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和紙に印刷

アジャイルメディアから印刷用の和紙が送られてきました。
用紙の質感からはマット紙かと思うのですが、初めての和紙なのでどの様な画像が和紙の印刷に向いているのかがわからりません。

アワガミについて

インクジェットプリンター用の和紙はアワガミファクトリーからの提供です。カタカナやアルファベットで書くとぴんと来ないのですが、阿波紙と書くとなるほどと思いました。四国は江戸時代から和紙の原料の楮の産地として有名です。徳島は産業の盛んなところだったので原材料を加工して和紙の製造も行っていました。和紙の他に藍染めなども有名です。

アワガミをインクジェットプリンターで印刷をするノウハウは、A.I.J.P. アワガミ インクジェットペーパーに詳しくあります。
今回使用した和紙は新製品の竹和紙A3ノビとびざん-中厚口A3です。

竹和紙をA.I.J.P.から引用すると

版画用に開発された「竹和紙」。
そのよさを活かし、「AIJP竹和紙」を商品化しました。
絹のような手触りと、コットン紙よりもふんわりと柔らかな風合いが特徴。
紙に厚みがあり透過しにくく、重厚感、高級感のある仕上がりとなります。
環境に優しい「竹」と「再生古紙」を原料にしています(竹70%、再生古紙30%)

びざん-中厚口 手漉きをA.I.J.P.から引用すると

びざんはアーティストのために手漉きの技法で作られたインクジェット用紙です。インクジェットプリンタに使えるぎりぎりの厚さまで「厚み」を持たせてあり、パネル等に貼らなくても作品として充分耐えられます。(2種類の厚さを用意しました。)
もともと版画用としてつくられた紙ですが、写真用としてもすばらしい表現が出来ます。
四方耳付き

手順。A.I.O.P.のプリントのコツに目を通します。
エプソンのインクジェットプリンターで印刷する際のポイントをまとめると、

  • プリンター側の設定は自動給紙。(厚みから手差しと思いました)
  • 用紙の設定はフォトマット紙。(スーパーファイン紙、フォトマット紙、写真用紙、マット紙のいずれの設定でも印刷が出来る様です)
  • 印刷前に和紙の表面についているほこりなどを払うこと。
  • 用紙サイズはびさん以外はA3やA3ノビなどの表示をそのまま使用。びさんは手漉きの耳がついているので計測して実測をカスタムサイズとして入力する。
  • などです。

和紙と言うことで身構えてしまったのですが、これまで使用した用紙と比べても、さほどに難しいことはないようです。
自動給紙をするPX-5V。
PX5Vに和紙をセット

準備

試し印刷に山や動物の写真をKGサイズで何枚か印刷します。印刷した写真を見ながら色をPhotoshop Elementsで修正をします。印刷した写真の中から和紙に向いていそうな画像をさがしました。
KGサイズの試し刷り

Photoshop Elementsの修正には、エプソンの「極める!プリントテクニック」の用紙を使いこなすを参照しました。
最初はレイヤーを重ねてぼかしたり手間をかけていたのですが、これはどうも自分のやり方と違うことに気がついて、色を暖色系に変えるだけにしました。この方が写真そのものの持つ雰囲気をよく出してくれるようです。

竹和紙A3ノビ

竹和紙で印刷する画像に選んだのは乗鞍岳から見た御嶽山です。空の青に複雑な形をした雲のが流れていて、おもしろいグラデーションなので選んだのですが、どうも今ひとつの仕上がりです。逆光でしたので、コントラストが弱いようです。KGサイズで印刷した写真はよく撮れている様に見えたのですが。
元の画像です。
御嶽山

印刷した写真です。
竹和紙の御嶽山

御嶽山の写真が納得のいく仕上りでなかったので、次に大雪山で撮したシマリスを印刷してみました。
KGサイズに印刷をして気がついたのは、写真に印刷をするとシマリスが背景の枯れ草に同化してしまうことです。シマリスの茶色の毛や縞模様は迷彩色だったのですね。以前に雷鳥の雛を印刷したときも、パソコンのモニターでははっきりと分かるのですが、紙に印刷をするとどこにいるのか背景に溶けてしまって分からなくなったことがありました。被捕食の動物の外観は、写真にすると背景に隠れてしまうようです。
以上からすこし不安があったシマリスの写真です。

元の画像です。
シマリス

シマリスは柔らかい毛並みがよく再現されました。写真用紙の”正確な”色の再現とはまた違った色を再現してくれました。
ちょっとしまったと思うのは、写しが画像の背景に枯れ葉がごちゃごちゃあって見ていて目が疲れてしまうことです。これは撮したわたしの責任。
どうも用紙の良さを生かし切れない写真ばかりを印刷しています。
竹和紙のシマリス

竹和紙は両面印刷が出来るではと思い、御嶽山の用紙の裏面に朝の笠ヶ岳を印刷しました。
この写真は槍穂高を縦走したときに西穂高岳付近から撮したものです。
やはり裏面のせいかディテールが再現されない写真となってしまいました。ただインクは載ってくれているので文字程度なら印刷が出来そうです。

竹和紙は手で触れて感触の楽しめる印刷用紙。
印刷した写真を持ってみてそう思いました。触れた感触が柔らかくてとても気に入りました。インクジェットプリンター用の紙は印刷してなんぼのものなのですが、竹和紙は写真を飾って楽しむだけでなく、触れても柔らかさを楽しめます。特にシマリスの写真などに感じます。
印刷された写真について言うと、マット紙ともファインアートペーパーとも違う風味を出してくれる用紙で、ファインアートペーパーよりも暖かみを感じます。
かなり個性の強い用紙なので、印刷するがわが紙を生かせる写真を見つけることがが重要かもしれません。

ひさご

用紙を変えました。サイズもA3ノビからA3へと少し小さくなりました。
紙の縦横を計ると300mm*425mmでした。エプソンのプリンタドライバのA3のサイズは297*420mmですので、若干の差があるようです。

ひさごの印刷にはコントラストの大きな写真を選んで見ました。
秋の北穂高岳の山頂から見た朝日を浴びる常念岳です。やや逆光気味なので常念岳は黒く、背景の空と雲は明るく輝いています。
PhotoShopElementsでコントラストと明るさを強調しましたが、色調の補正はこの写真は行いませんでした。作業時間は10秒ほど。
元の画像。
常念岳

印刷した写真。
びざん和紙の常念岳

プリントアウトされた写真をみてびっくり。
写真と言うよりも絵画と言った方がぴたりとくる様な仕上がりになりました。
おもしろい用紙です。朝日の光がとても柔らかに感じます(モニターで見る朝日の光は差すように見えます)。
インクのにじみが違うのかもしれません。

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5月 16th, 2011

Posted In: EPSON PX-5V

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