商品コンセプトは、
「高倍率ズームのパイオニア」の矜持(きんじ)にかけてタムロン60周年記念モデルとして究極の高倍率ズームをお客様に提供する。
創業60周年記念モデルという点が商品コンセプトに入っているのが興味深いです。
タムロンとしてよほど力を入れた製品であることが、商品コンセプトからも分かります。
社長さんが幹部社員を集めた会議の席上で、拳でテーブルをたたきながら熱弁をふるっている様が頭に浮んでしまいました。
より小さく軽く。
従来機種(モデルB003)に対して容積比-24%を実現、約1/4小さくすることが出来ました。
より静かに。
動画を撮るときに静かさが威力を発揮しています。
より高画質に。
(ズームレンズは)一本で様々な使い方が出来たりコンパクトなレンズなので登山などで荷物を減らすことが出来ると評価されていた反面、(単焦点レンズに比べると)画質は劣るという評価もありました。
全世界に対して、キャノン、ニコン、ソニーのASP-Cサイズのデジタル一眼レフカメラ用のレンズ。
初級者には標準のレンズの次に買うレンズとして。
上級者には通常使用しているレンズが使えなくなったときの予備レンズとして(2本目以降のレンズとして持ち運べる大きさと重さ)。
従来のモーターは電子モーターを使用。
トルクを得るために、1万回転ととても高回転のモーター。
高回点、減速機の歯車の数が多い、などで音が大きくなってしまいます。
PZD駆動ユニット
一分間に200回転、減速機の歯車も少なくて済みます。
メカノイズを抑えることが出来る様になりました。
ピエゾ素子を使用。
他社レンズではまだ使用されていない仕組み。
プリンターではエプソンが使用「マイクロピエゾテクノロジーとは」。
ピエゾとは「圧力を加える」という意味。
30Vの交流電流を流すことでピエゾ素子が振動します。
VCはタムロン独自の手振れ補正。
容積比で約25%の小型化に成功。
コイルに電流を流してコイルを移動させる。ムービングコイル方式
従来は補正レンズ側にもマグネットを搭載していたので大きく重くなってしまっていました。
手振れ補正VCの効果。
最大4段階の補正効果を提供。
ファンダーが吸い付く様に安定するというユーザーからの声が上がっています。
小型化の目標の達成。製品のサイズダウンに貢献。
VCロック機構の作動音が静かになりました。
従来型の超音波モーターはリング型の部品が入るので小型化に限界があり、B008の目標のサイズを実現することが出来ませんでした。(SP70-300mmに採用したUSD)
PZD駆動ユニットの開発で小型軽量化が実現できました。
ただし、トルクはリング型(USD)の方が大きいです。タムロンでは適材適所で使い分けるようです。
タムロンの方に教えていただいた区分はPZD駆動式は定在波型超音波モーター、USD駆動式は進行波型超音波モーターとなるそうです。
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mizunuma 1月 26th, 2011
Posted In: タムロン 18-270 PDZ, 参加レポート・ブログ・ブロガーミーティング