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α77の防水能力

今年の春、EOS 7Dからソニーα77に買い換えた一番の理由はα77が防滴防塵に配慮した設計を謳っているからでした。
防水防滴の規格に則ったデジタル一眼カメラなら、オリンパスEシリーズのE-5があるのですが、発売年月が古いことと交換レンズその他がソニーに比べると貧弱なので購入の対象にはなりませんでした。

α77を購入した今年の登山は、幸か不幸は1回を除いて全て雨に祟られました。
日本アルプスを登山中に降る雨は平野部の雨と違っていて、横殴りの雨と言うことがごく普通です。平野部では暴風雨とでも呼ぶ様な雨の中を、ごく普通に歩くのが登山です。

そんな雨の中をお供させられたα77ですが、今のところ、不具合を訴えることもなしに元気に働いています。
以下、キャノンEOS 7Dとα77の雨、ないし100%近い湿度の中での使用した比較のレビューです。

EOS 7Dの防水の実力

キャノンの現行機種のEOS 7Dも発売当初、写真雑誌などで防滴防塵のデジタル一眼カメラと言われていました。
わたしもそう信じて11月の屋久島に持って行きました。

屋久島はご存じの通り、1ヶ月に35日雨が降ると言われる様な多雨のしまです。
わたしは屋久島に2泊3日で登山に訪れたのですが、初日は湿度は高いものの曇天、二日目は昼前から霧雨の様な細かい雨が降り始めて夜まで止みませんでした。三日目は小雨が早朝から離島するまで止みませんでした。

EOS 7Dですが、初日、二日目と写真を撮影して、三日目の昼前にカメラとレンズ本体の中に水が入って、ファインダーやレンズを曇らせてしまい写真が撮れなくなってしまいました。
防滴構造と聞いていたので雨に対する配慮を欠いていたのが今考えると残念なのですが、本降りでは無かったのでまず大丈夫だろうと思っていたのも事実です。

その後も北海道など日本各地でEOS 7Dを使って写真を撮り続けていたのですが、昨年の北海道旅行(2011/8)で壊れてしまいました。
修理の見積もりと採ったところ、20万円以上の修理価格となるというので、直すのをあきらめた次第です。

この写真は屋久島の三日目にレンズが曇った時のEOS 7Dで撮影したものです。
IMG_0985

α77の防水の実力

EOS 7Dも今から考えると、ずいぶんと過酷な環境で使用していたと思うのですが、α77はそれを上回る環境で使われています。
もっとも、雨に対する配慮は、EOS 7Dで懲りているので、わたしなりにしているつもりですが、根本的に登山の雨天時に使用していることには変わりがありません。

わたしの山旅の記録は登山の記録にまとめてあるのですが、今年の山旅の中でも、北岳登山(付1泊2日白根三山縦走)北岳、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、鳳凰山逍遙の5泊6日の山旅が、α77にとっては最初の試練でした。

南アルプスの雨とα77

初日は晴れていたものの、二日目、三日目、四日目の三日間が雨でした。
二日目は白根三山の縦走の後半で、農鳥小屋から奈良田の第1発電所バス停まで歩いたのですが、朝から深い霧で高い湿度の空気があり、早い時刻から雨が降り出しました。相当に雲が厚く雨粒も激しく降っていたらしく、谷間に下って行くとGAMINのGPSが信号を見失ってしまうほどでした。
三日目は大樺沢の雪渓を登っているときから雨が降り出し、北岳山頂では風が真横から吹いてくる状態でした。北岳を越えて二俣小屋に下る間に雨脚は強くなり本降りとなってしまいました。北岳から二俣小屋までの道が昨年の台風のために荒れてしまい廃道となっていたこともあり、膝上の水位の左俣沢を7回徒渉して二俣小屋にたどり着きました。
四日目は二俣小屋から仙丈ヶ岳を越えて北沢峠までの区間ですが、道の後半の仙丈ヶ岳の尾根道は森林限界の上の吹きさらしの岩稜です。ここまで小雨が降ったり止んだりの天候だったのですが、森林限界を越えた辺りで西風が吹き始め(推定の風速は15m/s前後)雨も大粒になりやがて本降りとなりました。この雨は仙丈ヶ岳を下って北沢峠にたどり着いても止みませんでした。

雨の北岳の山頂。
固有種の北岳草の花の撮影が主目的だったのですが、雨風が強く花の撮影所ではありませんでした。
DSC01814

屋久島の経験から、EOS 7Dをもってこの山旅をしていたとしたら、カメラは三日目の午後か遅くとも四日目の午前中には水がカメラ本体に進入していたでしょう。
これ以前にも雨の中をα77を持ち歩いていたのですが、どの程度の防滴能力を持っているのか不安だったのですが、これ以降は相当の信頼を置く様になりました。

