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会議室の臨場感を演出する遠隔映像コミュニケーション

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ちょうど、パイオニアが開発・発売を開始したばかりの3D映像モニター「フローティングビジョン」の開発者の説明を受けたり、モニターとして実機を使用していることから興味を持ちました。

わたしは斜視という先天性の疾患があるので、一般の人の様には3D映像を見ることができません。映画の「アバター」が一番わかりやすい例ですが、メガネをかけることによって立体映像を現出しています。これは右目と左目が離れていて、視点が交差する一点を見ることでモノを立体的に見ることを応用した映像技術です。
パイオニアのフローティングビジョンも同様の仕組みを利用して、映像を3Dで表現しています。
斜視のわたしは、左右の視線を一点に集中させることが大変に困難です。具体的にいうと、常にモノが二重に見えます。本を読むときには2行があり、利き目(わたしは左目)の映像の文字を追って読んでいます。健常者には想像ができにくい世界と思います。
このため、わたしは3D映像というモノがほとんど楽しめませんでした。

左右の目の視角に頼らない立体映像

NTTの「会議室の臨場感を演出する遠隔映像コミュニケーション」は2つの液晶パネルを利用して映像を立体的に見せています。このためわたしのような斜視の人でも立体的にモノを見ることができます。
現時点ではテレビ会議用途として開発を進めています。
あたかもその場で向き合っているかのような臨場感の高い対面・対話を目指しています。通信を介して実現することで、遠隔地との距離感を克服するのが目的です。

テレビ電話による会議はすでに実用化されていますが、映像が2Dなので、絵画の「モナリザ」の視線で有名なとおり、どこに移動しても視線が追いかけてきます。
テレビ電話の映像を3D化することで、視線が自然に、映し出されている人の向きになります。
一見些細なことですが、実際に映像を見てみると、2Dと比べて臨場感が別の次元となり、テレビ電話による会議もおざなりのモノからより真剣なモノになるのではないかと思われます。

自分の視点(どこを見ているかということ)からの映像の取得し、自分の視線方向の提示(視線の向き)による2つの技術を融合し、相手に自分の視線の動きを伝えながら、あたかも直接対面・対話をしているかのような臨場感の高い新たな遠隔映像コミュニケーションを実現しています。

また、人の移動を減らすことで、CO2削減にも貢献します。

3D技術を使って何を表現できるか?これが気になるところです。
採用されている技術はDFD技術、輝度分配などがあります。
DFD技術についてはNTTの「タッチ式DFD」とは何ですか?がわかりやすいです。
輝度分配についてはNTTサイバースペース研究所の「奥行き融合型メガネなし3Dディスプレイ」がわかりやすいです。
この3D映像を出力するのには2枚のディスプレイがあります。前と後ろの液晶ディスプレイのうち、前を透明にして後ろの液晶と映像を融合させることで立体的な映像に仕立てています。

対して、ELでは構造が違います。
ELは構造上、透明化できないので、液晶の前のモニターに当たる映像を透明のガラスに反射させ、おくのELの映像と融合させることで立体的な映像に仕立てています。
ガラスに反射をさせて映像を見せる技術は意外に古く、第二次大戦中の零式艦上戦闘機(通称「零戦」)にも光学式照準期(通称OPL)として採用されています。
新旧合わせた技術の融合が最先端の立体映像を作り上げている点がおもしろいです。
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このほか、局面のモニターに見た角度から見られたがわの映像が見える、文字通りの3D技術の研究していると聞きました。
NTTの写真の方に「スターウォーズのレイア姫の映像」に近づいていますね。と聞くと、立体映像を開発している方たちにはレイア姫の映像は特別らしく、その実現に向けて熱く語っていただきました。ただ専門用語が多くわたしの理解を超えてしまったのが残念です。

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NTT R&D Forum

NTT R&D Forumへの参加はアジャイルメディア・ネットワークのブロガーツアーとして実施されました。

次は...。

gooラボ「ひとつなぎ」を書きます。

2月 25th, 2010

Posted In: NTT R&D 2010, 参加レポート・ブログ・ブロガーミーティング

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