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イーモバイルの新しいデータ通信端末のPocket WiFiのブロガーミーティングが開催されました。代理店:アジャイルメディア・ネットワーク
高速データ通信が可能なWi-Fiを利用したデータ通信端末には昨年から関心を持っていました。屋内に設置したWi-Fi(マクドナルドなど)に接続できるサービス(ヨドバシカメラなどが提供中)は建物の中に入らないと使えないという欠点があります。その点、イーモバイルなら携帯端末として使えますのでわたしのニーズに合うのではないかと言う期待がありましたので参加してきました。
イーモバイル ポケットWi-Fi

Pocket WiFi

そもそもポケットWi-Fiとは何?
という前振りから話が始まりました。

なぜ作ったのでしょうか?
任天堂DSやiPadなどWi-Fi対応機器が増えてきたことが背景にあります。Wi-Fi対応ガジェットが増えてきたのに、Wi-Fiが使えるエリアが建物の中など限られいるのが現状です。
イーモバイルの人口カバー率は90%以上にまで上昇してきました。
イーモバイルのカバーエリアの広さとWi-Fi対応機種の増加を足せばよりよいサービスが提供できると考えました。いろいろな機種をつなげられて、どこからでもアクセスが出来る様に開発したWi-Fi機器がポケットWi-Fiです。

ポケットWi-Fiを一言で言うと、「イーモバイルのエリア範囲内ならばWi-Fiエリアとなるデータ通信端末」です。

特長。
小ささと軽さ。通信速度。バッテリーは内蔵式充電池。セキュリティはあらかじめWEPがかけられています。ポケットWi-Fi1台で5台までのWi-Fi機器を接続できるので通信費の節約にも役立ちます。
イーモバイル ポケットWi-Fi

使用イメージ。
家族みんなで同時に使用すると、お父さんはパソコンで仕事、子供はゲーム、お母さんはパソコンで料理のレシピなど。
仕事で使う場合は、これ1台で5台までのパソコンをインターネットにアクセスできます。
イーモバイル ポケットWi-Fi
イーモバイル ポケットWiFi

これからのイーモバイルは。
当初は単体市場でした。次いでネットブックとのセット販売に移行しました。これからはWi-Fi接続。2年契約とすると5,980円で購入できます。
イーモバイル ポケットWiFi

実際の使用例

ブログ「つぶやき」を運営するtunakkoさん。
発売前にタッチ&トライにモニターとして当選、1週間ほど使用した体験例。
自称、スマートフォンおたく。通信費だけで17,000円/月掛かっているのが現状。
ポケットWi-Fiを使用するとどう変わるか?
通勤に片道1時間掛かっているが往復でも通勤電車内での使用なら十分なバッテリーの持続時間(バッテリーの持続時間や約4時間です)。無線なので有線と比べて圧倒的に使い勝手が良い(配線の引き回しがいらない)。
しかも通信費が7,000円ほど節約できた。
iPhoneとの組み合わせが抜群(相性が良いらしいです)。
Skypeでの通話が可能。
大容量のファイルのダウンロードやメールの送受信が可能。

ブロガーのレビュー。ブログ「カイ士伝」を運営。
使用ガジェットの種類は、VAIO(パソコン)、Android、iPad touch、PSP go、友人のPCなど。
ポケットWi-Fiの利用シーンは移動中がメイン。オフィスや自宅では電源をオフにしてこまめに充電。
ポケットWi-Fiで良かった点。
第一に料金。次いでiPhoneは3Gと無線LANでは画像の品質が違うこと。ポケットWi-Fiの無線LAN接続時は画質が綺麗。
ホームアンテナ代わりに使用して電波が届きにくい場所で使うことができる。
お店に入って電波が届くかどうか、事前に液晶ディスプレイでアンテナの本数を確認できる。
microSDHCリーダー(リーダー&ライター16GBまで対応です)が内蔵されているので、パソコンに接続すると携帯の画像を読み込める。
Windows Vista/7のスリープモードを活用するしながらポケットWi-Fiを接続すれば給電されるので電池切れは防げる(ただし給電されるわけではないので注意が必要です)。ポケットWi-Fiのスリープモードも併用します(ポケットWi-Fiはスリープモードなら約100時間持ちます)。
PSPのリモートプレイとDLNAを活用して、PSPからPS3を起動して、DLNA対応レコーダーで録画した番組をPSPで再生できる。(リモートプレイとはPSPからPS3を遠隔操作できる機能)(DLNAとは同じネット環境の対応機器どうしで音楽や動画などを再生できる)
イーモバイルで何が変わったか?
イーモバイル出現以前は低速・定額ではPHPのみ、高速な携帯は従量料金制なので料金が驚くほど高額となっていた。イーモバイル以後は高速で定額のモバイル通信が定着。
「つなぐ」ことからの解放。ダイヤルアップ通信の画面が現れなくなったことは通信の革命。
まとめ。
利点:通信機能は無いが無線LAN接続が出来るガジェットが通信機器に変わる。
欠点:電池の持ちが約4時間と短い。イーモバイルの通信速度では21Mbpsのハイスペックモバイルがあるので最高速ではない(ポケットWi-Fiは登り7.2Mbps)。
こんな人向き:複数のスマートフォンを持っている人。こまめに充電し、予備電源を確保できる人。向かない人:イーモバイルはパソコンがメインという人、こまめに充電が出来ない人。

質疑応答

ポケットWi-FiはiPadについて正式にサポートしているのでしょうか?
イーモバイルで製品の動作確認をしているのが、まだiPadは入手できないので動作確認出来ない状態。
ポケットWi-Fiのシムの形とiPadのシムの形が違うが、この点を対応させるかは未定。

