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アルファ77を持って、大岳山、御前山、三頭山の奥多摩三山を1泊2日で歩いてきました。
これまでもアルファ77を持って、高尾山から生藤山、上野原駅・御前山から九鬼山など、歩行時間が10時間前後、距離が28kmほどの稜線を日帰りで歩いてきましたが、日帰りだと背負う荷物が少なく軽量なので、シュラフやテントに数日分の食料を背負って歩く実際の登山とはかなり異なった印象を受けやすいです。

今回のルートは、初日が武蔵五日市駅?馬頭刈尾根?大岳山?御前山小屋、二日目が御前山?三頭山?都民の森?浅間尾根?払沢の滝。
初日の所要時間が約9時間、移動距離が約20km。
二日目の所要時間が約12時間、移動距離が約29km。
所持した荷物の重量は水3Lを含めて約16kg。
このくらいの重量の荷物を背負って、一日10時間前後を歩くと、登山らしい登山の状態で写真の撮影が出来ます。
以下、二日間に感じたアルファ77のレビューです。これまでに書いたレビューと重複する箇所もありますが、省かずに書いています。

重さと大きさ

重い荷物を担いで歩いていると、気になってくるのがカメラの重さと大きさです。
これまで使っていたEOS 7Dは大きく思いカメラで、この点で辛い思いをしてきました。アルファ77はやや思いレンズがセットとなっていますが、そのレンズを含めても、カメラ+レンズの重さはEOS 7Dに比べると持ち重りのしないものでした。
登山では、10gを軽くするために、アルミニウム製の食器ではなく、チタニウム製の食器を使うなど、重さには敏感になるのですが、カメラ本体の重さは変更が効かないので、性能に対して少しでも軽いと助かります。

大きさもわたしの手のサイズにピタリで、しっくりとします。
カメラの大きさは、大きすぎても小さすぎても疲れやすいので、アルファ77の大きさは気に入っています。特に、カメラを片手で取り扱う時の安定感は見事です。

EOS 7Dはやや重く大きかったので、カメラバッグからカメラを取り出し構えるまで片手で動作をするのですが、一日歩きながら撮影をしていると、腕に多少の疲労感を感じました。
アルファ77は、二日間に限ってですが、写真を撮ったために腕に疲労感を感じることはありませんでした。

ファインダーの利点

アルファ77の売りの一つのトランスルーセントミラー・テクノロジーに対応した電子式ファインダーは、ファインダーの中に、カメラが写す映像をそのまま表示してくれるので、撮影がとても楽に行えます。

一般のデジタル一眼カメラの光学式ファインダーの場合、レンズから入ってきた光をそのままファインダーに映すので、カメラ側が露光補正を行ったりホワイトバランスを変更しても、ファインダーの映像には変化が起きません。

アルファ77のファインダーは露光補正を行ったあとの映像をファインダーに映すので、撮る写真に近い映像をファインダーで見ながら撮影が出来ます。光学式のファインダーを持つデジタル一眼カメラのライブビュー機能で撮影をしているシーンをイメージすれば近いです。
ライブビュー機能は便利ですが、それをファインダーを覗きながら出来るのがアルファ77の利点です。

また、電子式ファンダーなので、撮影をした写真をファインダーに表示させられます。
EOS 7Dで写真を撮ると、一枚撮る度に、背面の液晶モニターで写真を確認していたので、撮影ごとにファインダーから目を離してモニターを見るという動作をしていましたが、これが荷物を背負った登山では繰り返していると負担となってきます。特に、花の写真など、屈んで無理な姿勢で撮影をしている時に応えました。

アルファ77では、写真を撮る前の露光補正やホワイトバランスの設定もファインダーを覗きながら出来、撮影後の写真の確認もファインダーで行うことが出来ます。
つまり、写真を撮影しているあいだ中、ファインダーから目を離さないで済むわけです。
わずかな動作でも体力を消耗しやすい登山では、ありがたい機能です。

