EIZOの直販ショップ、ガレリア銀座でアフィリエイター向けの新製品発表会が行われましたので参加しました(6/4 2009)。アフィリエイター向けと言っても内容は新製品の説明会そのものです。当日、プレス発表を受けた新機種、発売が7/1のFORIS FX2431TV / FX2431の製品コンセプトや性能、ユーザビリティーなどを備忘録として書き留めておきます。
FORIS FX2431TV / FX2431のターゲットは主にハードコアゲーマーですが、一般のPCユーザーでも十分に満足のいくレベルのモニターに仕上がっています。
EIZOには液晶テレビのブランドとしてFORISがあり「FORIS.TV」や「FORIS.HD」がラインナップされていました。もう一方でFlexScanHDブランドがあり、これはAV入力対応液晶モニターという位置づけでした。
インターネットの普及で、これまでテレビで見ていたコンテンツをモニターで見ることができる様になりました。そこで、テレビとモニターをFORISブランドに統一する事にしました。
映像コンテンツのニュース、映画、ゲーム、ドラマ、ホームビデオ。他にパソコンのモニターが有り、普通は2台の映像機器を利用しています。FOEISはこれらを時と場合に応じてテレビとモニターとして1機種で使い分けられるモニターです。
FORISの定義とは、あらゆるエンターテイメントを楽しめる「映像機器」です。エンターテイメントを楽しむという観点から見れば、テレビもモニターも同じという発想です。
実際、テレビは所有していないわたしですが、エンターテイメントはネットを通じて楽しむことが出来ますので、特に不自由は感じません。
DVDもノートブックで鑑賞しています(ポータブルDVDプレーヤーが壊れましたのでやむを得ずですが)。
これを言い換えればPCモニターが既にテレビの役割を担い始めていると言うことです。FORIS FX2431TV / FX2431はそうした時代に応えた製品といえるでしょう。
モニター専用機とTVチューナー付きの2機種です。
両機種とも入力端子を多数備え、合計4台のパソコン(or ゲーム機)をつなぐことができる様になりました。入力端子が多くなると配線が乱雑に成がちですが、FORIS FX2431TV / FX2431は中央に金具がつけられていて、すっきりとまとめられるようになっています。
HDMI端子とDVI-D端子や有線LAN、その他の端子類がこちら側にまとめて配置されています。無線マウスのC@T-oneのレシーバーもさりげなく刺さっています。
コンポジット端子などがこちら側に配置されています。
複数のPC入力端子を備えてくれるのはありがたいのですが、実は落とし穴があります。モニターは共有出来てもキーボードやマウスは共有出来ません。別途に切替器を購入する必要があります。
D-Sub端子を搭載してくれることで、モバイルノートのデュアルモニターとしての用途にも使えます。出先でならともかく、オフィスや自宅に戻ってからもモバイルノートの小さなモニターだけで作業をするのは苦痛を伴います。ぜひデュアルモニターの恩恵を受けてください。
複数のPCを接続しているのなら、マウスとキーボードの切替器も別途に手配してください。モニター切替器を内蔵しないタイプでしたら数千円で手に入ります。ちなみにわたしはモニター/マウス/キーボード切替器を2器所有しています。USB用とPS/2用です。デュアルモニターは一度使えば後戻り出来ないほど、快適な環境です。
Adobe RGBカラーカバー率96%、NTSC比92%の広色域パネルは凄いことです。昨年、ソニーやLenovoからもノートブックでAdobe RGBカラーカバー率90%台の(ソニーは100%、またディスクトップ機有り)が発売されましたが、一般のモニターで、しかもテレビでここまで対応させてきた事は驚きです。写真を趣味にしている方は、これだけでも興味をそそられると思います。
わたしはエプソンのフォトストレージビューワP-7000を所有していますが、購入の動機の半分はAdobeRGBカラーカバー率90%台のモニターを搭載していることが魅力でした。フォトストレージという観点からだけ見れば割高な製品でしたが、AdobeRGBカラーカバー率が90%台でしかもポータブル、つまり撮影の現場で確認出来るモニターとして重宝しています。
PC入力、AV入力、テレビ放送、それぞれにモードを設定しています。映像のコンテンツに合わせて、例えばピクチャーモード、テキストモード、ムービーモード、ゲームモードが選択されます。
テキストモード、ゲームモードなど、それぞれの輝度、色温度を選ぶことができますが、凄いことはこれらの動作を全て自動で行ってくれることです。
