インターネット上にシステムを構築する上で欠かせないのがデータベースです。ここではオープンソースとして最も普及をしているMySQL
のやや古いバージョン、4.0.24をWindows XPにインストールする手順を画像を使って分かりやすく解説します。
ヒューレットパッカード HP 2133にインストールする場合には必ずAC電源から電気を取ってください。
また、細かな設定を行うので、トラックパッドよりもマウスの方が作業の効率が良くなります。出来ればマウスを使用してください。
MySQL 5.0.67をHP 2133にインストールをしたのですが、クライアントのバージョンが古いというエラーが表示されました。そのためバージョンの違う5.1.30、4.1.22をインストールしたのですが、症状に変化がありません。やむを得ず、既にMySQLのサイトでは配布を終了している古いバージョンを手元から取り出してインストールをすることにしました。
PerlやPHPで作ったシステムにMySQLデータベースを公開する場合、テストをするサーバ環境の構築が必須です。なぜなら、インターネット上
のサーバにアップロードする前に動作確認を行わなければならないからです。動作確認を行わずにアップロードしてしまうと、バグがあった場合に無限ループに
陥り、サーバに過負荷を掛け停止させてしまうなどの事態を招きかねません。
サーバはApacheの他にPerl、PHP、MySQLなどをインストールして初めて実用的なテストサーバが構築出来ます。
MySQLはバージョンによって機能や認証などに大きな違いがあります。ここではMySQL 4.0.24のインストールだけを取り上げます。4.0.xはやや古いバージョンですが、今でもホスティングサービス(レンタルサーバ)では現役で使用されているバージョンでもあります。
4.0.xと4.1.xでは劇的な変化がありますので、4.0.xを愛用しているユーザーも多くいます。
MySQLのオフィシャルサイトのダウンロードのページです。
http://dev.mysql.com/downloads/
すでに4.0.xのダウンロードは出来ません。
以前にダウンロードをしておいた4.0.24のファイルを取り出しました。
圧縮してあるので解凍します。
解凍するとファイルが展開します。
複数あるファイルの中のSETUPをクリックしてください。
幾つか確認の画面が表示されますのでNextボタンをクリックしてください。
インストール先を訊ねてきます。
MySQLの4.1や5.0、5.1と違うところは、初期設定ではインストール先がハードディスク直下に指定されていることです。特に不都合が無ければこのままのディレクトリでかまいません。
Nextボタンをクリックしてください。
セットアップ・タイプを選択します。
初期設定でTypicalが選択されています。そのままNextをクリックしてください。
インストールが終了しました。
Finishボタンをクリックしてください。
C:\mysql\bin\を開けてください。
winmysqladminをクリックしてください。
画面が開きますので、User NameとPasswordを入力してください。
テストサーバの場合のUser Nameはrootが一般的です。パスワードを入力しなければパスワード無しでMySQLサーバへアクセス出来るようになります。テストサーバの場合はそれでもかまいませんが、常にパスワードを意識する癖をつけるためにパスワードを入力した方が良いでしょう。
パスワードの設定方法はMS-DOSからでも行えます。
「スタート > アクセサリー > コマンドプロンプト」を選択して、MS-DOS画面を起動します。
>cd c:\mysql\bin\
と入力します。
C:\MySQl\bin>
に移動します。
C:\mysql\bin>mysqladmin -u root password *****
と入力してください。「******」がパスワードとなります。
以上で作業は終了です。
お疲れさまでした。
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by TREview
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mizunuma 1月 31st, 2009
Posted In: サーバ環境のインストール