8/1 2009 品川で8/7店頭発売予定のキヤノン アイビス HF21とアイビス HF S11のブロガーセミナーが開催されましたので参加しました。
これまでの製品のキヤノン iVIS HF20とiVIS HF10と比べての違いは
1.内蔵メモリーが32GBから64GBと倍増したこと。
2.撮影者が歩いて撮影をしても、もほとんどぶれないほど高性能な手ぶれ補正機能が搭載されたこと。
3.ハイスピードAFで被写体に一瞬でピントが合うこと。
4.フェイスキャッチテクノロジーの大幅な向上。
5.4秒ショートカットムービーの撮影機能の搭載。
6.シーンモードに「夜景」を追加。
などです。
この日のブロガーセミナーで紹介された機能は上記の内、高性能の手ぶれ補正機能、ハイスピードAF、フィエイスキャッチ、4秒ショートカットムービーでした。4つの機能は驚くばかりでした。性能の向上は当たり前ですが新しい機能は注目に値します。ユニークな機能はショートカットムービーです。
この日のブロガーセミナーで紹介された機能は上記の内、高性能の手ぶれ補正機能、ハイスピードAF、フィエイスキャッチ、4秒ショートカットムービーでした。4つの機能は驚くばかりでした。性能の向上は当たり前ですが新しい機能は注目に値します。ユニークな機能はショートカットムービーです。
このレビューは「みんぽす」から商品を無償でお借りして掲載しています。(詳細は末尾で)
以下、当日の備忘録として記録します。
世界で一番のカメラを作りたいとして設立をしました。
1933年、六本木に技術者がアパートの一室(竹川屋ビル)に集まって研究所(精密工学研究所)とし、KWANONカメラを生み出しました。
研究者達の目標はライカ。
日本人でも欧米のカメラに負けない性能のカメラが開発出来るだろうという志を持った技術者達が集まった様です。
余談ですが、1933年というと高名な零式艦上戦闘機(通称零戦、ないしゼロ戦)の一世代前の96式艦上戦闘機の試作機の設計が開始された時期と重なります(製品化、つまり実戦配備されたのは1936年)。
この1930年代という時期は、明治維新から息をせききって「欧米に追いつき追い越せ」と無我夢中で走り続けてきた日本人が、自分たちの持つ技術に自信を持ち始め、欧米を凌駕する工業製品を製作しようという機運がみなぎっていたのだろうと想像出来ます。
KWANONカメラの性能は話には出ませんでしたのでライカを越える性能を持っていたのか不明ですが、96式艦上戦闘機は艦上戦闘機として世界史上、初めてあらゆる陸上戦闘機に打ち勝つ性能を持った戦闘機として知られていますし、後継機種の零戦は設計上の制約の多い艦上戦闘機でありながら世界最強の戦闘機の名を約2年間に渡って欲しいままにしましたので、当時の日本が一部の分野とはいえ欧米の技術水準を凌駕していたことが分かります。
操業時の思いを胸に、画質に徹底的にこだわる「光学」メーカーであり続けることです。
最高の「レンズ」を核とした事業展開。
1.デジタル一眼レフカメラ
2.コンパクトデジタルカメラ
3.デジタルビデオカメラ
などです。
1956年から始めての8mmカメラを作りました。以外と伝統が有ります。
以後、1985年、8mmビデオ規格を採用したキヤノン初のVTR一体型のカメラを開発・発売しました。
現代はフルハイビジョンカメラを開発・発売しています。
キヤノンの歴代のビデオカメラ。奥から手前にかけて年代が新しくなってきているのですが、大きさが徐々に小さくなっていることが分かります。手前の大きなカメラは業務用です。業務用のビデオカメラというとソニーの名が浮かびますがキャノンも作っていたんですね。
高画質を実現する3つの要素があります。レンズ、CMOSセンサー、DIGIC DVです。
特に重要なのがレンズです。レンズがだめなら全て無駄となります。少なくともキヤノンという会社はそう考えているようです。
色々なカメラメーカーの開発担当者の話を聞いてきましたがここまで言い切った言葉は初めてでしたので、キヤノンの社風と自社製品への自信が感じられます。
高性能のレンズを持ったキヤノンにとってはハイビジョンは待ちに待った時代です。
これまでのSDの時代は画質が粗く、情報量も少なかったのでレンズの性能の差が分かりづらかったのです。
ところがHDの時代は情報量が多く、レンズの性能の差がはっきりと体感出来る絵のレベルになりました。
適者生存の法則によれば、良いレンズを持たないメーカーはHDの時代には淘汰されるのでしょう。
スーパーハイビジョンとなると更に性能の差が出てくるそうです。わたしは高規格のスーパーハイビジョンが有ることをこの時初めて知りました。動画にあまり京見のないわたしに言わせれば、そろそろ高性能化は止めて立体映像など革命的な映像の再生に向かって欲しいと思ったりもしました。
SDの絵とHDの絵の差を見比べた時には衝撃を受けましたが、HD以上の絵が必要かどうかを、立ち止まって考える時期に来ているのではないでしょうか?この辺りは再生をするテレビの大きさが拡大するのと歩調を合わせているので、どちらか一方が立ち止まると言うことはあり得ないので、難しいこととは思います。
まず画質ありき。
ビデオカメラの生命は”画質”。画質だけは譲れない!
