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JVCの独自映像エンジン”GENESSA Premium”
JVCの映像技術の歴史とTV構造についての話しは、日本ビクター株式会社の副社長を務めた高柳健次郎博士にまで遡ります。ブロガーセミナーの時に高柳博士の名前は知っていたのですが、何をされた方か思い出せないでいました。この記事を書きながら思い出したのはブラウン管による電子式受像を世界で初めて成功させた人と言うことです。大正15年(1926年)の事です。ちょっと信じられないことですが、時代が昭和では無いんですね。

わたしの記憶では、場所はNHK(愛宕の研究所?)、映した映像はひらがなの「い」だったはずです。

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みんぽす

LT-42WX70セミナー

ビクターの社風と絵の表現へのこだわり

高柳博士の言葉「原色探究」、これが高画質化の思想となりビクターの社風の一つを作り上げたようです。
撮影条件、撮影技術、伝送技術、表示技術、視聴環境が、撮影者の思い・真実の映像美を表現することの制約となります。この制約と取り組み、改善して行くことで「原色再現」を実現しようと言う事だと思います。

進化する高画質エンジン GENESSA Premium(ジェネッサプレミアム)

人間が最も美しいと感じる映像をリアルに再現することを目指して、画像処理エンジンのbit精度を大幅に拡張しました。bit数が少ないと高画質の再現が難しいです。
例)ビクターは36bit(12bit*3)。
高度な新画像処理アルゴリズムを搭載しました。また様々な映像入力信号に対する最適なノイズ除去と階調再現、色再現性の追求のために映像1枚1枚に対してリアルタイムで行う画像処理を大幅に進化させました。
具体的には言えば、画像の特徴検出精度および処理精度を向上させ、CPU処理性能を2倍に向上させました。

独自の高画質エンジン GENESSA Premium(ジェネッサプレミアム)

強力なエンジンの自社開発。
JVCのエンジンはなぜ忠実再現ができるのか?
それは信号ロスを排除する独自エンジンだからです。
以下、モニターやテレビとGENESSA Premiumの比較です。

1.一般的モニターの色処理。
RGB入力>「RGB入力に忠実+パネル補正」>RGBをLCDに出力。
RGBなので忠実再現がしやすいです。

2.TVの色処理。
RGB、YUVの入力>「YUV信号での処理が必要なため、一旦YUV信号への変換が必要」>「RGBに変換」>「色再現の歪みを調整するが全域を調整するのは困難」>RGBをLCDに出力。
YUVに変換するのでロスが出ますから忠実再現が難しい。

3.GENESSA色処理。
全域階調ロスがありません、色度点変換回路、パネル毎のガンマ補正を行います。正確な色再現域への変換を行います。入力時の元のRGBに戻せます。
忠実再現が可能となります。

従来のテレビとPhoto Proモードの比較

従来のテレビでは赤い花びらが飽和してしまし、階調表現できません。対してPhoto Proモードでは赤い花びらの葉脈の線の一本一本まで忠実に再現出来ます。
これを42型という大型画面で可能にしました。
デジタル一眼レフカメラ(以下デジイチ)の撮影した画像を忠実に再現出来ます。
sRGBカバー率100%、Adobe RGBカバー率 96%(UCS)。
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ガンマ補正、忠実再現高画質を実現するガンマ補正について

液晶モニターとなったことで、改めてガンマ補正が意識されているそうです。
液晶パネルの入出力特性はばらつきがあります。ガンマ補正がばらつくと、明るさだけでなく色つきも変わります。ガンマが色ごとにそろっていないと色が変わってしまいます。
液晶モニターの特性はS字特性が基本。テレビを作る側はは「ガンマ」だと言い続けていたが液晶メーカーはなかなか意識してくれなかったそうです。それと個々の液晶パネルのばらつきが激しいようです。

ガンマ特性にバラツキがあると、色階調だけでなく色そのものが違った色として表現されてしまいます。
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1台1台をキャブリケーションの補正をして出荷

キャブリケーションは、eyeOneよりも製造段階ではもっと精度の高いものを使用して、1台1台補正を行っているそうです。1台ごとの補正となると、ハード的な補正とソフト的な補正と様々な補正が必要となりますので、その手間が価格に反映されて高価となりますが、これを行うことでユーザーが製品を購入する際のいわゆる「当たりはずれ」や初期不良はほとんど無くなります。

キャブリケーションモデルも用意しているそうですが、具体的な話はこの日は有りませんでした。このLT-42WX70という製品に関して言えば、キャブリケーションモデルを選択する方が正解ではないかと思います。キャブリケーションモデルに期待大です。
継年劣化はキャブリケーションモデルで対応できます。

キャリブレーションツール(アプリケーションのこと)は誤差要因が多いそうです。
ユーザー自身がキャブリケーションの継年劣化を補正するにはeye Oneとアプリケーションを別途に購入をして、ユーザー自身がアプリケーションを操作する必要があります。

この点、EIZOのColorEdgeシリーズがハード的にキャブリケーションの補正を行うのでユーザーがアプリケーションを操作するシーンは非常に少ないのと対照的です。これはColorEdgeとT-42WX70が対象とするユーザー層が全く異なるからです。
どちらが良いというわけでは有りません。逆にどちらを購入するかをユーザーは自分の使用目的を明確にしておかないと、後で後悔するかもしれません。

使われるシーンの想定

EIZOのColorEdgeシリーズが画像処理(写真やイラストなど)を主にするユーザーを対象にしているのに対して、LT-42WX70はこれまでにない全く新しい分野の製品です。複数の人が同時に画像処理の行程を確認したり、自分の撮影した写真を家族で見たりする様なシーンでの活用をJVCでは想定しているみたいです。

42インチのサイズですから、画面を見ながら画像処理をするには大きすぎます。実際、わたしは25.5インチの液晶ワイドモニターを画像処理用に使用していますが、時折、大きすぎると感じることがあります。42インチですと、画像処理に直接使うことは無理かと思います。
この製品は、JVCがこの様な性能と機能を持った製品を作りました、ユーザーの皆さん、自由に使い方を考えてください。という製品ではないかと思います。

次はその他の項目とわたしの感想を書きます。
>>続く


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7月 7th, 2009

Posted In: その他メーカー, 参加レポート・ブログ・ブロガーミーティング

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