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AMNが代理店が開催したウエスタンデジタルのブロガー向けのミーティングがありました。
ウエスタンデジタルはハードディスクドライブ(以下HDD)のメーカーですが、2年前からHDDをOEM供与するだけではなく、製品の発売も手がけ始めました。日本で販売されているパソコンのかなりの数がウエスタンデジタルのHDDを搭載していますが、社名は日本では無名に近いメーカーです。今回のブロガーミーティングは認知度を上げる広告活動の一環として行われたようです。
Western Digital ブロガーセミナー

ハードディスクを作る会社

ウェスタンデジタルってどういう会社?

Western Digital ブロガーセミナー

日本ではハードディスクドライブの会社と認識されています。いわゆる部品メーカーという位置づけですから、メジャー感がありません。
日本国内では殆ど知られていないメーカーなのです。
システムエンジニアでパソコンの中を始終開け閉めしているわたしにとっては、ウェスタンデジタルはHOYAやNIKONと同じくらいになじみのあるメーカーでしたので、ちょっと意外でした。

しかし海外では優良企業として著名、ネームバリューが強い会社出そうです。これはHDDが生活に身近な存在として意識されているかららしです。
自宅に何台のHDDがありますか?テレビ、レコーダー、パソコンなど。たぶん3台から5台位では無いでしょうか?

海外ではハードディスクは生もので使い捨てという概念です。
対して日本では耐久品と思われています。そのため、バックアップアップソフトはあまり普及していません。バックアップソフトはありがたられない存在と思われています。
また、RAIDなども設定されていないことが多いです。データはハードディスクに保存しているだけ。
日本人は壊れることをいやがる特質があるからと思われます。
これは、量販店ではHDDメーカーと言えばバッファーロ?やメルコとか言われることが多いが、中に入っているのはウィスタンデジタル製などHDDメーカー製のものです。

HST社が公表している利益が出たかどうかのグラフ。
リーマンショックの時は激減していますが、その一時期を除けば右肩上がりに増益であることが分かります。

HDDメーカーは投資家を見てビジネスをしていますので、投資としての買収などで利益が出たり赤字になったりしています。
IBMは10数年前から利益が出ないハード部門を切り捨てていましたが、HDD部門を日立が買収をしました。利益が出ていない事業部門は新しい投資を行うことが出来ません。先を見て投資をして行くが先が見えにくいのがHDD業界。

ウェスタンデジタルは出入りの多いHDD業界の中の一社ですが、アメリカの社員は数十年勤めている社員が少なくない珍しい企業です。社風はフラットで今日のブロガーミーティングは明日にはUSの本社の幹部社員に伝わるなど、風通しの良い会社だそうです。
利益が薄くなろうとも、品質を重視してきてシェアの拡大に努めてきました。風通しがよいので悪い話を上司にどんどんあげてゆき改善してもらえます。

他社を合併をしても1+1が2にならないのがHDD業界。血が汚れてしまうので、販売台数が2よりも少なくなってしまう場合が過去の例を見ると殆どだそうです。

ウェスタンデジタルの企業戦略の転換と現状

3年前に企業戦略を変更しました。
サス(業務向けのHDD)をやめて3.5インチのハードディスクに投資を注力しました。
トレンドを追わないことにしました。トレンドとは真っ先に大容量HDDを出そうとしないことなどです。
品質にこだわることにしました。
実際には大容量のHDDを発表しても1年くらいは話題だけで製品としては流通しないのが現実のようです。

日本でのシェア。5年近くNO1の座を死守しています。
日本の家電の故障率は3%位と言われています。アメリカではHDDは壊れて当たり前、しかし日本の検証のレベルは非常に高いです。アメリカで最も厳しい検証のレベルの高さを日本では求められます。日本市場で勝ち得ればワールドワイドで勝てるという方針になったのが3年前でした。世界一厳しい品質を求められる日本で首位の座を死守しているのがいかに凄いかを知ってもらいたいとのことです。

日本国内では2.5インチは首位では無いが、ワールドワイドでは首位。
ThinkPadの開発をしている大和市にも出かけていって鍛えられたことも役に立ったそうです。
幾ら品質が良くても高くてはだめで、安くなければユーザーは購入してくれません。
ウィスタンデジタル製のHDDは品質を落とさずに低コストな製品を開発することに注力してきたので、他社よりも圧倒的に実売価格を安くすることが出来ました。

ウェスタンデジタルはアメリカの会社ですが、60%の部品が日本製です。日本のサプライヤーと良い関係をいかに築いて行くかが高品質の秘訣の一つです。
リーマンショックが癒えて景気が回復の兆しを見せた今年の3月から4月にかけて、パソコンの生産も回復してきました。それと同時にHOYAやTDKなどHDDの部品を作る企業の株価も上昇しました。

外付けのHDD

日本でのシェアに関連。
ウェスタンデジタルは外付けハードディスクにファンなど余分なものをつけていません。
音を出す!がまず前提です。
そして消費電力を落とすこと。
最後に発熱を落とすことでした。
この3つを徹底的に鍛えられたました。そしてグリーンパワーとして製品として生かされました。

殆どのメーカーが壊れる前提で作っているHDD業界の中で、壊れない前提で制作をしているメーカーがウィスタンデジタル。
ただしコンシューマ向けの製品メーカーとして日本に参入したのは2年前なので認知度が低いのが現状です。日本では間違った理解がされているので、正しく認識されたいと希望しています。

