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個人向けのノートブックで興味を引いた一台は、やはりタブレットとノートブックの機能を併せ持った、ハイブリッドPCのHP ENVY x2(エンビィ エックスツー)です。
この機種は、HP ElitePad 900と違って、キーボード部分があらかじめタブレットとセットとなっています。ドッキングステーションや各種のジャケットと組み合わせることによって様々な使用形態に変化させられるHP ElitePad 900と対照的に、ノートブックの形に特化していると言えます。
それだけに、タブレット&ノートブックと言うハイブリッドPCとしては、コストパフォーマンスの高い機種となっています。

この日は、現時点で日本に一台のみ存在するという、HP ENVYx2の試作機を実際に手にとって操作することが出来ました。

プレゼンターが手に持って紹介するHP ENVY x2。
日本に一台しかない試作機と言うことで、取り扱いがとても慎重でした。

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HP ENVY x2の発売はヒューレットパッカードのWeb「日本HP ENVY x2 タブレットの機能を備えたハイブリッドPC
icon」によると来年2013年1月以降の様です。
販売価格は7万円前後を予定しているそうです。

以下、発売前ですが、HP ENVY x2のレビューです。

HP ENVY x2の使用感

わたしはヒューレットパッカードのノートブックのユーザーで、現在、メインで使っているノートブックがHP製のPavilion dm1と言う機種です。その前はHP 2133と言うネットブックを使っていました。
HP製のノートブックへのこだわりというのは、たった一つ、キーボードの出来具合です。デスクトップPCと違ってノートブックのキーボードは変更することが出来ないので、最も手に触れ出来不出来でストレスが溜まるのがキーボードなので、わたし自身がタイプをして違和感のないキーボードを備えた機種を選んでいたら、ヒューレットパッカード製のノートブックとなったわけです。
ただ、HP製のノートブックのキーボードには2系統がある様で、HP 2133やdm1のキーボードとはおよそかけ離れた不出来なキーボードを備えたノートブックもあります。
HP ENVY x2はどうやら前者に近い様で、わたしはキーボードのタイプ感に満足できました。

デザイン

基本はアルミ筐体です。
HP 2133でわたしにはおなじみです。
非常にタフで洗練された印象を持っています。

タブレットとキーボード部分は当然ですが統一されたデザインです。
ただし、このデザインだと好き嫌いははっきりしそうに思えます。わたしは気に入っているのですが、大嫌いだという知人もいます。

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タブレット

一番気になるのがタブレットの出来不出来です。
わたしはタブレットユーザーでは無いので、直接の比較は出来ないのですが、ドコモショップやauショップで見かけるAndroid タブレットと比べて、画質、使用感とも劣る様には見えませんでした。
タッチパネルの操作感もまずまずの出来です。

わたしは、1年ほど前から、キーボードの使えるAndroidタブレットを探していたのですが、価格と性能の釣り合いがとれる機種が見つからなかったので購入は控えていました。
わたしの欲しい機能はテキストエディターなど限られているのですが、Androidタブレットには今のWindows7で使用しているテキストエディターやアプリケーションが搭載できないのです。
HP ENVY x2をタブレットPCと捉えずに、ノートブックがタブレットPCとしても使えると捉えると、Windows8で動作するアプリケーションはほぼ使用できるので(メモリーやCPUの関係で動作しないアプリもある)、Androidタブレットに比べると、使用範囲は広がりそうです。

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タブレットとキーボードのジョイントについて

キーボード側のタブレットを差し込む箇所にはマグネットを搭載して、安定を確保しています。
このジョイント部分は、抜き差し試験を1万回行って、差し込みが緩んだりしないことを実験で確認しているそうです。
実際に触れてみて、かなりしっかりとした作りであることが分かりました。

タブレットとキーボードの重量&バランスを確保しています。つまり、タブレットをキーボードに差し込んでもアンバランスにならない様になっています。
同席した人の話では、あるメーカーの同様なタブレットとキーボードを組み合わせた機種はタブレットが重すぎてヘビートップとなり、タブレットをキーボードに差し込むと、ちょっとした事でバランスを崩して倒れてしまうそうです。
HP ENVY x2はバランスは良くとれていました。