例えば、PCで使用している場合、添付のソフトをインストールすることで、Windowの「テキスト」を選択するとテキストモードに自動で変わり、「ペイント」を選択すると画像モードに自動的に変化するわけです。
※:写真は実際にWindowを選択して、モニターの色が変わるところを実演しているところです。
画質を識別して映画モード、テレビモード、PCモードに変化させることは既に目新しくは無くなっていますが、Windowを選択するだけで、画像モードが切り替わる機種がFORIS FX2431TV / FX2431が初めてではないかと思います。
長時間、PCに向かう機会が多く、しかもテキストや画像など、切り替えて使う方にはうってつけではないかと思います。
わたしはシステムエンジニアですので普段はテキストエディタでプログラムを書いています。しかし自分が制作したシステムにデータを入力することも仕事の中に含まれていますので、数日に渡って画像処理に没頭しなければならない時もあります。そのために画像処理専用PCとモニターを所有しているわけですが、その立場から言うと、このモニターのこの機能は垂涎ものです。
ステレオスピーカーを搭載。出力は2W*2Wとやや物足りないですが、音質はテレビ(モニター)一体型としては合格点です。参加者が多く、雑然としていた中で映像と共に音を聞いていたのですが、良く通りました。
EIZOらしいこだわりは、雑音の軽減のためにエンクロジャーに円柱形状を採用し、剛性を高めることで、内蔵スピーカーでは避けられない筐体から発生する付帯音を低減していることです。
EIZOの担当者も内蔵スピーカーにしては「がんばっていると思う自信作」と言っていました。
発売日は7/1 2009です。
EIZOダイレクトでの販売
FORIS FX2431TV 149,800円(エコポイントが付く)
FORIS FX2431 119,800円
FORIS FX2431TVは、下取りを入れるとさらにエコポイントがプラスされるらしいのですが、国会で審議中で確定していないらしく、前途は不明です。
販売チャネルは直販サイトの他、量販店でも販売するそうです。一般の家電メーカー、AVメーカーのテレビとは開発コンセプトの違ったテレビを店頭で見て触れられるので、店頭で見かけたら、ぜひ観てください。ただ、店員さんにこの機種の説明をするだけの知識が無い可能性が有ります。
アフィリエイター向けのセミナーと言うことで、EIZOダイレクトならではの特典の説明がありました。わたしも昨年、ワイドモニターを買う時にEIZOと決めていたのですが、運悪く購入の直前に空き巣に入られてしまい、代替え品を購入したためにEIZO モニターが買えなくなりAece x263wで我慢した経緯があります。
量販店への納品よりも早く配達される可能性があります、販売ではなく納品よりも早いのです、凄くありませんか?!
各機種100台限定。
確実に正式発売日の7/1よりも早く手元に届きます。予定では6/27に配達されます。ただし、地域によっては若干遅くなりますが、7/1よりは確実に早いです。
ソフマップと提携をして、下取りキャンペーン1万5千円のキャッシュバックがあります。
詳細は
http://direct.eizo.co.jp/shop/c/cTRADE-IN/
の「ソフマップキャンペーンページ」をご覧ください。
すごく分かりづらいリンクなので、この下のリンクをクリックした方が早いです。
http://www.sofmap.com/kaitori/eizodirect/
ちなみに、わたしが昨年、やむなく購入したAcer x263wは、上記で査定の結果は下取り価格が1万4千円でした。まだ購入後、10ヶ月しか経っていませんが、購入当時45,800円だった製品が下取り値とはいえ、ここまで安くなってしまったことに驚きました。
例えば、今のわたしは資金的には余裕が有るので「FORIS FX2431TV / FX2431」のどちらでも購入出来るのですが、x263wを下取りに出して購入するとすると、下取り値14,000円+キャッシュバック15,000円がFORIS FX2431TV / FX2431の価格から引かれることになります。
わたしはテレビは観ませんのでFX2431が購入対象となりますが、こう考えると、90,800円でAdobe 96%対応の24インチ・ワイドモニターが購入出来るのはとても魅力的です。セミナーに出席する前はハードコアゲーマー向けのモニターと聞いていたので興味は薄かったのですが、俄然、興味が湧いてきました。でも購入はしないと思いますが...。
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EIZOダイレクトでFORIS FX2431TV / FX2431を購入する
mizunuma 6月 6th, 2009
Posted In: EIZO, アフィリエイトセミナー参加レポート