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DELLの新製品説明会で本日 6/3に発売されるAlienwareノートブックを実際に体験してきました。ターゲットはヘビーゲームユーザー、OSは64bit、CPUは最高でCore2 Extremeを選択可能、グラフィックボードはGoForce GTX 280Mを最大2枚搭載可能、メモリーは最大で8GB、ストレージはHDDなら500GB×2・SSDなら256GB×2を搭載可能というモンスターマシーンです。
 

当日、触れられたのは試作機で製品版ではなく、またゲームも動画も用意されていませんでしたので、そのハイスペックな性能を試すことは出来ませんでした。
しかし、スペック表を読めば、処理速度はおおよそ想像がつくので特に必要は無いでしょう。
以下、レビューを書き留めておきます。
:写真はクリックをすると拡大します。

DELL Alienware M17x レビュー

Alienwareとはそもそも何?

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Alienwareはもともとアメリカのフロリダに本社のあるゲームPC専用のメーカーでした。Alienwareの設立は1996年で、2006年にDELLの仲間になりました。
 

    AlienwareのPCの特徴は3つ有ります。

  1. 常に最新のテクノロジーを搭載することでユーザーに満足してもらうこと。
  2. デザインに個性を持たせ、ユーザーに中毒になってもらうこと。
  3. システムサービスが触れた瞬間から感化される構成。

Alienware M17xのターゲットはハードコアゲーマー。PCゲームを楽しむために、常に最高のスペックを求めている人たちです。しかも、他人と同じでない、強い個性を持ったPCを求めています。
 

ゲームPCと言えばディスクトップが一般的ですが、先日、わたしがレビューを書いたNEC LaVie C ハイビジョンプレミアムノートなど、ノートブックも各メーカーから発売されています。

NEC LaVie C を使った経験から言うと、これからはよほどハイスペックな性能を求めない限りディスクトップよりもノートPCの方が選択肢としては優れていると思います。何よりモニターと本体が一体式なので可搬性があることが絶対的な優位点です。しかもほぼ全てのノートPCに外部出力ソケットがついていますので、別途にモニターを1台買い足すだけでデュアルモニター構成が構築出来ます。

Img_9222今日、発表されたAlienware M17xはディスクトップ機でもここまでハイスペックな性能を持った機種は希です。少なくとも日本国内の大手メーカーでは発売されていません。

DELLという世界第2位のPC販売台数を誇るPCメーカーが供給をすることで信頼感もあり、それだけに貴重な存在といえます。(中小メーカーやショップBTOではディスクトップなら同等のスペックのPCが売られています)
 

グラフィックボード

ゲームを楽しむためのコアとなるのがグラフィックボードです。Alienware M17xでは多数の選択肢が用意されています。大手メーカーではGeForce P9600をハイエンドマシーンに搭載している中で、NVIDIA GeForce GTX 250/280を1枚から2枚搭載出来ることは圧倒的なアドバンテージです。

当日の実機は試作品なので1枚と2枚、グラフィックボードが搭載された機種が用意されていました。バッテリーの左右に1枚ずつ搭載出来ます。惜しむらくは専用のグラフィックボードとなる上に、後から追加や変更が出来ないことです。
ただ、この点は発売前の担当者の話なので、発売後に変化が有るかもしれません。

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グラフィックボードが2枚の機種。
 

グラフィックボードを常に使っている状態ですと消費電力が膨大となります。最高のスペックで最大に電力を消費した場合、240Wになるそうです。

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ノートPCはAlienware M17xといえども常にゲームをしているわけではありません。メールのチェックもすればネットサーフィンもします。そうした時にはグラフィックボードを切り替えてマザーボードに搭載されているグラフィックチップを使用出来る様にスイッチがついていて、ステルスモードと呼ばれています。これで消費電力が65Wにまで落とすことが出来ます。
 

CPU

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パソコンの処理速度を決める決定的な要素がCUPです。CPUも多彩なラインナップです。
インテル Core2 Duo P8600からCore2 Duo P9500、Core2 Quad Q9000、Core2 Extreme QX 9300まで選択出来ます。
 

やや疑問なのは処理速度にゲームやグラフィックを扱う上でP8600が耐えられるのかなと言うことです。P8600は価格戦略上の最安値を打ち出すために導入しただけではないかと想像します。Alienware M17xを購入するユーザーでP8600を選択する方は希でしょう。

