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ブロガーミーティングではパイオニアがこれまでに開発をしてきた立体映像の展示ブースを見せてもらいました。
フローティングビジョンの原型とも言えるモデルがすでに2005年に開発されていました。
パイオニア フローティングビジョン

3D映像は人間に向けた面積のモニターを必要としないことから、省スペースで情報を伝達できる可能性が分かりました。
先日のある新聞にはホンダ技研工業が「カーナビ」の開発を主な目的の期待として、パイオニアの会社再生のための増資を引き受けたという報道がありました。
ブロガーセミナーの日は、クルマに搭載した3Dビジョンをイメージしたシステムの展示もされていました。
3Dというと映画の「アバター」が話題ですが、実際の実用化はもっと広範囲に行われる可能性があることが分かりました。

以下、パイオニアがこれまでに開発をしてきた3Dシステムの紹介とわたしの感想です。

このレビューは「みんぽす」から商品を無償でお借りして掲載しています。(詳細は末尾で)

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3D映像の将来性

まず、ドアを開けて部屋に入ると、立体的な女の子の映像に迎えられて驚かされました。フローティングビジョンの原型は数年前に完成していたのです。ただし、製品化までにはコストの問題などがあり、今年になったことを改めて理解しました。
写真は製品版のフローティングビジョン。
パイオニア フローティングビジョンFV-01

カーナビゲーション

わたしは日本中を旅していて、地図データには親しみがあります。
カーナビゲーションこそクルマに取り付けていませんが、PSP+ゼンリン「みんなの地図」+GPSで擬似的なカーナビゲーションをクルマに積んで日本中を旅しています。
この部屋の中には、立体的なカーナビゲーションのプロトタイプとも呼べるものが置かれていて、わたしの興味を引きました。
パイオニア フローティングビジョン

カーナビゲーションを立体的にするのには理由があります。
通常、カーナビゲーションはダッシュボードの上に置くポータブル型か、ダッシュボードに埋め込み型かの2種類しかありませんが、どちらも面積、容積を取ります。
それは、ユーザー(運転者など)に情報を伝達するための画面が一定以上の大きさが必要だからです。一般的には6インチから7インチの液晶モニターが一般的でしょう。
パイオニア フローティングビジョン

3Dで情報を表示することで、この最低6インチの面積をユーザーに見せるという制約から解放されます。
映像を映すモニターはユーザーに正面を見せる必要はなく、ダッシュボードに埋め込み、映像を垂直に浮き上がらせることが出来ます。
もし、これが実用化されれば、車内のダッシュボード周りのデザインが大きく変化することは間違い有りません。
これまでカーナビゲーションが占めていた面積を別の目的に使えるようになるからです。

非接触型のユーザーインターフェース

フローティングビジョンも非接触型のユーザーインターフェースを備えています。
赤外線によって表示する画像を変更することが出来ます。
パイオニア フローティングビジョン

フローティングビジョンはマニアックなユーザーを引きつけるための機能として導入していますが、このシステムを発展させれば、複数の立体映像から1つの立体映像を手で払いのけることで、その立体映像を選択したことになり、何らかの処理が行われることになります。
2Dの映像でも同様の操作は可能ですが、払いのけるという動作は平面な2Dの映像では行いにくいでしょう。
iPhoneなどタッチパネルのデバイスが人気を得ている理由の一つは直感的な使いやすさがありますが、3D画像は2D画像の直感的な使いやすさとは別の次元を提供してくれるかもしれません。

3D映像の感想

左右の目の視線の角度の微妙な違いから、人間はものを立体的に見ることが出来ます。
この点を応用して映像化しているのが3D映像です。そのためにメガネが必要となります。
簡単な例では雑誌の付録に付いてくる立体的に浮き上がる地図などもあります。

第二次大戦中では2つのカメラを一定の距離に離して偵察機に装着して、2台のカメラのシャッターを同時に切り、2枚の写真を特殊な機器で人間が見ることで、爆弾の破裂穴の深さなどを推定して戦果の確認に利用と言われています(阿川弘之著「暗い波濤」他参照)。

このように3D映像は古くから利用されていましたが、パイオニアの開発者たちが思い立ったスターウォーズのレイア姫の映像はまだ実現されていません。
ただ、研究の成果を見ていると、何かのきっかけと些細な運が合わさった瞬間、立体映像がブレイクするのではないかと思いました。

感想

3D映像というと、20数年前、ディズニーランドでマイケル・ジャクソンが主演をした「キャプテン・イオ」を思い出します。
キャプテン・イオもアバターもメガネをかけることで立体映像を実現していますが、パイオニアのフローティングビジョンとそれに関連する映像技術はメガネをかけずに立体映像を実現していることが特徴です。メガネという余分なアイテムが無くなることで、用途は映像以外に広がるはずです。

身障者への配慮をどうするか?

ただし、カーナビや非接触型のデバイスを開発するさいには、技術とは別の問題点があります。
それは目に身体的な障害を負っている人にはフローティングビジョンに限らず3D映像が立体的に見えない上に、3D映像を見せられることが非常に苦痛に感じるということです。

3D映像は両目の間隔が開いている視角を利用していますが、視角の焦点が一点に合わない障害者がいます。
わたしもその一人なのですが、この障害は一般的には「斜視」と呼ばれています。
具体的にわたしの症状をいいますと、目に見えるものがすべて二重に見えます。本を読んでいても必ず行数は2行見えるので利き目の左目の映像で読んでいます。もっと具体的にいうと、文字一文字だけは焦点が合います。それ以外はすべて二重に見えます。
行も2行なら本も2冊に見えます。人と話をしていても、その人の顔が2つあります。
健常者にはちょっと想像がつかない映像の世界かもしれません。

浮遊する立体映像をカーナビなどに取り入れた場合、その映像を見られない人が存在することも念頭に置いて製品化を図らないとなりません。

このレビューはWillVii株式会社運営の家電・PC・携帯・ゲームレビューサイト「みんぽす」から、「モノフェローズ」として...

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2月 23rd, 2010

Posted In: その他メーカー

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