白馬岳の雨とα77

その後、北アルプスの白馬岳とその周辺の山を4泊5日をかけて歩きましたが、このときも初日、二日目、三日目と雨に降られました。
白馬岳登山(大雪渓?白馬三山?槍温泉)
白馬岳登山(大雪渓?小蓮華岳?栂池)
不帰キレットと唐松岳登山(付白馬鑓ヶ岳)
初日は白馬大雪渓を登ったときに雷雨に遭いました。
二日目は本降りの雨で、白馬槍温泉の岩のクサリ場に水が沢の様に流れるほどの雨量でした。
三日目は白馬大雪渓を登るまでは天候はこらえてくれたのですが、白馬岳の山頂から大池まで横風と雨の中の稜線を歩かされました。

雨が激しく、風も吹いているときはさすがのα77も防水袋に入れるので写真の撮影は行わないのですが、夕方にテントを張って一夜を明かすと、翌朝、気温が10℃前後にまで下がるので、カメラなどの電子機器の表面が結露することがあります。
様々な工夫をしているのですが、結露を完全に防ぐ手立てはまだ見つかっていません。
それでもα77は、何事もなかったように稼働してくれます。

白馬岳の北にある分岐を過ぎたら、突然横殴りの雨が降り出しました。
雨具を身につけている間にみるみる着衣が濡れていくのが分かりました。
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常念山脈・剱岳の雨とα77

これは先週歩いて来た常念山脈と剱岳で雨に降られたときの話です。
今年の登山は必ず雨に祟られているのですが、それでも5日山に入れば3日降られるという程度だったのですが、先週は7日間の山旅のうちの6日で雨に降られました。

これだけ雨に降られ続けていると人間の方は雨になれてしまうのですが、カメラの方は逆に雨で痛めつけられた疲労が蓄積して行くはずです。
EOS 7Dは壊れるまでにいくつかの症状を現していましたが、α77は今のところ、そうした症状は1度も表していません。このカメラはタフなのか、鈍感なのか、いずれ分かるでしょう。

さて、常念山脈の雨の話です。
初日、晴れてはいないが雨の気配のない上高地を出発して長塀尾根の道を上って行くと、蝶ヶ岳の山頂の手前で雷鳴が聞こえてきました。慌てて雨具を身につけていると豪雨が降ってきました。見事な豪雨で35mm/h以上の雨量はあったでしょう。山小屋に逃げ込みました。
二日目は早朝から深い霧で湿度の高いことが分かります。蝶ヶ岳から常念岳の肩まではほとんど視界が利かない状態でした。常念乗越を越えて横通岳にかかるとガスが晴れて穂高連峰や槍ヶ岳が見える様になったのですが、それも大天井岳までで、大天井岳の先のキレットで昨日並みの夕立が降ってきました。この雨は燕山荘に着くまで強くなったり弱くなったりしながら降り続けました。
三日目は、燕岳から餓鬼岳までの岩稜を一高一下しながら進みましたが、朝から雨で、止んだのは昼過ぎ、餓鬼岳を下山することでした。

燕山荘のテント場。
テントを張って雨風はしのげても、湿気を防ぐことは無理でした。
DSC00533

餓鬼岳を下山してから信濃大町駅に移動してそこで一泊。
こんどは立山連峰を歩きましたが、3日目に降られなかった他は、初日、二日目、四日目が雨天でした。
初日は、黒部ダムからタンボ平を登って一ノ越を越えて室堂まで。早朝は久しぶりに青空が広がり夏の様な日差しの下を歩けたのですが、タンボ平に入るころに雨。
二日目は剱岳に登ったのですが、往路と復路が風混じりの雨でした。幸い、山頂付近の難路の区間だけは雨は止んでくれました。
三日目は日中は曇りでしたが、テントを張り始めた頃に雨が降り出しました。歩くのが遅かったら降られていたでしょう。
四日目は朝焼けが見えたものの、すぐに雨。終日雨で、八王子駅を降りて帰宅するときもカッパを来ていました。

剱岳の山頂下のクサリ場。
幸い、雨は上がっていました。
DSC08348-1

この山旅では湿度対策としてシリカゲルなども持参して防水袋に入れたりしたのですが、これほど連日雨が降ると、テントの中も多量の水を含んでしまい、寝袋などの装備も湿気っています。
カメラだけ乾燥を保たせるというのも無理な話でした。
毎朝、α77の電源を入れて、動作するか、どきどきしましたが、元気に動いてくれていました。

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9月 13th, 2012

Posted In: A77