東芝のレグザにHDDが内蔵されるなど、HDDが消費者に身近な存在になってきました。
これからもHDDは世の中により必要とされる製品。

HDDを製造する業界は、メーカーとサプライヤーとの間に入っている特殊な業界出そうです。

第二部 ハードディスクの使い方

スピーカーはグラフィックデザイナーの海津さん。
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MAC BOOK PRO
ヒストリーを20から2に減らしているそうです。ヒストリーを20とすると100MB処理をしているとすれば100MB×20となります。ところが2にすると×2となるので処理速度が向上します。

ノートパソコンを使うにはハードディスクをうまく使うことで劇的に早くなるそうです。MACは起動ディスクを外付けHDDにすることが出来るそうです(Windows XPではアプリケーションを購入することで出来る場合があります)。
ファイヤーワイヤーでつながっているので安定性もよく、速度も速い。外付けHDがUSBではパフォーマンスが遅いという場合にはファイヤーワイヤーでつなげた方が早い。内蔵ディスク(起動ディスク)はアプリケーションのインストールのみ。データは外付けHDDか内蔵HDDの別ディスクに保存。

こぼれ話
バックアップは徹夜の時など疲れているときには行わない。一度、バックアップ用のMOを初期化してしまったことがあるそうです。

バックアップはCD?RやDVD?Rなどではなく外付けのHDDにとっておくと良いそうです。
MACのバックアップは二重にしています。
データはプロでもアマチュアでも子供で重要なものなので、常にバックアップを一番安全な形でとっておくことがお勧め。
多摩美では奇数番号でしかアップデートしない。更新頻度が数年おきになるので無駄な出費を抑えられるそうです。

子ども達をとっているお母さんたちのビデオの容量が膨大となっています。
大容量のHDDは一般的なユースになりつつあります。

第三部 データ復旧のプロから見たハードディスク選び

株式会社くまなんピーシーネット うらぎしさん
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壊れたハードディスクからデータを取り出す側からの話し。

HDDは修理不可の消耗品と思って使用すること。
Windows 95の時代からパソコンが家電量販店で販売されるようになってきました。ユーザーには家電品は壊れない、壊れても元に戻せると思われているので、HDDも元に戻ると勘違いされるようになってきました。

HDDが壊れるとデータが消失してしまいます。
バックアップの必要性の認知の徹底が必要です。。

HHDのプラッタはHOYAなどが作っているガラス製。
スピンドルモーターは頭打ちで7200回転。

書き込み読み込みは0?5?5?0の順で上下でスプラッタが動く。だから同じ円盤に同じデータがあるとは限らないそうです。

サイズが同じなのに容量が大きくなったのは記録密度が密になったから。そのため、不良セクターが発生すると、密なデータのために致命的な障害となる場合があります。
むかしのメガ単位の記録喪失からギガ単位の喪失にデータ喪失の量が増えました。

よく問われること

データを削除してしまった。
目次を破ってしまった状態。データは残されているので、復元することが出来る。
NASなどサーバ上にあるデータをサーバ上から引いてきて加工している場合、削除すると復旧させることが出来ない可能性があるのでやめた方が良い。

認証されない。
不良セクターによってどうしても読みにくい箇所があるために、タイムオーバーとなっている場合が多い。

異音がする。
ヘッドは驚くほど丈夫なのでヘッドの故障は可能性が少ない。不良セクターが出来たので横の運動が多くなり、やがて縦の運動も加わって音がすることが多い。

復元率はどのくらいですか?
復元率を語ることはナンセンス。

特定のメーカーの不良が多いが。
各メーカーとも故障する率はほぼ同じなので、シェアが高いメーカーのハードディスクは故障する台数が多くなる。不良が多いと言うことはシェアが高いということ。シェアが高いということは採用されていると言うことなので、信頼性が高いということが言える。

バックアップ

論理的なトラブルへの対策はミラーリング。普段からバックアップを気にせずにデータをバックアップすることができる。
あらかじめ複数台のHDDを用意して、バックアップする曜日や時間を決めて習慣化しておくという手も有効です。

毎日、上書きではなく当日ごとのデータを保存すれば、一日ごとのデータを保存できるので、HDDが壊れた場合に1日だけのデータを失うだけですむ。ディスクトップ画面上は一時的な保存場所として使用。クラッシュしても1日分のデータの被害ですむ。

データ同期機能を搭載したHDDを使用する。

物理的な対処

高速で高性能なHDDほど故障しやすくなります。ワードの文章を作るのであれば遅いHDDを、動画を編集するのであれば高速なHDDを、モバイルで使うのであれば熱対策の優れたHDDを使うなど、メリハリをつけます。
ハードディスクの熱が10℃から15℃上がると寿命が半分になると言われています。
熱はHDDの寿命を左右します。
容量の方も用途に合った容量のHDDを選びます。いたずらに大容量が良いわけではありません。

情報漏洩

セキュリティ対策を施されているHDDを採用します。暗号、パスワードなどアクセス制限機能をもったHDDを選びます。
外付けHDDもセキュアな製品が販売されています。

データユン用面でのトータル的な対策

Win対応、MAC対応。混在する環境であればNASを使用するのがベスト。

純正度の高いHDDを選ぶ。具体的にはHDD本体、内部ユニットなどが出来るだけ同じメーカーであること。

扱い方の注意

デフラグはHDDを思い切り痛めるので出来るだけよした方が良いそうです。
動画など大容量のデータを主に扱うのであればデフラグは必要ないそうです。デフラグが必要なのは毎日こまめに上書き保存をしているユーザー。

6月 18th, 2010

Posted In: PC/パソコンの周辺機器, 参加レポート・ブログ・ブロガーミーティング

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