うろぐ

インターネットサービス&デジタル家電&デジタルカメラ&パソコンのレビュー

LTEの紹介

2011/05/14の日経新聞・朝刊の一面に気になる記事が掲載されていました。
38Mbpsの通信速度を持ったLTEと呼ばれるサービスが2011年夏から始まるそうです。

LTEの注目は、スマートフォン本体をWi-Fiルーター(無線LANの中継器)にしてしまうことです。
このルータには、無線LANを経由して最大5台の端末をネットに接続できるようです。
端末とは、無線LAN対応のデバイスのことです。パソコンの他、スマートフォン、PSPなどのゲーム機が該当します。

通信速度は当初は38Mbpsでサービスを開始しますが、2、3年後には75Mbpsにまで速度を上げる予定です。
ADSLが12Mbpsや56Mbpsの速度、光通信が100Mbpsの速度がまだ多いことを考えると、75Mbpsと言う通信速度はかなりの高速といえます。
日経新聞によると、東日本NTTと西日本NTTで寡占されている固定電話回線の光回線サービスと競合して、携帯会社と固定通信会社が顧客を奪いあうために、値下げ競争が本格化する、と言うことです。

料金は、スマートフォンの定額料金の月額5460円にプラスしてWi-Fi料金が月額約5000円程度かかる見通しです。

現状のモバイルWi-Fiとの比較

速度

わたしは現在、ドコモのモバイルWi-Fi BF-01Bを使用しています。
BF-01Bは下り最大3.6Mbps、登り最大7.2Mbpsの3Gハイスピードで携帯回線に接続をしていますが、日中に使用している分には通信速度に不満はありません。現在の通信速度よりも高速な36Mbpsとなればさらに快適となるでしょう。ただ、新聞の記事にはこの通信速度が上り下り共通なのか、下りの最大速度なのかが書かれていません。

BF-01Bの接続は、午後6時頃から通信速度が遅くなり午後8時過ぎから午前0時前後までは接続にストレスを感じるくらいの速度にまで低下します。
これは、携帯電話でデータ通信を行うユーザーがこの時間帯に集中するからでしょう。
36Mbpsの速度になれば、この時間帯でも速度のストレスはなくなるかもしれません。

Wi-Fi内蔵

モバイルWi-Fiの発展型といえそうなLTEですが、画期的なのはスマートフォンにWi-Fi機能を内蔵させたことでしょう。BF-01BはWi-Fi通信機器単体の製品です。パソコンやスマートフォンのWi-Fi機能を使ってBF-01Bを経由してネットにアクセス出来ます。

モバイルWi-Fiとスマートフォンの2台を持ち歩くよりも1台で済ませられるならその方が便利です。
BF-01Bの予備バッテリーとBF-01Bとスマートフォン共通の乾電池式充電器の2種類を持ち歩いていますが、1台で済ませられるなら1つですみます。
また、電源のオンオフも2台で行わなければならないので、スマートフォンの設定をWi-FiにしてもBF-01Bの電源を入れ忘れてネットにアクセスできないということもよくあります。というか、BF-01Bの電源を入れてすぐにスマートフォンからネットにアクセスをしようとしてしまうので、まだBF-01Bが立ち上がる前なので接続が出来ないことが多いのです。

料金

現状のBF-01BとT-01Cの2台の料金と、LTEの料金(スマートフォンの定額料金の月額5460円プラスWi-Fi料金月額約5000円)を比較してみます。

    T-01C

  • 月額基本料金:934円
  • パケット定額料金:5700円
  • spモードなどの使用料金:178円
  • 消費税:340円
  • 合計:7152円
  • BF-01B

  • 月額基本料金:953円
  • パケット定額料金:3247円(キャンペーンの割引含む)
  • 付加機能料金:507円
  • 消費税:235円
  • 合計:4942円
  • 2台の合計:12,094円

新聞の記事だけでは料金の体系が不明瞭なので詳細の比較は難しいのですが、データ通信に関する限り、BF-01BとT-01Cの2台を使う料金とそれほどの違いはなさそうです。
スマートフォンのT-01Cのパケット通信は、本来はBF-01B経由で行われるはずで、そうなればT-01Cのパケット通信料金は基本料金のみと言うことになり、5000円ほど安くなるはずです。(バックグラウンドでT-01Cがデータ通信をやり取りしたりするのでなかなかこの通信料金が減らないので困っています)

仮に5000円を引くと、BF-01BとT-01Cの組み合わせの月額料金は約7000円なります。LTEよりも4000円ほど安い計算になります。(ドコモショップで見積もりをしてもらったときには月額料金は7000円から8000円程度となると言われました)

モバイルWi-Fiのメリット

BF-01Bはバッテリー駆動なので、画停電中でもルーターとして機能してくれているので大変に重宝しています。

通信速度もADLSに比べてひけを取らないことがわかったので、ADSLは1月いっぱいで解約をしました。
固定電話回線はすでに使用していませんから、その分の料金は浮きました。最後の月になる1月のNTT東日本からの請求書は4659円でした。この金額がこれからは浮くことになります。

BF-01Bのすごいところは54Mbpsの無線LANの通信速度を持ったWi-Fiルーターでありながら有線LANにも対応をしていて、ハブをつなぐことでデスクトップ機もLANに接続できることです。もちろん、NASも接続できます。
スマートフォンにWi-Fiを内蔵させるLTEに有線LANの接続は出来ないので、無線LAN専用となるはずです。出先でのモバイルWi-Fiとして使うのには十分なのですが、家庭で固定回線と競合をさせるとなると、無線LANに対応しているだけでは不十分です。家庭でも有線LANに対応した機器が多くなっていますから、無線LANから有線LANに変換できる機器も発売されないと、固定回線の代わりとしてのLTEは有線LANを必要としない一部のユーザーにしか支持されないでしょう。

LTEの可能性

日経新聞の記事では家電との競合だけを取り上げていますが、既存のサービスとの競合の方が深刻かもしれません。少なくともサービスの開始当初はすでに利用者がいるモバイルWi-Fi機能を持ったサービスの顧客を奪うと思われます。

ポケットWi-Fiサービスのイーモバイルのユーザーの多くは、パソコンとスマートフォンを複数台使用しているヘビーユーザーです。
このユーザーがLTEに流れる可能性が考えられます。auやドコモのモバイルWi-Fiユーザーも同様と思われます。

新聞の記事によると、KDDIでも同様の高速通信サービスを開発している様なので、今年の夏から2、3年間は高速モバイルWi-Fiを注目しているとおもしろそうです。

5月 14th, 2011

Posted In: 旅行のモバイル環境

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です