メモリーとOS

メモリーは最大で8GBを搭載出来ます。
メモリーはSO-DIMMで2スロットです。

メモリーの制約のある32bitのOSではなく64bitのOSを搭載しています。
選択出来るOSはWindows Vista Home PremiumとWindows Vista Ultimateの64bit版の2種類です。

Windows Vista 64bit版に対応したアプリケーションはまだまだ少なく、ゲームでも全てが対応しているというわけではありません。この点、購入の際に注意したいところです。

デザイン

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極めて個性的です。当日はブラックしか用意されていませんでしたが、他にシルバーが有ります。どちらもアルマイト加工を施されています。
 

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キーボードの上に取り付けられたエイリアンのロゴ。個人的には凄く気に入りました。
 

ソケット類

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向かって右側のソケット類。
左からExpressCardスロット(53/34mm)、光学ドライブ(スロットローディング方式)、メディアカードスロット(SD/SDHC/MSPro/RS-MMC/MMC)、USBソケット*2、ヘッドホン端子(フロントスピーカー用出力)、ヘッドフォン端子(センタースピーカー&サブウーファー用出力)、リアサウンド用出力端子、マイクロフォン。
 

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向かって左側のソケット類。
左からセキュリティロック、VGA(D-Sub)ソケット、HDMIソケット、DisplayPort、有線LAN(10/100/1000)、USBソケット*2、USB&eSATAコンボポート、IEEE 1394aソケット。
 

外部ディスプレイソケットだけで3種類が搭載されています。デュアルモニター環境を構築する上で、最高品質のHDMIソケットのモニターから手近にあるVGA(D-Sub)ソケットのモニターまで自由につかえます。

オーディオ端子は5.1chを構築出来るセンタースピーカー&サブウーファー用とリアサウンド用出力です。

オプティカルドライブとハイビジョン対応

オプティカルドライブのオプションではDVDスーパーマルチドライブの他に、ブルーレイディスク・ドライブも選択が可能なことと液晶ディスプレイの解像度で1920*1200(WUXGA)を選択出来ることから、ハイビジョン映像を楽しむことは可能のようです。断定出来ないのは、まだ試作品の段階だったので担当者もそうした細かな点は把握し切れていないからです。

フルハイビジョンに対応していれば金色のシールが貼られるのですぐに分かるのですが、これも製品版ではないので当然貼られるはずもないので、分かりません。スペックから言うとフルハイビジョンに対応していない方が不自然なのですが、メーカーがゲーマー向けと割り切って設計した機種なので、対応していない可能性も有ります。

キーボードの色が選べるコマンドセンター

Img_9268個性的な機能にコマンドセンターが有ります。
カラーパネルから色を選択することで、キーボードやトラックバッドなどのイルミネーションの色を変化させることが出来ます。
 

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ゲーマーに限らず、自分のPCのデザインに飽きてきて変化をつけたくなります。そうした時にこの機能はうってつけでしょう。色が変わるだけで印象は大きく代わります。よく、自分のノートPCにステッカーを貼っているプログラマーを見かけますが、同様な趣旨と思います。
 

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赤い色。
 

Img_9283青い色。
 

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Webカメラを内蔵していますが、顔認証機能を搭載しています。面白いのは、顔を認証させてからカメラを構えると、顔が識別出来なくなることです。それだけ精度が高いと言えます。
Webカメラは200万画素です。
 

気になる熱処理とファンの音

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ファンは本体に1基、各グラフィックボードに1基ずつ搭載されています。グラフィックボードは2枚まで搭載出来ますので、最大で3つのファンが搭載されることになります。

放熱効果は高いと思いますが、逆に気になるのはファンの騒音です。負荷をかけてAlienware M17xを動作させられませんでしたので騒音のレベルは分かりませんでした。

放熱用に背部と底部はメッシュ構造となっています。
 

スピーカー

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スピーカーはフロントについています。ゲームをする上で指向性が気になりましたが、キーボードを叩きながらモニターを見て音楽を流しても、しっかりと音が聞こえました。指向性をうまくコントロールしているようです。音質はノートPCとしては出来が良く、よほど音質にこだわらなければ十分な品質です。
 

スピーカーの出力は5W×2です。ノートPCの性格上、十分な出力でしょう。

キーボード

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本来、わたしが最も神経質になるキーボードですが、Alienware M17xがそもそもキータイプを長時間するユーザー向けの機種ではありませんので、それほどわたしもこだわりを持たずにタイプしてみました。
 

