上にマーカーの位置を表示します。
 

惜しむらくはPetaMapやアトラスマップと連携をしていないことでしょう。ハードとソフトを融合させるのは難しいですが、双方を提供しているソニーなら可能ですので、ぜひ実現をしてもらいたい機能です。
 

VAIO Type Pを持って銀座を歩く

Img_4983
発売前の製品ですので、「壊すことはあっても無くすことがないように」と念を押されてから、各自、思い思いにOPUSを後にして銀座の街中へと消えて行きました。

わたしは最初から行く目的地があったので、VAIO Type Pとプロアトラス、PlaceEngineの測地情報を頼りの昭和通りなどを歩いていました。
 

Img_5000
PlaceEngineの測地情報は屋外に出てしまうとかなり不正確で、実際の位置を表示してくれませんでした。

土地勘があるので迷うことはありませんでしたが、PlaceEngineの測地情報だけを頼りに知らない土地を歩くのは不可能で、やはりGPSとのセットが望ましいと分かりました。
 

Img_4989
驚いたのは液晶ディスプレイの見やすさです。暗い夜道を歩いていますが、よく見えました。
 

PlaceEngineとは?

Img_5101
話は末吉隆彦さん、2007年にKoozyt(クウジット)株式会社を起業、PlaceEngineを開発している方です。
元ソニーの社員の方だそうです。
 

ソニーではバイオノート初号機(PCG-805/707のソフト開発を担当)、VAIO C1などの開発を担当されました。
 

PlaceEngineはWi-Fiなど無線LANの情報を元に位置情報を取得するシステムです。屋内のようにGPSが使えない環境で威力を発揮します。ちなみにOPUSでPlaceEngineから位置情報を取得すると、住所だけでなくソニービルディングの8Fにいることまで分かります。
 

ソニー社員を囲んでのVAIO Type PとPlaceEngineの感想

ユーザーから見たVAIO Type Pの携帯性

  • 落とさないようにストラップがつけられると安心感がある。(これまで発売されてきたミニノートでは絶対に思わない発想です。それほど小さいと言うことです。
  • ポインターとクリックボタンが押しにくい。(ポインターはThinkPadのトラックポインターとほぼ同じです。ほとんどのノートブックはトラックパッドを装備しているので、トラックポインターとクリックボタンの組み合わせに慣れている方は少ないでしょう。ThinkPadでもトラックポインターとトラックパッドを同時に装備している機種があるくらいです。)
  • インスタントモードでテキスト入力ができるようにしてほしい。(文字入力に特化したキングジムのポメラが爆発的なヒットをしていることと関係があります。メモ帳代わりにモバイルノートを使いたいという需要が大きいのです)
  • 片手で持てるので、もうい一方の手で片手で簡単に操作出来る操作性が欲しい。
  • ポケットに収まるサイズなので、大きさが既にインパクトがある。
  • 片手で楽々持ち運びができる。
  • 薄い。
  • ナビゲーションとして使いやすい。

ユーザーから見たVAIO Type Pの実用性

  • 情報を発信するツール、例えばブログの更新、WebSiteのアップデータなどに十分耐えられる実用性を持っている。同じ小型のデバイスでもPDAや携帯電話だと情報の受信や閲覧は可能でも情報を発信するとなると厳しい。
  • 解像度は液晶ディスプレイの質の高さと相まって満足度が高い。
  • ネットサーフィンでもキーボードがあるので使える範囲が広い。

VAIO Type PとPlaceEngineなどサービスの連携

  • サービスの使い勝手の良さ、使ってみたおもしろさを他の使ったことのないユーザーに伝えるのが難しい。
  • 無線LANが入らないと実質的に使えない。
  • コンパス内蔵として欲しい。(これはGPSの表示画面のヘッドアップ機能を指しています。カーナビなどでは当たり前の機能となってきていますが、進行方向を常に上に表示する機能です。携帯ナビでもヘッドアップ機能は標準となりつつあるので、付いていない方がむしろ珍しく使い勝手が悪いと判断される時代となりました。一昔前はヘッドアップ機能が付いていることが売り文句でした。)
  • PlaeceEngineの測地情報をデジタルカメラのExif情報に取り込むアプリケーションを提供して欲しい。(これはわたしの意見です。ソニーはすでにGPS-CK1と言う製品を発売していて、バンドルソフトとしてGPS Image Trackerがあるので、経度緯度の位置情報をデジタル写真のExif情報に書き込むアプリケーションは持っています。これをPlaeceEngineに応用させればすむので、新規の開発をする必要がなくすぐにでも実現出来ることです。)
  • x-Raderの情報をプロアトラスの地図情報の上に表示して欲しい。

みんながPetaMapを使わない理由は…?
動作が重い、情報量が大都市圏に偏っていて地方都市では使えない、iPhonがあるので必要性を感じない。etc…。

モバイルノートの使い方

  • 出先で仕事の資料を作る。(エディター、メーラーとしての利用)
  • Photoshopなどを利用して画像の処理やフォトストレージビューワとして使う。
  • VAIO Type PはドコモのFORMのカードを内蔵出来るが、出先でもネットに接続して使わない人が多いので、必要性を感じる人は少なかった。(ちなみにわたしはauのW05を使っていますのでドコモのFORMとは縁がありません。)

VAIO Type Pの写真

Img_4877
一同に並んだVAIO Type P。
 

Img_4880_2
わたしが選んだのはグリーンです。
 

Img_5136
ホワイト。一番指紋が目立たない色です。
 

Img_5150
レッド。一番艶やかな色です。
 

わたしのソニー Type Pの記事(1/13 2008追加)

Sony VAIO Type Pの商品詳細のURL
http://www.vaio.sony.co.jp/Products/P1/

この記事はレビューポータル「MONO-PORTAL」にトラックバックしています

1/13 2009 TREviewへのリンクを追加しました。

■この記事を評価して、関連の人気記事もチェック!
★★★★(素晴らしい)
★★★☆(すごい)
★★☆☆(とても良い)
★☆☆☆(良い)
by TREview

PR

Img_5037
SonyStyleでSONY VAIO Type P
iconを購入する。

楽天市場でソニー バイオ タイプ Pを探す。
Yahoo!ショッピングでソニー バイオ タイプ Pを探す。
 

1月 11th, 2009

Posted In: 参加レポート・ブログ・ブロガーミーティング

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です