うろぐ

インターネットサービス&デジタル家電&デジタルカメラ&パソコンのレビュー

2012/11/15に虎ノ門でAMNがノートンのブロガー向けのイベントを開催しました。
この2年ほど、インターネット上のセキュリティについて遠ざかっていたので、新しい知識を得たかったので出席をしました。
以下、当日のイベントの備忘録です。

これが当日の会場の様子です。
26階のスペースでイベントが行われました。
窓の外には東京の夜景が広がります。
ゆったりとしたソファーに腰掛けて、フリードリンクを飲みながらシマンテックの人の話を聞きます。

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ノートンのインターネット上の脅威の話は、マルウェアやウィルスなどに感染したPCやスマートフォンから銀行口座番号とパスワードの窃盗や個人情報の抜き取りなど、金銭が目的のものばかりだったので、時代が変わったことがよく分かります。

数年前までの、PCの内部を改ざんしたりして自分のプログラミングの腕を試すウィルスや、ウィルスに感染したPCがユーザーには分からないままネットにアクセスして情報の窃盗や特定のWebsiteに攻撃を仕掛ける話などは、されなくなっていました。
もちろん、こうしたウィルスは現在でもあるのでしょうが、深刻なネット上のセキュリティとしては、金銭目的の情報の窃盗が大多数を占めているのが実情なのでしょう。大規模な犯罪組織が情報窃盗に動き始めたと言う話を聞いてから数年が経ちました。犯罪組織の組織力によったネットの脅威が現実のものとなった様です。

シマンテックの新製品「ノートン360」

こうした時代の変化を受けて今年9月に発売されたセキュリティソフトがノートン360です。
「スリーシックスティ」とシマンテックの人は読んでいました。
読み方でシマンテックが英語圏の会社だと言うことが改めて分かったのですが、日本語では「さんびゃくろくじゅう」「さんろくまる」と読むのが一般的なのではないかと思ったりもしました。

ノートン360は1パッケージを購入すると、Windows OS、Mac OS、Android OSを搭載したパソコンやスマートフォンに3台までインストールすることが出来ます。
ちなみに、iPhoneなどのiMac OSに対応した製品は鋭利開発中で、現時点ではまだ製品はありません。
なぜ3台かというと、ノートンの調査では、個人ユーザーでPCやスマートフォンを複数台所有している人は、大半が3台以下という結果が出ているからだそうです。
わたしはノートブック1台、デスクトップPC1台、Androidスマホ1台を使用しているのでこの3台と言う数に当てはまります。
PCはノートブック1台だが、スマホとタブレットが1台ずつと言うユーザーも最近は多いそうです。

最新のセキュリティの事例

銀行の偽サイトを使って、巧妙にIDとパスワードを取る事件が発生しました。
PCがウィルスに感染したことで、ある銀行のサイトとほとんど同じ画面を表示させ、口座番号やIDやパスワードを盗み取ると言うものでした。
社会問題となて、該当のネットバンク以外の銀行からも注意を呼びかけるメールが頻繁に送信されていました。

遠隔操作ウィルスによるえん罪事件が発生しました。
19才の大学生はもちろん無実なのですが、大学を辞めざるを得なくなりました。
日本の場合、警察に逮捕されたという時点で犯罪者と思われる傾向が高いので、えん罪で無実と分かっても、後々までも逮捕されたのだからあいつは悪いやつなのだろうというレッテルが貼られ続けるのが実情です。

ネットにアクセスするツールの変化と課題

インターネットにアクセスする道具(デバイス)が劇的に変化をしています。
モバイル端末、特にスマートフォンが激増しています。
先月、ある大手検索会社の社員が講師のセミナーに出席をしたのですが、その検索サイトで検索をするユーザーの20%以上がスマートフォン(タブレットを除く)からのものと言うことでした。来年か再来年にはPCを抜いてスマートフォンがネットデバイスの過半を越えるのではないかとの予想も示されました。

モバイル端末が増加することで、新たな課題が出てきました。
スマートフォンのマルウェア1万3千種以上がノートンに確認されているのです。
マルウェアが内包されたアプリケーションをインストールすると、情報をどんどん取られてしまいます。

ワンクリック詐欺も増えています。
ワンクリック詐欺はあるサイトに誘導されたりして、画面の指示に従って操作をすると、高額な請求をされるものです。

マルウェア感染やワンクリック詐欺は、PCにセキュリティソフトをインストールしておけば、大半は防げるものですが、スマートフォンにはセキュリティソフトをインストールしているユーザーはPCに比べるとまだまだ少ない様です。

盗難・紛失はスマートフォンならではでしょう。
アメリカでは情報の窃盗を目的としたスマートフォンの窃盗が多発していて盗難・紛失の割合は2人に1人を上回っているそうです。
日本はアメリカに比べるとまだゆったりしている様で、スマートフォンの盗難・窃盗は10人に1人が経験している程度です。
ノートブックにパスワードを設定したりハードディスクのデータを暗号化したりしているユーザーは多くいますが、これからは携帯端末を無くしたときの対策をしておくべき時代になったと言えるでしょう。。