画質を保ちつつ、操作性、機能、重さ、デザイン、大きさ、価格をよりよいものに仕上げて行くという発想です。
iVISの設計思想とキヤノンの方は述べていましたが、おそらく全ての製品で同じ設計思想が貫いているのだと思います。
わたし自身はキヤノン製のデジタル一眼レフカメラ・EOS 40Dを愛用しています。使い始めて約1年が経過しました。本体は設計が古く既に発売を終了してから半年以上を経過していますが、キットでついてきたレンズの性能は抜群です。ニコンがD90を発売した時にそのカメラの性能の良さに買い換えを検討したことが有るのですが、キットのレンズの性能があまりに悪いので諦めた経緯があります。(レンズを買い足す必要が有るので予算的に無理がありました)
そんな実体験が有りますので、キヤノンのレンズがカメラ本体の性能を100%引き出せるという話は現実的に受け止められました。
後半の撮影会ではiVIS HF21が各ブロガーに1台ずつ用意されていました。そこでモデルさんを撮影します。
モデルさんは美しいお二人です。
撮影をした画像はダイナミックモードとスタンダードモードです。どちらも4秒のショートムービーで撮影をしました。ファイルの容量ですがダイナミックモードが約19MB、スタンダードモードが約16MBです。わずか4秒でずいぶんと容量が違います。ダイナミックモードは手振れ補正をより強化したモードで、撮影者が歩いていても被写体を綺麗に撮せるモードです。
ダイナミックモード
スタンダードモード
2つの画像はどちらも撮影したわたしが歩きながら横から撮影をしたものです。
ほとんど手振れが見られません。これほど手ぶれ補正が十分だと、ダイナミックモードでもスタンダードモードでもフルハイビジョンに対応したテレビやモニターでなければ違いは分からないでしょう。
次はキヤノン アイビス(iVIS) HF21/ HF S11の開発秘話を書きます。
?続く.....。
iVIS HF21/HF S11の記事のリンク
記事のリンクを追加しました。(8/5 2009)
製品名に誤りがありました。HF11からHF S11に訂正しました。(8/5 2009)
この記事はレビューポータル「MONO-PORTAL」にトラックバックしています
このレビューはWillVii株式会社運営の家電・PC・携帯・ゲームレビューサイト「みんぽす」から、「モノフェローズ」として...
- 商品を無償でお借りして、レビューを掲載しています!
- ブロガーへの報酬、レビュー内容の指示は、本情報開示以外は一切ありません!
楽天市場で iVIS HF S11を探す。
Yahoo! ショッピングでiVIS HF S11を探す。
Yahoo! オークションでiVIS HF S11を探す。
AmazonでiVIS HF S11を探す。
楽天市場で iVIS HF21を探す。
Yahoo! ショッピングでiVIS HF21を探す。
Yahoo! オークションでiVIS HF21を探す。
AmazonでiVIS HF21を探す。
mizunuma 8月 2nd, 2009
Posted In: ビデオカメラ, 参加レポート・ブログ・ブロガーミーティング