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数日前にEPSONからウェラブルデバイスを案内するメールが届いたと思ったら、今日(2015/2/12)はSONYからウェラブルデバイスの発売発表のメールが届きました。
スマートウォッチもAndroid OSを搭載したモデルがすでに発売されていますが、各社各様、同じ腕時計型のウェラブルデバイスなのに、メーカーによって全くセールスポイントが異なっているのが現状の様です。
次期デバイスとして各社最も力を入れている製品群なので、今のうちにわたし自身のためにまとめてみました。
以下メモ書きです。

注:デバイスとは端末のこと、このページではスマートデバイスの意味で使用。ウェラブルは腕時計の様に体に密着をしているの意味。このページで言うウェラブルデバイスとは体に密着をした多機能高性能の携帯端末を意味する)

わたしとウェラブルデバイス

最初に自分の紹介をしておかないと、本文の文章が伝わりにくいので書きます。ちょっと長いので、読み飛ばしてくれてもかまいません。

読み飛ばして下の本文に移動する↓↓

わたしとスマートデバイス(スマートフォン、タブレット、ウェラブルデバイスなどの総称)の関係ですが、仕事スマホとタブレットとパソコンで同じURLで見られるWebSiteを製作しています。レスポンシブルWEBデザインと呼ばれています。このうろぐはWPに他人様のプラグインを導入しているだけですが、一応はレスポンシブルWEBデザインに対応しています。

次に趣味ですが、登山、ランニング、トレールランニング、カヌー、サイクリングなど、主にアウトドアで活動をしています。アウトドアにいると自分の現在位置や通ってきたルートなどが気になり、出来れば記録を取っておきたいと思う様になります。
わたしは、位置情報を記録するためにスマートデバイスが発売されるまでは、GAMINのハンディGPS(登山用約8万円)を持っていました。
例えば、幸手マラソンに出場したときは、ウエストバッグにGPSを入れて走りました(結構邪魔でした)。

2010年頃からGPS内蔵スマートフォンが発売され始め、2012年頃には殆どのスマホユーザーがGPS(ないしWiFiなど)によって位置情報を得られることが当たり前となりました。
北岳山頂や槍ヶ岳山頂で登頂記念の写真をスマホで撮れば、自動でGPSが取得した緯度経度の数値を写真のExifに書き入れてくれます。どこで撮った写真か時間を経ると分からなくなるものですが、GPSの情報が写真に書き込まれているので、写真を地図上にドラックすれば、後はプログラムが自動で撮影した場所の地図を表示してポップアップメニューでピンポイントで位置を教えてくれます。

さらに、アプリをインストールすれば、GAMNのGPSと同様に歩いたり走ったりしたルート(以下トラックデータ)を、GPSから緯度経度高度情報として取得して記録することも出来ます。スマホがあれば無料かせいぜい数百円でわたしの8万円のハンディGPSと「少なくともトラックデータを数時間保存できる」と言う機能は同等に得られます。

登山は暴風雨や暴風雪、濃霧などに出合うと数メートル先も見えなくなり遭難の危険性が高くなるのでちょっと特殊で別格ですが、サイクリング、ランニング、トレラン、カヌーなどはスマートデバイスのGPS機能で十分に役割が果たせます。

スマートデバイスの中で、わたしが所有、使用しているウェラブルデバイスは、ランニング用途に数年前に発売されたEPSONのSS700ですが、ランニングの他にも登山やサイクリングにも愛用しています。
マニュアルダウンロード | WristableGPS | SS-700S | エプソン
なかなかよく出来たデバイスで、ロードバイク(自転車)でサイクリングに出かけると、走っているときに見るとその時点での速度を表示したり、休憩中に累計を見ると平均速度や走った距離など必要な情報が得られるので、サイクルメーターが必要がなくなりました。
また、SS700のデータはEPSONのNeoRunにアップロードして管理をするので、パソコンやスマホなどネットにアクセスするデバイスを問わないのも重宝しています。

この様に、わたしは仕事でも趣味でもスマートデバイスとは縁が深く、これから普及するとメーカーが期待しているウェラブルデバイスにも興味があるのです。

ここから本文です。

ウェラブルデバイス

SONY

今回、SONYから紹介メールがあった製品がこれです。
SSE-BTR1
来月発売の商品なのですが、詳細はSSE-BTR1 | Smart B-Trainer | ソニーからご覧になれます。

SONYはすでにスマートウォッチSW50を発売していますが、SW50が音楽やスマホとの親和性を強調しているのに対して、SSE-BTR1はランニングユース(記録を残す、走りながら音楽を聴く)を強調しています。

同じウェラブルデバイスでも、メーカーによって訴求点が異なっているのが面白いですね。
SONYはもともとトランジスタラジオやウォークマンなどの音楽やトリニトロンTVなどの映像が強いメーカーでした。
最近はメーカーの印象は薄れてしまってスパイダーマンや007等ハリウッド映画の印象が強い)

SSE-BTR1

*

来月(2015/3)に新規発売されるSSE-BTR1はイヤホーンタイプのウェラブルデバイスです。
形状から分かるとおりに音楽を聞く機能を訴求しています。
キャッチコピーは「ランニングを記録する。音楽と音声がトレーニングをサポートする」となっています。
わたしの20000年代に当てはめると、GAMINのGPSとiPodを持って皇居一周コースを走っていたのが、イヤホーン一個で済む様になった、と言うイメージでしょうか?
この製品、惜しいことに右と左と、二つのイヤホーンは繋がっているのですね。出来ればbluetoothを使用して完全なワイヤレス化を果たして欲しかったところです。

