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SONY α77を持って秩父山脈を2回、縦走してきました。
みずがき山荘登山口から瑞牆山、金峰山、甲武信岳、笠取山、雲取山を経て鴨沢まで2泊3日、秩父山脈主脈稜線と呼ばれる縦走路を歩いたのは2012/6/23から6/25にかけてです(奥秩父山脈縦走・付瑞牆山登山)。

三頭山から大菩薩嶺、丹波山を経て雲取山に登り、酉谷山から蕎麦粒山の長沢背稜を歩いて青梅線鳩の巣駅まで3泊4日を歩いたのが、2012/7/5から7/8にかけてでした(奥多摩と大菩薩嶺の逍遙)。

これまでの試験的な1泊2日の登山(奥多摩三山大菩薩連嶺)と違い、2泊ないし3泊の本格的な縦走です。
携帯する荷物も装備も、北アルプスや南アルプスを一週間以上を歩く事を前提としたものにしました。
この縦走登山でα77が、登山での使用に耐えられるか、見極めるつもりです。

昨年、2011年の縦走登山の荷物の総重量は、水を含めて約16kgでした。
今回の縦走登山では18kgと2kg増えました。
理由は、これまで使用していたデジイチカメラのキャノンEOS 7Dと比べて、α77の電力消費量がとても多いために持参するバッテリーの数が大幅に増えたためです。
カメラ本体は多少軽くなったのですが、バッテリーの重さで帳消しになってしまいました。と言うかマイナス。

この記事は、2泊3日と3泊4日の縦走登山で使用したα77の記録です。
ちなみに、天候は雨、ないし高い湿度の曇り。丸一日晴れた日は1日もありませんでしたので、かえってα77の防滴防塵に配慮した設計というのが分かる山旅でもありました。

レンズは、天候が悪いことが出発前から分かっていたので交換レンズは持たず、純正の16?50mmの防滴防塵に配慮した設計のキットレンズだけを持ちました。
F2.8 と明るいのが魅力のレンズです。

これが持参したバッテリー

11個の予備バッテリーに本体に1個。
1つがSONY純正バッテリーで、10個がサードパーティー製のバッテリー。
SONY用のサードパーティー製のバッテリーは、キャノンEOS 7D用のバッテリーに比べると当たり外れが多く、純正バッテリーが約400枚撮れるのに比べて、最高で300枚、最低では100枚未満まで、撮影枚数はばらばらです。
サードパーティー製のバッテリーを先に使用して、撮影枚数が確実に読める純正バッテリーは最後まで予備として撮っておくことにしました。
これまでのα77の撮影経験から、サードパーティー製のバッテリーの1日の消費個数は2.5個。
最長5日の山旅の可能性のある今回、純正バッテリーを含めて12個をそろえる必要がありました。
DSC00881

参考までに、これがキャノンEOS 7Dで昨年、5泊6日の立山連峰縦走の時に持っていったバッテリー。
純正バッテリーを含めて4個。
結局最終日に暴風雨となって撮影できずに下山したので、バッテリー1個を使わずにあまりました。
DSC00882

これがバッテリーの持ち方。
1日分のα77のバッテリーと、単三エネループ2本(GPS用予備バッテリー)を小袋に入れて、リュックサックの小脇のポケットに入れて起きます。
DSC00883

秩父山脈縦走

一般に秩父山脈を端から端まで縦走すると、4日か5日かかると言われています。
わたしも、昨年、奥多摩駅から石尾根に取り付いて雲取山から小川山までを縦走した時は4泊5日かかりました。
ところが今回は、標高の高い金峰山、国師ヶ岳から標高の低い甲武信岳、雲取山と下ってゆくので、歩く日数が大幅に減って2泊3日で歩ききることができました。

