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アルファ77を使い込んでいるうちに、大きなストレスを感じる様になってきたのが各種の操作・設定の遅さです。
このことは、アルファ77の各種の機能や設定ボタンを使いこなせるレベルのユーザーに対して、かなり使いにくいという印象を与えてしまいます。

パワーセーブからの立ち上がり

具体的に言えば、まずパワーセーブからの立ち上がりです。
デジタル一眼カメラの魅力の一つに、待機状態(パワーセーブ)からの立ち上がりの速さがあります。
電源を入れた状態でも指定した時間に無操作だと待機状態となって電力の消費を抑える機能なのですが、シャッターボタンを半押しすると瞬時に立ち上がってくれます。

登山道を歩いていたら目の前に野鳥が現れる、森林を抜けた尾根の先に富士山が見える、などシャッターチャンスが現れたら、(レンズカバーを左手で取りながら)右手でカメラを目の位置に持ち上げながら人差し指はシャッターを半押ししていて、目でファインダーを覗いた時にはカメラの電源は入っていて、オートフォーカスのピントは被写体にあっている、と言うのがこれまで使用していた光学ファインダーのデジイチでした。

アルファ77はトランスルーセントミラー・テクノロジーを採用したために、電子ファンダーが搭載されています。
おそらくこれが最大の原因と思うのですが(以前使用したことのあるアルファ300にはこの現象は見られなかったのでソニー製デジイチの固有の問題ではない)、シャッターを半押ししてからカメラが起動して、覗いたファインダーに映像が映し出されるまでに時間がかかります。
一般的な液晶モニターの起動時間からすると大変に高速な表示のされかたで、0.1秒か0.2秒くらいでファインダーに映像は表示されるのですが、それでも光学ファインダーのデジイチを使い慣れたユーザーには遅く感じます。

また、レンズカバーを取りながらシャッターを半押ししてカメラを起動すると、覗いたファインダーが真っ白となって光っています(わたしの使用する環境は過酷な場合が多いのでレンズカバーは必ず取り付けています)。
感覚的に0.5秒位待たないと映像が映し出されません。
これは、カバーを付けた状態で起動したのでレンズから入ってくる光が無く暗い状態をまずカメラが認識し、次いでカバーを外したので大量の光が入ってきた状態をカメラが認識するために起きています。
レンズを通してカメラに入ってくる光の料が極端に変わるのが原因です。

光学ファインダーのデジイチでもカメラ側の処理は同様に行われているのですが、ファインダーはカメラの処理した映像ではなく、プリズムによって送られた生の映像をユーザーは見るので、ファインダー内が真っ白に光ることはありません。

各種の操作の設定

もう一つ具体例は、露光補正(露出補正)やホワイトバランスの設定画面を呼び出した時の遅さ等です。
あまりに表示が遅いので、操作をする度に「このカメラを購入したことは失敗だったかな」と自問するほどです。
店頭や室内でアルファ77の操作を試している時には気にならないのですが、実際の撮影フィールドに持ち出して操作をしていると、操作の遅さが気になります。

露光補正(露出補正)の設定は、写真を撮影しながら、実際に撮れた写真を液晶モニターに映して見て、アンダーやオーバーなど明るいか暗いかを判断して露光補正を掛けます。
また、ホワイトバランスは、野外での撮影は、晴れていれば太陽光でかまわないのですが、天気がめまぐるしく変わる山では、晴れから曇り、曇りから晴れに変わることはよくあります。
また、晴れていても薄暗い森林地帯の中を歩くことも多く、そうした状況に合わせて、頻繁にホワイトバランスを変更する時が多くあります。

アルファ77の良い点が、撮影した映像がファインダーに表示されることです。このおかげで、EOS 7Dの様に撮影する度にファインダーから目を離して背面の液晶モニターに映し出される映像を見て確認をしなくても済みます。
これは使ってみると大変に良い機能なのですが、おそらくそのために露光補正やホワイトバランスの設定画面の呼び出しが遅くなっています。

最初に撮影した写真がファインダーに写し出されます。
この写真を見て、露光補正を掛けるためにボタンで呼び出すのですが、露光補正は映像確認モードでは表示できないので、撮影モードに切り替えて表示させる必要があります。
操作は、まず再生モードで映像が表示されている時に、シャッターを半押ししてから上面の露光補正ボタンを押します。
そうすると、やや間を置いてファインダーに写し出される再生映像から、レンズから入ってくる映像に切り替わります。
切り替わったら上面の露光補正ボタンを押して、露光補正の設定画面を呼び出します。

この一連の操作、EOS 7Dなどと比べた場合、時間的にはアルファ77の方がかかっていないのです。EOS 7Dは撮影してはファインダーから目を離して背面の液晶モニターに目をやる必要がありますから、ファインダーを覗き放しのアルファ77の方が遙かに少ない動作とわずかな時間で、設定を変更しながら連続した写真撮影が行えます。
しかし、ユーザーはわがままなもので、ファインダーを覗いている時の、(カメラによってもたらされる)わずかな待ち時間も許容できないのです。そして、1秒に満たないわずかな待ち時間が撮影と設定変更を行う度に経験させられるので、強いストレスとなってしまうのです。

後悔の割合

フル充電のバッテリーが1日持たずに空になってしまいバッテリーを交換する時にも「失敗だったかな」と思ったりしていて、今のところは4割の後悔と6割の期待と言った割合です。
最も、アルファ77に対して一番に期待している機能は、防滴防塵に配慮をした設計というところで、これはまだ経験していないので何とも言えません。防滴防塵の機能は出来れば体験をしたくはないのですが、これまで使用していたEOS 7Dが内部に水が進入して壊れたので(1年10ヶ月で壊れてしまった)、過酷な環境でもEOS 7D以上の寿命を持ってくれれば良いと思っています。

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4月 8th, 2012

Posted In: A77