ファインダーの欠点

電子式ファンダーの欠点は、動作が遅いことです。
露光補正の画面を呼び出す、ホワイトバランスの画面を呼び出す、と言う操作を行うと、ファインダー内の液晶モニターに画像を表示させなければならないので、0.数秒かそれ以上の時間がかかります。1枚なら我慢も出来ますが、1日に300枚、2日で600枚と写真を撮っていると、カメラの設定を変更する度にまたさせるのでストレスを感じます。
また、カメラのファインダーを覗いた姿勢で、0.数秒程度でも同じ姿勢を取らされていると、背中の荷物が肩にぐっと食い込んでくるのが分かります。

登山中は、カメラはバッグにしまい、レンズにはキャップを着けています。
被写体を見つけると、カメラを取り出し、キャップを外すのですが、電源が入ってからファインダーに映像が映し出されるまでに0.数秒かかります。
これだけでもかなりのストレスを感じるのですが、野鳥などが被写体の場合、カメラを構えてもファインダーに絵が写し出されず、ようやく絵が移った時には野鳥は飛んでしまった、と言う事も希に発生しました。デジタル一眼カメラがコンパクトデジカメに対して持っているメリットの一つが、電源を入れてから撮影できるまでの時間の短さなので、アルファ77は、この点では失格と言っていいでしょ。余りにとろすぎるのです。

バッテリー

アルファ77で一番に不満と思っていたのがバッテリーの持ちの悪さですが、登山ではよりその欠点が浮き彫りとなりました。
EOS 7Dならこの季節の1泊2日の登山なら、高山植物の花や紅葉・黄葉の撮影は無いので、撮影枚数も比較的少なく、所持するバッテリーは本体内蔵分にプラス予備1個で済むのですが、アルファ77は純正バッテリーが約400枚、サードパーティー製のバッテリーは200枚前後と撮影枚数がとても少ないので、安心分も含めて多めに盛って行く必要がありました。デジタルカメラはメモリーとバッテリーが無くなるとただの重りとなってしまうからです。

今回持参したバッテリーは、本体内蔵分を含めて5つ。撮影枚数は2日間で667枚でした。
使用したバッテリーは空になったのが2つ、半分にレベルが減ったのが1つでした。
実際に使用したのが3つ、予備として1つ有れば事足りたのが、今回の1泊2日の登山でしたが2日程度の登山で3つもバッテリーを使うとすると、5日間、10日間の登山では何個持って行けばよいか、その重さを考えると気重になります。
1000枚当たり、純正バッテリーで3つ、サードパーティー製バッテリーで4つが必要となります。

アルファ77は性能に対して比較的軽いカメラなのは登山向けなのですが、消費電力が大きいためにバッテリーの消耗が激しく、撮影枚数辺りのバッテリーの個数が多くなります。
今回もバッテリーを4つ、ザックに入れて歩いたので、カメラの軽さもバッテリーで帳消しになっていました。

登山の初日は晴れたものの、翌日は昼前から雨が降り出してきて、昼過ぎには本降りとなり、日暮れまで降ったりやんだりの天気でした。
アルファ77の一番の購入の動機が「防滴・防塵に配慮した設計」だったので、試す意味で、直接雨がかからないことを確認しながら、雨天の中で撮影を続けました。

EOS 7Dは湿度100%の屋久島で3日間の撮影の最終日にカメラ本体とレンズの中に水分が入りこれが凝結してしてしまいました。雨と言うほどの天候ではなく、ぬか雨の様なじめじめした湿気の中での撮影でした。
雨にうたれていなくてもカメラとレンズの中に浸水してしまうという点で、EOS 7Dを購入せずにアルファ77を新規に購入したのですが、1日ほどの雨天の中での撮影なら問題がないと言うことは分かりました。もっと過酷な状況下で試す機会が出てくるでしょう。

ソニーが「防滴・防塵に配慮をした設計」をしてあるとカタログ等に謳っているのは、屋外で撮影をするのには心強いです。湿度の多い条件の元での撮影が安心して行えます。

アルファ77の山の写真

大岳山山頂
DSC07236

御前山山頂
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三頭山山頂
DSC07491

雨で濡れたアルファ77
DSC_0002

アルファ77の記事

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  8. 操作の反応の鈍さが気になる
  9. アルファ77とタムロンAF70-300mmF/4-5.6Di望遠レンズの組み合わせ
  10. 登山とアルファ77
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  12. 縦走登山とSONY α77 in 秩父山脈

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5月 26th, 2012

Posted In: A77