マルチデバイスに対応したセキュリティ製品

現代のユーザーはPCではWindowsとMacを併用し、外出先のネットへのアクセスは主にスマートフォンやタブレットを使うなど、多様化しています。

ノートンのセキュリティ製品は、Windows用、Mac用、スマートフォン用などがあります。
ユーザーがそれらのデバイスに個々にセキュリティ製品を購入するのは、経済的な理由も含めて無理があるでしょう。
Windows PCとMac PCとAndroidスマートフォン用のセキュリティソフトを個別に購入してインストールを行ったとしても、ユーザーインターフェースや機能が異なっていると、それぞれのソフトごとに操作方法を覚えなければならないのでやっかいです。
使い方は覚えやすいですが、機能は記憶が混乱してしまい、使えると思っていた機能がPCのものでスマートフォンでは使えなかったりするケースがありそうです。

ノートン360は、3つまで3種類のデバイスにインストールを行えるので、この点便利です。
WindowsとMacは、パッケージ版にはCD-ROMからインストールを行います。Androidはダウンロードしてインストールします。

ノートン360のセキュリティ

5つの階層でプロテクションを行います。

ネットワーク
企業向けの高性能のエンジンを使って、マルウェアやウィースルが侵入を防止しします。

評価
世界中の1億3千5百万台のデバイスから情報を集めて、脅威かどうかを評価しています。

ふるまい
アプリケーションのふるまいだけを見て、ふるまい検知を行っています。見かけでなく動作で脅威か否かを判断をしています。20年以上のノウハウがものをいう分野でノートンのセキュリティの特長と言えるそうです。

ファイル。
システム内部に入り込んだマルウェアの排出と駆除。

感染と隔離・修復

具体的には..

webインサイトによる詐欺行為の防止。
最近のフィッシング詐欺は特定の個人など、とても狭い範囲を対象としているそうです。
詐欺サイトは殆どが新しく開設されたサイトなので、「新しいサイトか否か」を一つの判断基準としています。
次に、「利用するユーザー数が少ないか多いか」で判断をしています。特定の個人を対象としているので、利用者が極端に少ないのが特徴だからです。
そして、「個人情報の入力を求めるか否か」から判断します。

分かりやすくシンプル

わかりやすくシンプルなアプリケーションを目指しているそうです。

今回のノートン360はVer6なのですが、製品のバージョン表示は外しています。
これは、ユーザーに常に最新のバージョンをユーザーに使ってもらうと言うことをノートンが意識しているからです。ノートン360がネットから常に最新のバージョンを自動でダウンロード・インストールを行うので、バージョンの意味合いが薄れたと言うことも言えるのでしょう。

インターフェースはシンプルでわかりやすくしているそうです。高性能・高機能になるほど、アプリケーションは操作方法を覚えるのが大変で使いにくくなってしまう傾向にあります。

ノートン360マルチデバイスは3つのOSで使うことを前提とした製品なので、OSごとの違いもあるので、製品の方を統一したインターフェースとし、ユーザビリティ向上させないと、使われなくなる、つまり売り上げにつながらないと言うこともあるでしょう。

2008年頃までのセキュリティソフトは処理速度が遅く評判が悪かったのですが、それに懲りたらしく、2010年以降のセキュリティソフトは処理速度が速くなり、ユーザーにストレスをかけなくなりました。

ノートン360でも同様で、パフォーマンスの向上を目指しています。
すでに安全と認められているファイルは、スキャンせずにやり過ごすので、処理速度を向上させられるそうです。

SNSをより安全に利用できるように

mixiやfarcebookの投稿にURLが書かれていることがよくあります。
このURLが安全なサイトなのか、詐欺サイトなどの危険なサイトなのか、URLを見ただけでは殆どが分かりません。

mixiの機能をスキャンして、危険、安全を視覚的に表示させる機能が搭載されました。
このセキュリティは、ブラウザに機能を追加(拡張機能)することで実現しています。
対応しているのはインターネットエクスプローラ、ファイアーフォックスの2種類のブラウザ。クローム対象外ですが、現在対応すべく鋭利力中(年内は無理とのこと)です。

farcebookではfarcebook APPで実現している点がmixiと異なります。
ノートンの製品ではなく、無償でfarcebookのアプリとして利用することが出来る(farcebookで検索して利用する)。
製品からは簡単に利用する事が出来ます。

URLの安全性

検索エンジンを利用すると、検索結果のURLの安全度を視覚的に表示させています。
この機能はブラウザの拡張機能を利用しています。
インターネットエクスプローラ、ファイアーフォックス、クロームが対象です。

ノートンセキュアード(最高ランクの安全性を持つURL)の表示がされるURLは法人に多いのですが、住所が登記簿通りに実在するか、24時間以内の間隔でマルウェアのスキャンを実施しているかなどの基準を満たしていることが条件だそうです。
googleなどで検索をした結果の画面に、安全、危険、未確認などの情報が表示されるのは、ノートンだけでなく、トレンドマイクロ、マカフィーなどの製品でも行われているのですが、どの様な基準で分けているのかを聞いたのは初めてです。

