DELLのブロガーミーティングが恵比寿で開催されましたので出席をしました(12/15 2009)。
その1の続編です。
ブロガーからの質疑応答と、2年後のノートPCに求めるブロガーからの要望の意見交換が行われました。

2年後のノートPCというよりも、現実世界で、今すぐにでもこうした機能が欲しいというブロガーの要望が興味深かったです。と言うのも、各自が思い思いに熱意を語るのですが、それがほとんど1人単位の要望となっているからです。わたしには思いもよらないノートPCの使い方を希望している方もいて参考になりました。
Vostro V13についての質疑応答
1kg以下のPCの需要はどの程度か?
日本では需要があります。パナソニックやソニーなどがこの市場向けの製品を発売しています。その代わり、軽さの代償としてプレミアム的な価格となっています。誰でも手に入れられる価格ではありません。
わたし自身の使用例では3kgまでならモバイルPCとして十分に実用的です。まして2kg未満の機種なら持ち歩くのに全く苦になりません。この重量については多分にユーザーの体力と主観によると思います。わたしは重量については全く気にしません。
デルのラインナップではLatitde12インチモデル E4200が1kg以下の機種に該当します。
デルでは大きさを重要視しているので、重さは犠牲となっています。これは1台のPCをモバイルで持ち歩くだけではなく、ワークステーションとしても使うことに対応したためです。使用目的が違うと言うことでしょう。
わたし自身の立場で言うと、1kg以下のノートPCは、スペックが非力で使う気が起きません。メイン・ノートPCには非力で使えないし、モバイルで使うのなら多少重くなることを我慢すれば半値以下の製品が多数発売されています。1kg以下のモバイル・ノートPCの市場というのはそれほど大きくはないと思います。
新しいコンセプトの製品なので開発期間が他機種よりもかかったのでは?
通常のモデルと比べて時間をかけている訳ではありません。
しかし、開発の段階からグローバル市場向けの製品として力を入れていました。
日本から発信(製品化の要望)した製品ではないが社内のコードネームが日本ぽいワードだったそうです。当然、アジアを強く意識したPCです。アジアといえばデルでは最初に日本市場を見ます。つまり、強く日本市場を意識した製品と言うことが言えそうです。
セキュリティは?
VostorのBIOSはとてもシンプル。LatitdeのBIOSは顧客に合わせてカスタマイズしています。
BIOSからハードディスクの暗号化などの機能はついていません。機能を絞って価格を抑えている機種です。
部品交換が出来ないことについて
メモリはユーザーが変えることは出来ますが、デルのサポートの対象ではありません。
メモリの交換はネジを開けてするそうです。
ビジネス用途の機種に交換できない部品があるのがあるのはどうかという意見
オプションで出張で交換してくれるサービスがあります。
また、データのバックアップを無料で行うサポートを先週から行っているそうです。これはVostorだけのサービスです。
今回のV13という機種は初期導入を抑えるということが最重要課題だったので、こうした点はオプションとしたようです。
2年後のノートPCに求めるブロガーからの要望
キーボードの大きさを変更できないか?
フルサイズのキーが万人に向いているわけではない。女性や手の小さな男性には17mmやそれ以下のサイズを選べる様にBTOをしてもらいたい。
バッテリーの駆動時間の長さの要望が一番多い
バッテリー容量を大きくする(セルを増やす)と厚くなる。技術の進歩があればもっと薄くできる。
ブロガーの間では、6時間から8時間のバッテリー駆動時間の要望が一番多い。
変わった要望では、ソーラーパネルや燃料電池の搭載、またバッテリーレスの永久駆動の技術の導入と言った奇抜な要望も出されました。
技術的に価格をそれほど変更しなくても可能だそうです。
補助電源の搭載
シャットダウンした時に5分、10分持ってくれる補助電源を搭載して欲しい。
バッテリーとは独立した非常用の電源があると、万一電源が断たれた時でもハードディスクなどが瞬間的に止まってしまうことが防げます。未保存のデータを保護出来るだけでなく、アプリケーションやハードウェアーの保護にも役立ちます。
デルでは考えたことも無かった意見だそうです。
バッテリー単体で充電したい
Latitudeシリーズならある。
わたしの所有している2台のミニノートはそれぞれ予備バッテリーがあるのですが、1つのバッテリーが空になり予備のバッテリーに切り替えます。
帰宅後に充電をするのですが、パソコンにバッテリーを繋がないと充電が出来ないので、2つのバッテリーを振る充電するのに時間がかかります。
バッテリー単体で充電が出来るならば重宝すると思います。
同じモバイルデバイスという点で共通のソニーのPSP(プレイステーションポータブル)にはバッテリー充電器が発売されていています。充電器があれば、帰宅後に予備バッテリーと本体のバッテリーの2つを同時に充電出来るのでスピーディーです。実体験があるので、ノートPCのバッテリー充電器は潜在需要が有ると思います。
Windows以外のOSでも動くノートPCが欲しい
欧州ではWindows以外のOS、Linuxが普通に店頭で売られているが、日本ではLinuxが一般的ではない。どの程度、需要があるのかが把握できない。
Windowsを立ち上げなくてもLinuxで背後で立ち上がりメールやWEB閲覧が可能なノートPCは既に各社から発売されている。
わたし自身はLinuxではありませんが、製品版のWindows XPを使用していますので、OSレスのパソコン購入しています。以外とOSが搭載されていないパソコンが日本では手に入りにくくなっています。オプションでOSレスが選択出来ると助かります。
クラウドに対応したモバイルPC
ノートPCには最低限の機能を搭載していて、オフィスに戻ったらCPUを搭載したドッキングステーションに接続するPC。ドッキングステーションに接続をさせると、ノートPCのCPUなどは停止をして、単なるディスプレイとなる。
この手の製品は昔からあります。現在も複数のメーカーから発売されていてわたしも試させてもらったことがあります。そのときに、担当者と話をしてそれほど売れていないと聞きました。
ニッチな市場として存在はしていますが、大勢を占めるほどの需要は無いと言うことでしょう。
iPhonで対応できない部分をノートPCで行う
セキュリティはどんな対策を施しても完璧ではないから、ノートPCは基本的に持ち歩かない。
ノートPCを持ち歩かないと言うのは、ある意味での究極のセキュリティです。盗難にあったり破損する心配がないからです。
ただ、それはノートPCのモバイル性の否定ともなるので、ノートPCそのものが不要と言うことにつながります。自己矛盾といえるでしょう。
ついで、スマートフォンユーザーがどの程度いるのかという問題があります。現時点ではそれほど普及はしていません。
シートを貼って横から見えない様なモニターをあらかじめ設定して欲しい
メーターとしては液晶の視野角は広ければ広いほどよいと思って開発をしているので、この提案はまったく気が付かなかったそうです。
こぼれネタ
社内ではLatitdeを「ラチ」と読んでいるらしい。
ブロガーミーティングの間に「ラチなら可能」「ラチには搭載しています」と担当者がいっていたのがちょっとユーモラスでした。製品の社内用語は良くあるのですが、外部の人間が耳にする事はあまりありません。貴重な体験でした。
デルは新製品を出す際に世界各国を回って市場調査をしていますが、色は欧州では赤がいい、日本では白がいいなど違いがあるそうです。世界市場のプレーヤーのデルらしい話です。
次は...。
日本に一台しかない「Vostro V13レビュー」を書きます。
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