登山の装備はもちろん、カメラの予備バッテリーも3泊4日プラス予備日1日の分を用意していました。
おかげで、持参して行くバッテリーの数が増えてしまいました。

これまでに2回、山頂に立っている金峰山ですが、いつも雨だったので、全容を見るのは初めてでした。
撮影場所は瑞牆山の山頂。
DSC09042

金峰山のコイワカガミ。
可変式のチルト液晶ディスプレイで、ピントを合わせて撮影をしました。
18kgの荷物を背負い、みずがき山荘登山口から瑞牆山往復をした上で大弛峠まで歩き通すには、ザックを下ろして撮影をしながら登るのは無理です。
ザックを下ろさなくても、水平に接写できるチルト液晶ディスプレイは、今回も絶大な威力を発揮しました。
DSC09122

二日目。
国師ヶ岳の山頂から、今回の縦走登山で、唯一見えた南アルプスです。
16mmの広角レンズのおかげで、南アの全景を収めることが出来ました。
DSC09339

二日目の昼前。
多少とも青空が見えていたのは午前8時頃までで、その後は曇ってしまいました。
湿度の高い霧が秩父山脈全体にかかっていました。
DSC09401

三日目。
日本で最も美しい森林を持つと言われる奥秩父の稜線を歩きます。
天候は薄暗い曇天でしたが、トランスルーセントミラーと液晶ファインダーのおかげで、自分の取りたい色の絵を、ファインダーを覗きながら設定することが出来ました。
18kgの荷物を背負って歩きながらの撮影では、ほんのちょっとした時間の節約が、体力の消耗を防いでくれます。
DSC09681

三日目。
久しぶりに見た青空は、雲取山の山頂でした。
ところが、山頂を後に下直後から雨が降り出しました。
DSC09810

三日目。
雨の鴨沢。
18時をずいぶん廻っていて、曇天と言うことで薄暗くなっていました。
Pモード、ISOオートで試しに撮影をしたところ、綺麗に写せたので驚きました。
分かっていたつもりなのですが、α77の暗い条件での撮影能力は、相当に高いです。
Pモード
Sスピード1/60
F/4.00
ズーム18.00mm
ホワイトバランス日蔭
露光補正0
DSC09881

三頭山、大菩薩嶺、雲取山の逍遙

これらの山は、日帰り登山、もしくは1泊2日の登山の対象となっています。
今回は、登山コースを組み合わせて3泊4日のルートを歩いてみました。
一つの山を登っては下るので獲得標高は、登りが6972m、下りが7185m、合計で14157mとなりました。歩いた距離は約92kmです。
このぐらい厳しい条件を歩けば、北アルプスや南アルプスを縦走する前の試験として十分です。

天候は、初日が曇り、二日目が曇りのち雨、三日目が曇りと雨が交互、四日目が曇り一時雨でした。
キャノンEOS 7Dで屋久島2泊3日の山旅をした時と似たような天候でした。
EOS 7Dは防滴性防塵性が高いと発売当時言われていたデジイチカメラでしたが、屋久島ではあえなくレンズ、カメラ本体に湿気が入り込んで曇ってしまい、結局これが原因で壊れてしまいました。
α77は幸い、湿気が入り込んだ気配はありませんでした。
SONYの言うところの、防滴防塵に配慮した設計というのは、ウソでは無いようです。
もっとも、こんな過酷な試験は、ヨドバシカメラの1年保証があるから出来るのです。

初日。
落差の大きさが魅力的な三頭ノ大滝を見ながら三頭山に登りました。
都内の滝とは思えないほど、スケールの大きな滝で、16mmの広角レンズでも全景を写せませんでした。
DSC09944

初日。
ヤマツツジ。
さすがに花は散りかけていました。
花の赤と葉の緑が、逆光に近い空の明るさと、どうのような調和になるか、Pオートで撮影していて興味を持った一枚です。
以外に、無難に写されていました。
もっとも、トランスルーセントミラーと液晶ファインダーは、撮影前に、ほぼ、同じ絵を見ることが出来ます。
光学ファインダーとの違いです。
DSC09969

