うろぐ

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TypePadから記述した文章を取り出すのは簡単です。管理画面からダウンロードするリンクが貼られているので、そのリンクを左クリックせずに右クリックで「保存」を選択するとダウンロード出来ます。

やっかいなのは画像のダウンロードです。
TypePadではFTPでサーバにアクセスすることが出来ませんし、無料ブログサービスのFC2の様な画像を一括してダウンロードするような機能も備えていません。念のためSix Apartに確認したところ、巡回ソフトの名称とダウンロード先の一覧を送付してきました。すなわち、当社では画像をダウンロードするサービスは行っていないのでお客が自分自身で手間をかけてダウンロードをしてくださいと言うことです。

移行と問題点

画像のダウンロード

画像だけをダウンロードするフリーウェアも有ると思いますが、わたしはブログ全体をファイルとして保存するフリーウェア「Junshu(巡集)」を使用しました。
このため、数百ページのブログのhtmlファイルと画像をダウンロードするのに3日ほどパソコンを動かし続けました。
普段使用しているパソコンにこれほどの負荷を掛けると日常業務に支障がでるので、こうした事態のために用意してある古いディスクトップ機を利用しました。
実際にダウンロードをした体験から言うと、TypePadから画像その他のデータをダウンロードして他のサーバに移転するには、1台しかパソコンを所有していない方には非現実的だと思われます。複数台のパソコンを所有していて、その1台は数日別用途に使い続けていても支障がないパソコンである必要が有ります。

MTへの移行

インストールの前に、TypePadからダインロードしたテキストファイルをテキストエディターで開きます。
そして、画像や内部リンクなどのURLをTypePadのURLから独自ドメインのURLに置き換えます。この作業を忘れると、画像をTypePadのURLに読み込みに行ったりするの必ず実行してください。
わたしが使用しているEmEditorなら簡単に置き換えてくれます。EmEditerは無料体験版も用意されていますので、試しに使ってみてはいかがでしょう?
EmEditerの最新バージョンはWindows 7 32bit/64bitともに対応しています。

さくらインターネットのサーバに対して、移行するブログのドメインをあらかじめ設定しておきます。ついで、そのドメインのディレクトリ内にMTをインストールします。
この作業は独自ドメインではなく、さくらインターネットと契約をした際に渡されるさくらインターネットのドメインのサブドメインで行います。ドメインのDNSサーバとネームサーバの書き換えは全ての作業が済んでから行いますので、注意してください。
ネームサーバとDNSサーバの書き換えを後にすることは、サクラインターネットに限らず全てのサーバに共通しています。

ダウンロードしたテキストファイルをさくらインターネットのサーバにインストールしたMTにインストールするのは簡単です。MTの管理画面からインストールのリンクをクリックして、アップロードするファイルを指定してあげれば済みます。

問題点

やっかいなのはインストールの後の作業です。
インストール後の記事のファイル名やカテゴリのディレクトリ名をみると、TypePadで使用していた名称とは違っています。
TypePadは最新のMTとほぼ同じなので名称も引き継がれると思っていたのですが違っていました。MTではMTで独自に名称を付けるようです。
やむを得ないので、記事とカテゴリの名称は手作業で1つずつ修正することにしました。

すでに書かれた記事のURLを変更するのは得策では有りません。URLは固定されるのが良いというのがSEO対策の基本ですが、それ以上にすでにGoogleやYahoo!のインデックスに登録されているページが消滅してしまうと、検索結果によって誘導されるユーザーに迷惑をかけてしまいます。

問題点の対処法

作業は現在公開中のブログから、記事のURLを探して、末端のファイル名を取得します。
最も記事単位のURLを探しやすいのが月間アーカイブのページでした。このページなら公開順に記事のURLを取得できますので、さくらインターネットのサーバにインストールしたMTの記事と日付による順の整合性が保たれます。MTの記事の「前へ」をクリックすると、1つ前の記事へ移動しますので入力順に表示される月別アーカイブのページをたどると順序が同じになります。

書いた記事数は約500でしたが、ファイルを書き換えるのに空き時間を利用して3日掛かりました。
単調な作業なので苦痛が伴います。

ファイル名の書き換えを終えたら、次はディレクトリ名の書き換えを行います。
すべての作業を終えたら再構築をしますが、とりあえずトップページだけを再構築して期待通りのブログのデザインになっているかを確認します。問題がなければ全てを再構築します。
再構築を終えたらDNSサーバとネームサーバの書き換えを行います。この2つは書き換えてから数分から数時間浸透するのに時間が掛かりますので、しばらく待ちます。
浸透してからドメインにアクセスをして確認をします。

感想

以上で作業は終了です。
TypePadからMTへの移行はSixApart側では想定していないことがはっきりと分かりました。移行はユーザーが手間と時間をかけなければ出来ないものです。この点にSixApartのユーザー軽視の姿勢を感じます。

わたし自身、昨年から開設をしたブログは全てWordPressを利用しています。利便性に優れている上に再構築の必要がなく、またアップグレードも簡単だからです。ブログに限らず、CMSでも今年2010年はWordPressが主流になって行くのではないかと思われます。
MTの時代は過去になりつつあることを、TypePadからMTへ移行する手間暇のかかりすぎという意外な面から実感しました。

1月 27th, 2010

Posted In: Movable Type 4.x(MT 4.x), TypePadの使い方

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