:腕時計はカシオの登山用プロトレックです。アウトドア用とは思えないほど洗練されたデザインをしています。みんぽすから貸与を受けて使用中です。パソコンのセミナーに参加しても全く違和感が有りません。
みんぽす

製品版ではなく試作品なので、4台あるAlienware M17xのキーボードのタイプ感が全て違っていたので、タイプ感は比較のしようが有りませんでした。
キーのデザインは個性的で気に入りました。キーのピッチも台形をしていて、表面が小さくなっていますがタイプしやすくタイプミスはしないでしょう。
キー配列も標準的で、日本語キーボードと英語キーボードが用意されています。17インチなので当たり前なのですが、10キーがついているのはありがたいです。
 

Img_9287日本語版のキーボード。
 

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英語版のキーボード。
 

液晶ディスプレイ

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ゲーマー向けのノートPCなので、グレア、光沢有りです。
文字入力にはノングレア、光沢無しが適していますが、映像を楽しむので有ればグレアの方が綺麗に映ります。
動画の再生やゲームなどが用意されていませんでしたので、ディスプレイの質は分かりませんでした。ただ、画面を見た限りでは品質は良さそうです。価格に見合った質は持っていると思います。
 

重さとバッテリー

重量を軽減しようと言う発想は有りません。カタログ上で5.3kg有ります。重いですが、持ち運ぶのに苦痛を伴うほどの重さでもありません。

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バッテリーは以外に小型です。試作品でしたので正式な駆動時間は分かりませんでしたが、約2時間という事でした。これだけのスペックを持ったノートPCでこんなに小さなバッテリーで約2時間も持つと言うのが驚きでした。
 

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バッテリーは約530g有ります。9セルです。
 

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バッテリーは残量計がついています。
 

ACアダプター

Img_9339ほとんど弁当箱です。
 

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最大240Wの消費電力プラス充電をまかなおうとするとこの大きさになるのでしょう。
 

気になる価格

ローエンドの構成で238,000円(予想価格)です。

CPU:
Core2 Duo P8600

チップセット:
NAVIDIA GeForce 9400M G

グラフィックボード:
NAVIDIA GeForce GTX 260M 1G

オプティカルドライブ:
DVDスパーマルチドライブ

メモリ:
4GB(2GB*2)

ディスプレイ:
17インチTFT WXGA+(1440*900)

しかしこの構成だとゲームPCとしては使い物にならないでしょう。静止画の画像処理でも量をこなす人には厳しいと思います。
ハイスペックの構成にすると最高額で80万円台(予想価格)になるそうです。カスタマイズ出来る範囲が広いので、ユーザーが自分が使うゲームに応じてカスタマイズするので、売れ筋は50万円台から60万円台のスペックになると思います。

Alienware M17xの感想

先日、NECのゲーマー向けのノートPCのLaVie C ハイビジョンプレミアムノートを使ったので、比較をすると、CPU、グラフィックボード、メモリーなど桁違いの高性能を持っていますが、それだけに高額になります。
もう一点比較すると、ノートPCとしての完成度はLaVie C ハイビジョンプレミアムノートの方が遥かに高いです。キーボードのタイプ感とキーのピッチ・ストローク、各種のボタン類の配置やUSB等のソケット類など使いやすさは日本のユーザーの好みを熟知して設計されています。

Alienware M17xを購入するのは、ハイパフォーマンスのスペックを持つゲームを楽しむなど、ユーザーがどのゲームを楽しむかが選択するポイントとなるでしょう。

単なるゲーム機としてではなく、日常のノートPCとしても使用するので有ればAlienware M17xはやや難があります。あくまでもゲーマー向けに特化した製品だからです。
キーボードのタイプ感は試作品とはいえ、あまりよい出来ではありません。製品版では改善されていると思いますが、長時間のタイプに耐えられるだけの品質を持っているかは未知数です。

ヘビーゲームユーザーなら間違いなく購入の選択肢に入れておくべき機種です。日常のパソコンとしても使いたい、あるいはグラフィックに強いので画像処理もさせたい、というユーザーにはお勧め出来ない機種です。それほどゲームユーザーにとって魅力的な機種といえそうです。

:6/4 2009 下記のPRの追加と誤字の訂正を行いました。

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DELL オンラインストアでAlienware M 17xを購入する

6月 3rd, 2009

Posted In: ノートブック

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