二日目。
大菩薩連嶺の石切峠から見た富士山。
この直後に土砂降りとなりました。
DSC00136

二日目。
午後7時過ぎ。森林の中の道、土砂降りで撮影をした滝を降りる階段です。
わたしは視力がとても良く、夜目も利くのですが、それでも懐中電灯で照らさなければ歩けないほど暗くなっていました。
フラッシュを焚かないで写るか試して見た一枚です。
Pモード
Sスピード0.3秒
F2.80
ISO12800
ズーム16.00mm
露光補正0.7
ホワイトバランス日蔭。
DSC00284

午後8時過ぎに丹波山の街に着きました。
登山道の入口で温泉(?)のボーリングを行っていました。
ライトが明るかったので、Pモード、ISOオートで試しに撮影をしたら、綺麗に写りました。
スナップ写真としてなら、十分でしょう。
Pモード
Sスピード1/4
F2.80
ISO1600
ズーム16.00mm
露光補正0
ホワイトバランス日蔭。
DSC00296

三日目。
ギンリョウソウです。
葉緑素を持たない珍しい植物ですが、奥多摩の山ではよく見かけます。
地面すれすれにα77を構えて、チルト液晶ディスプレイでピントを合わせて撮影をしました。
EOS 7Dでは、縦走登山ではなかなか取りにくい一枚です。
DSC00337

三日目。
雲取山の虹。
半日雨に降られたご褒美に、日没直前に虹が見られました。
DSC00488

四日目。
雨の長沢背稜。
DSC00604

四日目。
午後7時49分、やっと青梅線と鳩の巣の街の光が見えて、ほっとしました。
朝6時1分から歩き出して、13時間55分かけて鳩の巣駅に着きました。
この写真は最高感度のISO16000で撮影をしました。
α77は感度の良いカメラで、ISOをあげなくても綺麗な写真が撮れます。
必要以上にISOをあげてしまうとノイズが多くて使い物にならなくなってしまいます。
Pモード
Sスピード1/8
F2.80
ISO16000
ズーム16.00mm
露光補正0
ホワイトバランス日蔭。

DSC00831

縦走登山とα77の組み合わせの印象

バッテリーの持ちの悪さを改善しないと、荷物が重くなる一方で困ります。
色々試行錯誤をしている段階で、まだ解答が得られません。

山岳写真を撮る目的で登るのなら別ですが、山を歩くのが主目的で、自分の見た絵をそのまま写真に記録として残したいという場合は、α77は最適なカメラかも知れないと思うようになりました。

理由です。
トランスルーセントミラーと液晶ファインダーの組み合わせが絶大な威力を発揮してくれます。
電力量の消費の現況でもあるのですが、ファインダーで見た絵が、そのまま写真として撮されるのは、一度覚えてしまうと、他機種には移れない快感です。
ホワイトバランスや露光補正などの設定を変えると、覗いているファインダーの絵も変わるので、撮影後の液晶モニターに映し出される絵を見ないと確認が取れない光学ファインダーとは決定的に違う操作性を持っています。

実際には、撮影後の写真も、ファインダーに写し出されるので、背面の液晶モニターを見る機会はありません。
全ての操作を、ファインダーを覗きながら行えるので、撮影に集中できるのです。

ちょっと感動したのが、防滴防塵に配慮した設計です。
実は、あまり期待をしていなかったのです。
今回、雨天か雨天後の曇天を丸一日歩き回る日が続いていたので、カメラが置かれている湿度はほぼ100%だったでしょう。
レンズかファインダーが曇るのではと予想をしていたのですが、そうした、湿気がカメラやレンズ本体の内部に入った兆候は見られませんでした。

アルファ77の記事

  1. 初心者がいきなり使える中級機
  2. トランスルーセントミラーの功罪
  3. サードパーティー製バッテリーの話
  4. 純正バッテリーの充電時間
  5. GPSの能力
  6. 花とクリエイティブスタイルの設定
  7. NP-FM500Hバッテリーの撮影枚数
  8. 操作の反応の鈍さが気になる
  9. アルファ77とタムロンAF70-300mmF/4-5.6Di望遠レンズの組み合わせ
  10. 登山とアルファ77
  11. 登山の写真とα77
  12. 縦走登山とSONY α77 in 秩父山脈

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7月 11th, 2012

Posted In: A77