3デバイスのライセンスの利用方法

デバイスを入れ替える事ができます。
1台のPCのノートン360をアンストールしてから、新しいデバイスにノートン360インストールをすることで、ノートンがインストールされるデバイスを入れ替える事が出来ます。

当たり前のことなので見逃されやすいのですが、このデバイスの入れ替えはPCとPC、PCからスマホ、スマホからスマホ、スマホからPCと行うことが出来ます。

わたしはだいぶ前にMacからWindowsに乗り換えたのですが、パソコン本体の価格よりも、アプリケーションの買い換えに要する費用の方が高くつきました。
パソコンのハードの価格が下がっているので、この傾向は現代ではさらに顕著でしょう。
ノートン360に限って言えば、MacもWinも使えるので、新たに買う必要がありません。財布に優しいです。

営業マンや開発者との会話から得た話し

複数年契約について

シマンテックは複数年契約は考えていないそうです。
単年契約・更新のビジネスモデルを変更することはありません。
ただ、長期間ノートンのユーザーに対して、何らかのプレミアムを提供したいという考えはあるそうです。

わたしが利用しているトレンドマイクロのウィルスバスターは3年契約です。
ユーザーのメリットとしては複数年契約とした方が割安と言うこともあるのですが、常時使い続けている製品を毎年契約更新するのも面倒なので、手間を省くということもメリットと言えるでしょう。
企業側からすれば、複数年契約とすることで、ユーザーの囲い込みが出来るメリットがあります。
わたしのウィルスバスターはまだ1年半以上も契約期間が残されているので、例えばノートン360に現時点で乗り換えるというのは、金銭的な無駄が発生してしまうので現実的ではありません。

速度の向上の様々な工夫

現在のノートンの製品は、パソコンやスマホに負荷をかけて処理を遅くしない様に設計されているので、ほとんどストレス無く作動させることが出来るそうです。
これはセキュリティソフト・メーカー各社が行っていることなので、セキュリティソフトをPCにインストールしたからと言って、突然にPCの動作が遅くなると言うことはまず無いでしょう。ウィルスバスターの他にマカフィーも使ったことがありますが、PCの動作への影響は殆ど感じられませんでした。

ノートンの工夫は面白いところにもありました。こうした話は直接に開発者に聞かないと分からないのです。
わたしがセキュリティソフトに持っている不満の一つが、差分のダウンロード・インストールの問題です。
新製品が発売されてすぐに購入し、購入の直後にPCにインストールをすると、殆ど最新のセキュリティの定義なので、差分はわずかしかありません。
ところが数週間、数ヶ月経ってから、PCを買い換えたり、HDDを取り替えてOSなどを再インストールした場合などに、もう一度、セキュリティソフトをインストールしなければなりません。このときはCD-ROMなどのセキュリティの定義が古くなっているので最新の定義をダウンロード・インストールする必要があります。差分の更新が大量となるのです。
差分のダウンロードとインストールだけで数時間から場合によっては半日、一日とかかる事がありました。

現在のノートンの製品は、そうしたことを防ぐために、最新の脅威に対する差分の更新を優先してダウンロード・インストールを行い、古いウィルスやマルウェアでほとんど現在は流布していない脅威に対しては、優先順位を低くしてダウンロード・インストールを行う様にしているそうです。

このため、パソコンやスマホやタブレットを買い換えたり買い増ししたりして、以前に購入していたノートン製品をインストールした場合でも、差分の更新にかかる時間は、一回あたりは短くて済む様になっています。

スマートフォンを紛失したときにノートン360ができる事

遠隔操作でスマートフォンにインストールしてあるノートン360を操作できます。
GPSを内蔵していて動作させていれば、GPSから位置を特定することが出来ます。google mapsの地図上にアイコンでスマートフォンの位置を表示させることも出来ます。
さらに、スマートフォンが盗まれた場合は、窃盗犯が移動した経路を、Google mapsにルートとして表示させることも出来ます。

位置確認はGPSの他にも、Wi-Fiと携帯電話の電波アンテナの3つから行うことが出来ます。
例えば、バッテリーの消耗を防ぐためにGPSはオフにしていても、Wi-Fiや携帯電話の電波アンテナからおおよその位置は分かるわけです。スマートフォンの位置が動いていれば、誰かに拾われていたり窃盗に合っている可能性があることが分かります。

Wi-Fiや携帯電話の電波アンテナから位置を割り出す機能は、ノートンがキャリアと契約を結んで実現をしているそうで、日本国内だけでなく、海外でも利用が出来るそうです。
ニューヨークやワシントンで紛失したスマートフォンの位置を、日本で確認することも出来る様です。

紛失したスマートフォンのカメラで撮影を行い、画像を遠隔操作しているPCで見ることが出来ます。
窃盗なら犯人の顔や衣服が映し出されるかもしれません。
紛失なら、駅の構内や公園の樹木が映るかもしれません。

PCからスマートフォンにメッセージを送信できます。
警察に届けられた場合など、連絡先を画面に表示させられるわけです。

こうした機能は、PC向けの製品をノートンでは発売しているそうです。
もちろん、ワールドワイドに対応しています。

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11月 19th, 2012

Posted In: アンチウィルスソフト, ノートン(シマンテック)