タブレットをジョイントに差し込むのですが、実にスムースに差し込めます。
しかも、差し込んだときに、しっかりと固定されたという感覚が手に伝わって来るので好感が持てました。

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バッテリーの駆動時間とアダプター

HP ENVY x2はタブレットとキーボードを組み合わせることで、HPのノートPCで最長クラスの14時間のバッテリーの駆動時間を実現しています。
内訳は、タブレットで7.5時間駆動、キーボードで6.5時間駆動します。

わたしが気に入ったのが、タブレットを充電するACアダプターのソケット。
ヒューレットパッカード製のノートブックのACアダプターのソケットは大きく邪魔になるものが普通なのですが、この機種はやや違っていて、野暮ったいものの、携帯電話のソケット並みの大きさでした。

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キーボード

ヒューレットパッカードによると、キーボードに気を遣っているそうです。
フルサイズのキーボードを採用しています(浮き石型キーボード)。
サイズは、キーストロークが1.5mm、キーピッチが18.9mmです。

展示品は試作品で、キーボードは英字配列のものなので、日本語配列とは異なりますから、製品版と全く同じになるか分かりませんが、HP 2133やdm1と言った、これまでわたしが使用してきた機種に近いタイプ感を実現していたので、期待を持っています。
ピッチ、ストロークとも不満はありませんでした。

それと、キー配列が左下は「ctrl」「alt」の順に並び、また右上は「delete」「backspace」の順に並んでいるのも、良かったです。
ただし、この配列だと、Let’NOTEユーザーには逆になるので使いづらいでしょう。

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実際の重量と持ち重り

タブレットPCやノートブックは持ち歩くモバイル機器ですから、実際の重量が重いと、どんなに高性能でも、長時間駆動しても実際に外には持ち出さなくなります。
また、カタログ上の重量はそれほど重くなくても、手で持ったときに持ち重りをする様だと、使い勝手が悪いと言うことで、自然に使わなくなってしまいます。
わたしの様に、複数台のパソコンで常時作業をしていると、特にそうなる傾向にあります。

重量はタブレットが710g、キーボードが700g、合計1.42kgです。
手に取ってみると、1.5kgを切る重量と言うことが分かる持ち重りです。
日本のユーザーは割と贅沢で、「1kgを切らないとモバイルデバイスとは呼ばない」と言う方も多いようですが、わたしには十分に持ち運びに適したデバイスに思えました。

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拡張性の確保

キーボードには(フルサイズの)SDカードリーダーを搭載しています。
タブレットにはmicroSDカードリーダーを搭載。(外部記録メディアを用意していないiPadをかなり意識している様です)

わたしの実際の使用シーンで言うと、パソコン間のデータの受け渡しには、1GBのSDカードかUSBメモリーを利用することがほとんどです。
このため、SDカードないしmicroSDカードリーダーをタブレットにもノートにも装備してくれると、使いやすくなります。

オーディオ

オーディオはディスプレイの面にステレオスピーカーを搭載しています。
ヒューレットパッカードの話によると、タブレットで正面にステレオスピーカーを搭載した機種はまだまだ少ないそうです。
それと、ノートブックでおなじみのBeats Audioを搭載しています。
ノートブックは外部スピーカーなどは付けずに、オールインワンとして使うことの多い機種ですから、スピーカーや音源にこだわっているのは他社の機種に対してアドバンテージを確保する狙いがあるのでしょう。
わたしは、音には全くこだわりがないので、この点はよく分かりません。

NFC

NFC(近距離無線通信技術)を搭載しています。
タブレットで競合機種に搭載されている数は少ないと言うことです。
ヒューレットパッカードが考えているNFCの使用シーンは、お財布携帯的な支払い処理(カードエミュレーション機能)、スマートフォンやタブレットなどの携帯デバイスとのデータの交換(端末間通信機能)、電子ブックや動画などのデータの入手(リーダー・ライター機能)などです。

OSとCUP

OSはWindows8 32bitです。
CPUはインテル Atom(TM) Clover Trail。

10月 25th, 2012

Posted In: HP, タブレット, ノートブック