わたしの使っているカメラはキャノンEOS 7Dというデジタル一眼レフカメラです。
使用レンズはセットのEFS15-82mm UMSです。
タムロン 18-270mm PDZと比較をするのはこのレンズとなります。ちなみに実売価格ですが、キャノンのレンズが約8万円、タムロンのレンズが約6万円です。
どちらのレンズも超音波モーターを組み込んでいて、オートフォーカス、手振れ補正機能内蔵のズームレンズです。
これが二つのレンズの大きさの比較です。
正面から見たところ。
キャノンのレンズは72mm(左)、タムロンのレンズは62mm(右)です。
タムロンのレンズをEOS 7Dに取り付けたところです。
キャノンのレンズと比べると直径が細いのがよく分かります。
キャノンのレンズをEOS 7Dに取り付けたところです。
セットのレンズなので量販店で手で触れることのできる組み合わせです。
直径10mmの違いなのですが、それによって軽量化が図られているのが、カメラを構えるとよく分かります。
EOS 7Dはエントリーモデルのデジタル一眼レフカメラと比べると重いカメラですが、その重いカメラにこれまた重い15-85mm USMレンズを取り付けて、ウレタンで保護されたバッグにしまい、予備のバッテリーなども持つと総重量は2kgを超えます。
1年以上を使っているのでこの重さには慣れていますが、それでも日本アルプスを3日や4日をかけて歩く時などは肩にカメラバッグが食い込んできてだんだんと痛くなってきます。わたしの撮影フィールドは日本アルプスや大雪山などの登山や釧路川など、撮影をするには人が人力で出かけてゆかなければならないところなので、100gの重さがこたえます。
登山では100gを軽くするために、2000円のアルミの食器から10000円のチタンの食器に変えることがあるくらい重量を気にかけます。
タムロンのレンズはその軽さがすばらしいです。
量販店で同じキャノンのEOS 60Dにつけられたタムロンのレンズも触れてみたのですが、レンズの重量による重さを感じませんでした。
300mmクラスのレンズは重いものが多く、EOS 60Dクラスのカメラに取り付けるとレンズの重さでやや前側に荷重がかかるのですが、レンズが軽いのでそれがありません。
このレンズなら、エントリーモデルのKissに取り付けても重さはほとんど感じないのではないかと思います。
小型軽量の最大の要因はPZD駆動ユニットの開発の成功にあります。
どの程度のパフォーマンスがあるのでしょうか?
オートフォーカスの合う時間は18-80mmの辺りではキャノンのレンズとほとんど変わりません。
望遠側では200mmを越えるとピントが合うのに時間がかかり、多少いらいらさせられますが、キャノンのレンズは85mmまでしかありませんので、比較が出来ませんでした。
実用域の18-80mmでしたらストレスは感じないはずです。
タムロンのこれまでのレンズと比べれば、音はずいぶんと静かになっているのですが、キャノンのUSMレンズに比べるとはっきりと分かるほどの音がします。
しかし、エントリーモデルのセットのレンズを使っていれば、とても静かと感じると思います。
PZD駆動ユニットの動画です。
山の頂だけでなく、歩いている登山道の写真を撮るのは、めまぐるしく変わる撮影環境にカメラの設定を合わせなければならないので大変です。
開けた山頂に出れば曇天でも明るいのですが、樹林帯の登山道は晴天でも薄暗い時が多く、日中でもオートモードで撮影をしているとフラッシュがついてしまうこともあるほど暗いです。
暗い中での撮影は手振れが気になってくるのですが、わたしのレベルではタムロンのレンズに搭載されているVCで手振れ補正がされた写真で十分の様です。
270mmで撮影をしたベーコンロールですが、手振れは見られません。夜間、蛍光灯の室内灯が光源です。
ISO感度を上げてシャッタースピードを速くすれば、ほとんど補正できてしまうように思えます。
シャッタースピード:1/320
f/9
ISO6400
焦点距離270mm
キャノンのレンズとタムロンのレンズを取り替えながら撮影をして、写真の画質の比較をしたかったのですが、時間的な都合で出来ませんでした。
撮れた写真の画質に不満は無いのですが、同じ条件で同じ被写体を撮り比べた方が違いが分かるでしょう。
幸いに、タムロンの好意により、18-270mm PZDレンズがモニターとして約1ヶ月貸与されるそうなので、レンズが届いたら比較してみたいと思います。
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mizunuma 1月 26th, 2011
Posted In: タムロン 18-270 PDZ, 参加レポート・ブログ・ブロガーミーティング