第一部「複合機が変わる、仕事が楽しくなるAPP2me」の続きです。
第二部は具体的なApp2Me(アップツーミー)の使い方の説明がリコーの太田さんからありました。
App2Meの開発から使い方までの話
一番苦労したこと
App2Meは、より簡単に複合機を使ってもらいたいために作られたもので、ウィジェットをインストールすることで簡単に自分にあった操作画面を自分のパソコン上に設置できます。
App2Meの導入の前にはいくつかの難関がありました。
実は開発で一番苦労したのは社内のトップの説得だったそうです。
複合機の天動説と地動説という言葉がでました。複合機の周りをPCが回っているのではなく、PCの周りを複合機が回っているのが現状認識です。これを繰り言うことで社内を説得をしたそうです。

App2Meが生まれた背景
「どうすれば複合機を使ってもらえるのか?」を考えました。 リコーのセールスマンは購入担当者に機能をアピールしますが、実際に使用する社員の全員に機能を伝えることがこれまでは難しかったです。「周知の壁」、複合機を新しく導入しても、今度の機種は以前の機種とどこが変わったのかがわかってもらいにくいのです。
App2Meを導入することで、これからはユーザーが自分の好きなウィジェットをダウンロードしてきて、最適なものを設定できるようになりました。
機種が違っても操作は同じなので戸惑うことがなくなりました。
機能の追加は簡単。ウィジェットを追加するだけ。
WEBサービスとの連携も多方面に展開されています。

リコーの複合機は、App2Meを導入することで進化し続ける複合機になります。
これからは、同じ複合機を使い続けながら、機能を追加し続けることが出来ます。
App2Meの事業展開
App2Meは世界同時展開。
ネーミングの意図は「わたし個人のアプリケーション(Application とMe)」と「わたし次第、思いのまま(Up to me)」からの造語です。
システム概要
有償なものは、リコー対応の複合機が必須。それとJava VMカード。
無償なものは、App2Me Widget。Yahoo!ウィジェット、Googleガジェットなど。
ウィジェットやガジェットをベンダーなどが開発してくれることをリコーでは期待していますが、そのガジェットが無償で配布されるのか、有償で配布されるのかは、現時点では不透明です。
無償で配布する場合、開発経費をどの様にベンダーが回収するかをリコーが提案しなければならないでしょう。
有償とした場合、優秀なウィジェットやガジェットでも、お金を払うということにユーザーが抵抗感を覚え利用されない可能性が出てきます。そうなるとせっかくのApp2Meも持ち腐れとなってしまいます。この点の一つのビジネスモデルとしてはiPhoneのアプリが参考になるかもしれません。
App2Meの専用のWEBサイトが開設されています。App2Me。
今のところ(1/28 2009)、全てのウィジェットは無償で提供されています。
App2Meの始動後
サービスの開始は2009/11/4。Googleの法人向けイベント、「Google Enterprise Day 」にて{App2Me」を発表&デモを行いました。同時に「Google Apps」のリセラーとなることも発表されました。
GOODDESIGN賞を受賞(2009)。
使いやすいインターフェースとウィジェットによる簡単な機能の追加が評価されたようです。

App2Meウィジェット
Scan2Me plus
自分のPCでウィジェットを起動すれば、宛先の設定(フォルダ、メールアドレス)不要で、スキャニングが可能。
ONE 2010年春にリリース予定。
画像をフォルダーにドラック&ドロップをするだけで印刷することができるウィジェット。
などがあります。
ウィジェットの使い方
パソコン上のウィジェットから全ての設定を行えます。複合機の前で行う操作はほとんどすることがなくなりました。
ウィジェットをインストールするとパソコン上にプリンタドライバが自動で作られます。ウィジェットの中に印刷データがいったん格納されます。間違えてしまった場合には「×」をクリックすれば取り消すことができるので、間違えによる無駄を防げます。印刷を終えるとジョブがなくなります。
印刷を行うには複合機の前に行き、ユーザー名をタッチパネルから選択して「スタート」ボタンを押します。これだけで複合機側の作業は終了します。

次は...。
「App2Meタッチ&トライレビュー」を書きます。
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