今後、関連したアクセサリー、大容量バッテリーなどの発売があるのでしょうか?
大容量バッテリー等の発売予定は現行ではありません。
USBケーブルで充電できず給電しか出来ないのが不便なのですが、サードパーティー製で通信中に充電できるアダプターが発売されている。
(これがそのアダプターです。ヨドバシカメラで参加ブロガーが購入してきたものを撮させて貰いました。360円だそうです。なぜ同じUSB端子なのにアダプターが必要かですが、爪の数が違うからだそうです)
イーモバイル ポケットWiFi
今日初公開の情報、これまでは置いてあるだけだったが、縦置きできる卓上ホルダーを発売予定。2千円から3千円位の価格。
イーモバイル ポケットWiFi

今後高速化が求められるモバイル通信にイーモバイルがどの様に取り組んでゆくのか?
ドコモが年内に高速通信サービスLTを予定。
イーモバイルも今の技術を進化させた40MBクラスのサービスを年内に開始予定。

S12HTからポケットWi-Fiに乗り換える方法は?
スマートフォン(携帯電話)とデータ通信端末なので、契約形態が違うから乗り換えは不可能。買い換えるか2台契約してもらうことになる。。
2台契約すると1000円割引がある。
データカードからポケットWi-Fiへの変更は機器だけを買い換えることで可能。2年契約なら5,980円の通常料金。(注:2年Mという契約形態もあるので、ポケットWi-Fiの契約前に料金体系などはしっかりと確認した方が良い)。

海外での利用状況、ローミング。
海外ローミングは機種によって利用可能。エリアは随時拡大予定。

ポケットWi-FiにGPSやカメラなどを搭載できないか?Wi-Fiを基軸にデジタルカメラなど位置情報(ジオタグ)が埋め込まれていない情報に埋め込めないか?
現時点でのポケットWi-Fiはガジェットを動かす黒子的な存在。今後はシリーズ化したいと思っている。方向性の一つとして考えられる。

ポケットWi-Fiの売れ行きは?
GFKのデータ通信部門で1月、2月の月間1位を獲得。複数のガジェットを使用しているユーザーが購入層と思われる。
5台つなげると言うことがミソ、これ以上つなげるようにするとトラフィック量が圧迫される可能性があり、サービスの低下を招く恐れがある。

セット販売の今後は?
セット販売はイーモバイル社ではなく販売店が組み合わせている。店舗側の判断で様々な組み合わせがある。iPadとの組み合わせも可能性は有ると思われる。

これがポケットWi-Fiの内部。
バッテリーが一体式なのは小型軽量化を優先させたためと思われます。もし、単四電池で駆動できるような製品であれば、エネロープなどの充電式乾電池を利用できますので駆動時間への不満がなくなるはずでした。また、バッテリーは継年劣化をするモノなので、2年使えば約4時間の駆動時間が半分程度にまで短くなる可能性もあります。
イーモバイル ポケットWiFi

感想

Wi-Fiの高速通信性を利用したデータ通信端末というよりも、スマートフォン向けのデータ通信端末というのがポケットWi-Fiの様です。あくまでも根底にイーモバイルのモバイル通信網がありその上に汎用性の高いWi-Fiを乗せただけなので、本文でも触れたとおりスマートフォンを複数台所有しているユーザーにとってメリットがある機器ですが、スマートフォンを所有していないユーザーにはメリットは殆どありません。

わたしはパソコンでの使用が中心です。データ通信カードもauのものを使用しています。auのデータ通信のサービスエリアが契約前に聞いた範囲よりも驚くほど狭いので代替えになるサービスを探していました。ポケットWi-Fiが代替えになるかと期待していたのですが、わたしのニーズとはミスマッチだったようです。(熊本県阿蘇市の市役所近くの温泉でデータ通信を試みたのですがauのデータ通信のサービスエリアの範囲外でした)

気になったのは通信速度と契約期間の関係でした。
下り7.2Mbpsの通信速度で契約期間2年間というのは速度が遅く期間が長すぎるように感じます(2年にしなければよいのですが)。モバイル通信の通信速度は年を追うごとに早くなっています。また、サービスを提供する側も早い通信速度を前提としています。下り7.2Mbpsということは実質2Mbpsから3Mbps程度となると思われます(ブロガーミーティングなどコンピュータ関係のイベント会場ではイーモバイルユーザーが多いのでもっと遅くなります)。
現状では問題は無い通信速度かもしれませんが、1年後にはこの通信速度でネット上のサービスを満足の行くレベルで享受出来るのか多少の不安があります。というのも、最近、Gmailがセキュリティを強化したために、メールを処理する速度が格段に遅くなりました。バックグラウンドでセキュアな情報のやりとりをしているためにCPUに負担をかけているので処理速度が遅くなっているのが主たる原因ですが、情報のやりとりする項目や量が増えれば通信速度もより高速でなければ対応出来ません。

これはイーモバイルに限らないのですが、データ通信端末の契約形態と料金体系が分かりにくい点があります。年々通信速度が速くなるので、2年契約の満期を待たずに乗り換える必要に迫られることも有ると思われますが、今使用しているデータ通信端末からポケットWi-Fiに買い換えるのにも個別に契約形態を見た上でないと買い換え費用などが分からない不透明感があります。

3月 31st, 2010

Posted In: 参加レポート・ブログ・ブロガーミーティング, 旅行のモバイル環境

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