買うか、買わないか、ですが音楽を聞くことが主というランナーにはお勧めと思いますが、その点を除くとこれまでに各社から発売されてきたウェラブルデバイスとあまりかわり映えがしません。
特徴的な新機能は皆無です。

EPSON

EPSONはエプソンのウエアラブル | 製品情報 | エプソンに製品群がまとめられています。

このページを見ると、EPSONはスポーツを細分化して、ランニング向けのウェラブルデバイス、ゴルフ向けのウェラブルデバイス、などとなっています。

PS-500Bは腕時計型のウェラブルデバイスですが、脈拍数の計測や効率的なトレーニングのアシスト、カロリー計算などを前面に出しています。
わたしの使用しているSS700の機能を進化させたと言えそうです。

と言って、WristableGPSシリーズが無くなったわけではなく、WristableGPS | 製品情報 | エプソンのページがあります。

面白いのは、WristableGPSシリーズのSF-710Sなど30時間稼働モデルが登場していることです。わたしが北アルプスの笠ヶ岳から栂海新道までを10日間かけて縦走した時、最終日の10日目、早朝5時に北ア朝日岳小屋を出発してから約15時間をかけて北陸本線の親不知駅まで歩き通したとき、SS500(発売日の相当前に予約していたSS700の納期が遅れて間に合わなかったこともあってモニターとして貸与されていた)で登山データを計測していたのですが、「14時間を過ぎたところでバッテリーが切れたのでSS500による登山データは完全なものとはならなかった」とエプソンの社員に返すときに伝えたことも影響しているのかもしれません。

この2つの製品群を見てしまうと、2つの部署が、思い思いの製品を作っていて、横の連絡が取れていない様な印象を受けます。
ターゲットユーザーの違いは、しいて言えばWristableGPSシリーズはランナー、ウェラブルシリーズは日常生活の適正化を求めている人、と言えそうです。

EPSONはセイコーエプソンと言う呼び方が未だに残っている様に、腕時計メーカーでした。
EPSONがSS700を発売したときにわたしは直接社員の方と話す機会を得たのですが、腕時計メーカーとしてのリストバンドの良さを強調していたのが印象的でした)
腕時計との親和性からランナー向けのデバイスを発売し、その流を受け継ぎながら、ランナーに求められる機能はより深く、スマホとの親和性はより広く、と進化を遂げている様に見られます。

WristableGPSSF-810B/V

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EPSONの新製品がこのWristableGPSSF-810B/V です。
キャッチコピーは「胸ベルト不要で手軽に心拍トレーニング」「周回コースやビル街でも高精度に測位」「WebアプリNeoRunでデータを管理」となっています。

同じEPSONの古いモデルのSS700(当時のハイエンドモデル)を使っているわたしから言うと、胸ベルトは本当に邪魔でした。ランニングのときは付けますが、サイクリングや登山などでは絶対にする気が起きません。

次いで、GPSの精度ですが、山の稜線や河川敷のランニングコースなど開けた場所なら殆ど誤差はありません。
しかし、住宅地やビル街の中のコースを走るときなど、時計モードからGPSモードに切り替えてGPS衛星を測位させるのですが、最低4個の人工衛星からの電波を受信しないと緯度経度高度の測定が出来ないのですが、この最低4個の衛星からの電波を受信して現在位置を把握し、「計測しながら走れる状態」になるのに、GAMIN GPSの二倍から時には10分以上もかかる事がありました。
日本が打ち上げた準天頂衛星みちびきにも対応していますので、相当に改善されたと期待したいところです。今までがひどかったので。

NeoRunは数ヶ月前にデザインを刷新して、それまでのパソコン版から、マルチデバイス対応版となりました。
機能は便利で愛用しています。
ランニング用アカウント、登山用アカウント、サイクリング用アカウントと、3種類のアカウントでデータを目的別に管理できるので便利です。
SONYの製品にはこうしたWebサービスは書かれていないので、無いのかもしれません。
ちなみに、GAMINもWebサービスがあります。

所感

両社のウェラブルデバイスのページを見たわたしの感想ですが、進化の途上と言うよりも、ようやくスタートを切ったと言う印象の方が強いです。
GPSトラックデータ記録機能や音楽プレーヤー機能、スマホとの親和性、等はユーザーから見ればついていて当たり前の基本機能なので、わざわざメーカーが新発売の時に強調する機能では無いでしょう。

ウェラブルデバイスを買うか買わないかですが、新しいツール好きなら買いでしょう。また、腕時計は一つしかしないので、わたしの様に日常的にGPSを内蔵した旧型ウェラブルデバイスの愛用者も買って後悔はしないでしょう。

逆に、それ以外の人には、現時点でのウェラブルデバイスを購入してもメリットはほとんどないのでは、と思います。
バッグや脱いだジャケットの内ポケットに入れたスマホに着信があったことを腕時計型のウェラブルデバイスなら知ることが出来る、と言う機能を強調せざるをえない点など、哀れさを感じるほど、新機能に乏しいです。

今年の上半期には、AppleのiWatch(仮)が発売されるでしょうから、他のメーカーは、多少不完全でも先行発売をしてユーザーの囲い込みをしたかった、と言うのが実情かも知れません。
Apple製品の登場を待って、比較するのが賢明でしょう

2月 12th, 2015

Posted In: SmartPhone/スマートホン&mobile/携帯WiFi&通信サービス